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(野球では)最初で最後の札幌ドーム

 来シーズンから日本ハムが本拠地を移すということで、最初で最後の札幌ドームでの野球観戦に行ってきた。

 AIRDOで羽田から新千歳へ(ベアドゥかわいい)、快速エアポートで新千歳空港から札幌へ(北広島を通過するのでエスコンフィールドも見える)、地下鉄東豊線でさっぽろから終点・福住へ(試合開始1時間前くらいに乗ったけどかなり満員だった)。そこからはドームまで大通りを一直線。駅からの距離は西武球場前-ベルーナドームよりは遠いが、海浜幕張-ZOZOマリンよりは近い。駅の階段を上がったらいきなりボンと銀色の近未来的な屋根が見えるのはなかなか迫力がある。初めて来る人も駅から見えるので安心。

 着いたらさっそく入場をするわけであるが、札幌ドームは缶、ビンだけでなくペットボトルも全面的に持ち込み禁止である。なので中で飲み物を買わなければならない。お茶としゃけまる印のサーモンちらしを買うために20分くらい並び、さらになぜか席と反対方向のゲートから入ってしまったために着席したのは試合開始時刻ギリギリだった。

 球場あるあるだと思うのだが、実際に行くとだいたい映像で見るより小さく感じる。というか中継だと大きく見えすぎる。甲子園もそうだったが、札幌ドームも中継で見てた時はとんでもなく広大な球場でありあんな距離をかっとばしてスタンドインするバッターは何を考えているんだ?と思っていたが、実物を見るとそれほどでもない。どこもそうなのかもしれない。でも東京ドームは実際に見ても広い気がする。気がするだけだけど。

 それに加えて札幌ドームはなんだか初めて来た気がしない親しみやすさがある。なんでだろうと思ったが、たぶん外周通路がちょっと市民ホールっぽいせいだと思う。ローカルな話で申し訳ないが沖縄コンベンションセンターとか南城市文化センターシュガーホールとか、ああいうところのロビーっぽい。落ちつく。

 そんな外の通路は市民ホールっぽい球場で行われた肝心の試合はどうだったかというと、まあ、「点が入ってスタンドが盛り上がるところが見たい」という願望は叶ったのでよしとする。5回にふとスコアボードに目をやったらヒット数がライオンズ12本、ファイターズ1本だったので「わざわざ札幌まで来て完封を見せられるのでは?」という懸念が頭をよぎったが、その直後に突然みんな打ち出して一時1点差まで詰めよったのでよかった。逆転勝ちしてくれたらもっとよかったけど。

 青い背景のビジョンがチャンスになると赤くなるのもカッコよかった。

 あとはきつねダンスも見れたし(何回終了後にやるものなのかあんまり把握してなくていきなり始まったので焦ってお箸片方落とした)、吉田輝星くん(相変わらず色が白いしピッチングが強気)も細川凌平くん(タイムリー!)も見れたし、上川畑さんの登場曲が愛のままにわがままに僕は君だけを傷つけないなのもいいし、見たいものはだいたい見た……が、誰もリクエストしなかったためリクエスト中BGMの「Rhythm And Police(踊る大捜査線のテーマ)」が聞けなかったことだけが心残り。

 まあとにかく初めての札幌ドームでわかったことはエラーとフォアボールなのにヒットを打ったかのようにスタンドを沸かす杉谷拳士さんは本当に偉大な選手であるということである。エスコンフィールド北海道でもそんな感じのプレーをしてほしい。


(オオタニサンをもらいました)



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