見出し画像

「この世から僕だけが消えることが出来たら」を本気で考察してみた

お元気ですか。私はお元気です。

10日のコンサートから早2日、なぁ~んにもやる気が起きねぇのに仕事は沢山あるの何事~~~~???って感じなんですけど、取り敢えず生きているだけで偉いし、出社してるだけで偉い。なんなら上司と会話してるだけでも偉い。自分偉すぎ・・・と思いながら生きております。

さて、コンサートから何かとオタクをざわつかせている岡田奈々様作詞曲「この世から僕だけが消えることが出来たら」ですが、色々な世界観の意見がある中で、私も本気でこの曲に向き合ってみることにしました。
私はこの曲が披露されてから激重感情込め込め曲って言ってたけど、果たして本当にそうなのかしら?とふと思い立ったもんで。ええ、クララは立ったもんで(?)

あくまでも「私の」考察であり、実際岡様が何を思って書いたかはサッパリ解りませんが、暇つぶしだと思ってお付き合いくださいませ。なんなら皆さんの考察もお聞かせ願いたいものです。
よっしゃいくぜ!


まず一通り歌詞を見て、これは一方の「僕」ともう一方の「僕」で、「君」を好きになったことによって生まれた感情や欲望をどう処理すべきかと葛藤している歌だと思いました。
めちゃくちゃ簡単に言うと、「君を手放したくない独り善がりな僕」と「君を幸せにできないのなら身を引く僕」の両極端な自分の心の鬩ぎ合い。
大好きだし愛しちゃってるし、でも僕が君を幸せに出来るかって言われたらもしかしたらそうではないかもしれないし、それならいっそ手放して僕はひとりでいるべきなのでは?とひたすら鬱々と悩んでいる。

おい!!!しっかりしろ「僕」!!!!!!!(往復ビンタ)

この世から僕だけが 消えることが出来たら
儚く愛しい想いのまま
美しいその影を残したら さようなら
胸の奥の哀しみを今抱き締めて

まずサビから始まりますが、もうただただ「僕」は消えてしまいたいのだな、と。
「僕」にとってこの世界で不要なものは、「僕」が持っている歪んだ愛や嫉妬心、執着心で、それを持っている「僕」自身は消えてしまっても良い。ただ、「君」を想う謂わば恋という名のこの世で最も美しいモノだけは、「僕」が消えてもせめて残り続けて欲しいのね。きっと。

思いがけぬ出会いだった
その瞳に狂わされた
歪んだ愛 脆い感情
滲んだ景色映す

人は恋をした時、その一番最初の感情って大体キラキラしてるじゃないですか。まだ何も汚されていない赤子のようなもんで。でもその恋を抱えて生きていくにつれ、自ずと嫉妬や執着心、独占欲など、黒く負の感情が少しずつ恋心を覆っていってしまう。不思議~~~!いらないのに、そんなもの。
そうしているうちに、「僕」が思い描いていた世界じゃなくなっていたのね・・・(遠い目)

大事にしたい君を この檻に閉じ込めて
見えなくしてしまいたい僕の姿
君を失い 生きるくらいなら
いっそ壊してしまおう 心も

私的にここが結構ポイントなんですけど、一見「君」を檻に閉じ込めておきたいのかと思ってたんですが、そうではなく、「僕自身」が檻に入ってしまった方が良いと思ってるのでは?と。
そうして「僕」を「君」から見えなくしてしまいたい。そうすれば「君」のことは傷付けずに済むし、壊れてしまうのは「僕」だけで十分だと。

もうこの辺りから「僕」ってめちゃくちゃ面倒な子だわ~~~と、私は頭を抱えています。なぁにそのマイナス思考!んもう!可愛いね!!!!!(?)

この歌って終始クネクネ(クヨクヨ?)してるけれど、結局「君」が一番大切で、「僕」なんてもんは蔑ろにして構いませんっていう自戒の歌ですよね。

この世から僕だけが 消えることが出来たら
儚く愛しい想いのまま
美しいその影を残したら さようなら
胸の奥の哀しみを今抱き締めて

ここでもう一度冒頭と同じサビになるわけですが、AメロBメロを通って来てこのサビなので、若干清々しく聞こえてくるんですよね。やっぱり「僕」が消えるべきだと一貫して変わらない。

許したいと願ったのは
その瞳を信じたくて
執着とは終わりのない
覚めない悪夢のよう

ここはね~~~私もまだ考えあぐねている部分ではあるんです。「許したい」ってどっちのことなん?と。まぁでも「その瞳」は「君」のことだと思うので、そのまま受け取ると、「君」が何かしらの裏切りとか、「僕」に対しての気持ちが対等ではないとか、そういう類の「僕」自身が勝手に思い込んでいる罪のことを言っているのかしら。

そういう造られてしまった罪って、執着心も含まれている負の感情から生まれてくる身勝手なものだと私は思っているので、恐らく「君」は何も悪くないんですよね。そんでもって「僕」もそれはちゃんと知っている。
でもその負の感情をコントロールすることも出来ず、失くすことも出来ず、ひたすらに落ちて行ってしまう。それが「覚めない悪夢のよう」ということかなと。

狂おしいほどに君を繋ぎとめていたくて
この手を伸ばし落ちた奈落の底
君の笑顔を奪うくらいなら
いっそ受け容れよう 孤独を

「僕」もずっと葛藤しているんですけど、やっぱり「君」を幸せにする資格も、もしかしたら自信さえも本当は無くて、哀しませたことも沢山あって、じゃあもう「僕」が「君」を手放せばすべて丸く収まるのだと、そう思っているように見えます。

ただただ、「僕」は「君」に笑っていて欲しい。幸せであって欲しい。本当なら、それは「僕」の隣であって欲しかったけれど・・・みたいなね。ね~~~面倒でしょ~~~でも可愛いね!!!!(全部可愛くて草)

張り詰めた糸が切れ 涙が溢れたなら
愛しい苦しい狭間に揺れる
薄れゆくぬくもりを感じたら手を離し
独り善がりの世界を今逃げ出して

「僕」はもうずーっと鬩ぎ合ってるもんだから、なんかもうしんどくなっちゃって、遂に泣いちゃうよっていう。あーんどうして僕ってこうなのー!っつって。

この辺から段々と私が「僕」に対して思い始めたのは、「こいつひとりで恋愛しとんか?」っていうことです。全然「君」のこと話さんやん。恋愛は!ふたりで!!するのものですよ!!!!(おかん)

「独り善がりの世界を 今逃げ出して」っていうのは、「君」に対してほら今のうちに逃げろ!って言ってるのではなく、「僕」が逃げ出したいっていう話でしょ。楽になりたくなっちゃってんのよ。ひとりで恋愛しちゃってるから。んもう・・・なんなの・・・絶対絶対「君」はちゃんと「僕」のこと好きよ!知らんけど!恋愛は!ふたりで!!するものですよ!!!!(おかん)

部屋の片隅 枯れた白い薔薇を握った掌から
流れる鮮血と涙の思い出も
一緒に捨て去りましょう

これね、一通り見た感じ"枯れた白い薔薇"の花言葉を皆さんお調べになっているのかしらと受け取ったんですが、私そっち派じゃないんです。そっちじゃなくて、"「白い薔薇」が枯れた"派です。
※「枯れた白い薔薇」の花言葉は「生涯を誓う」
※「白い薔薇」の花言葉は「相思相愛」「約束を守る」「私はあなたに相応しい」

まぁどれか1個引用するとして、「私はあなたに相応しい」にしましょう。それが枯れたということは、「私はあなたに相応しくなくなった」ということかしらと。
「僕」という人間は、もう「君」に相応しい人間ではなく、「君」の隣にいる資格ももう既にない。ここでもうほぼ「僕」は諦めています。えーい捨ててしまえー!っつって。

この世から僕だけが消えることが出来たら
儚く愛しい想いのまま
美しいその影を残したら さようなら
胸の奥の哀しみを今

この世から僕だけが消えることが出来たら
儚く愛しい想いも消える
美しいその影は寂しさを残すもの
偽りと分かってても 今 愛してる

この世から僕だけが

この「僕」って人間は、自分さえ消えてしまえば丸く収まると思ってるんでしょう、そうすると自分が楽になるわけですからね。でもさ~~~それって「君」のこと本当に救えたと思ってる~~~!?!?って胸ぐらを掴みたくなるわ・・・。

結局最後のサビで、「僕」が消えたら「君」のことを好きな「僕」が消えてしまうから、想いも残らんと思ってしまってるやん!いやいやそんなことないのに!
だって「君」の中にはずっとあるじゃない、愛された思い出が。
思い出ってのは結構しつこいもんで、忘れてしまうことの方が多いかもしれないけれど、こびり付いているものもあるでしょ。目を瞑ったら自動的に思い出しちゃう過去って大概誰にでもあると思ってるんですけど、私。そういうものを残されて、本人が消えるって一番狡いよね。ね!?(圧)

ねぇどう思う!?!?この「僕」どう思う!?!?恋愛は!ふたりで!!するものですよ!!!!(おかん)

これは私見ですから、岡様が考えたことと全く別のことを言っている可能性は大いにありまして、言うたら今まで語ってきたこの「僕」も私が作り上げた虚像なんですけれども。
でももし岡様が「ある人」に対してこの歌詞の感じであるならば、あんたちょっと待ちなさい!と。ちょっと一旦そこに座ってあったかい茶でも飲んで考え直して!!って言いたい、私は。
ていうか「ある人」って誰だよ!!!早くネタバラシしてよ!!じゃないとずっと私のことだと思っちゃうから!!!!!!(落とし物:情緒)

もうね、本当にね、こんな恋してんだったらあんたしんどくね?っつって取り敢えず居酒屋入ってビールと唐揚げと塩キャベツ注文して、膝を突き合わせて語りたいわよね。別に私自身、恋愛経験豊富でもなんでもないけれど、でもあんたより歳は食ってるから、ちょっと人生長く生きてるから、話は聞くぜっていう気分です。
でも総じて「君」は案外あんたのこと大好きだと思うけどねって言いそう、私。やだ言いそう・・・何故なら私自身があんたのこと好きだからな!!!!(圧)

チクショウ!こんな激重感情込め込め負の連鎖歌詞書いてる岡田奈々が好きだ!!!!何故だ!!!!!
世界はそれを愛と呼ぶんだぜ・・・!!!

さ、そんなこんなでここまで思いのほか長くなってしまいましたけど、私はこう考えましたっていう話でした。きっと色んな考察があって、人の数の世界観があるかとは思いますが、答えはご本人様しか解らんっていうコナン君でも解けない謎ですけれども、果たしてこの歌詞の真意を語る時が来るのか・・・こうご期待!って感じですね。
やだ~~~~めちゃくちゃ楽しみだからその未来早く来て~~~~!!

じゃあな!!!!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?