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藤原恭大と唐川侑己が(中略)帰れま10 #おまけ:雨のファンフェスタ

 MARINES FAN FEST2022当日も日曜日は一週間くらい前からずーっと雨の予報であり、その前日までアホみたいに連日晴れであるにもかかわらず日曜だけ、しかもちょうどファンフェスの開始と同時に雨が降り始めるという嫌がらせみたいな天気だった。さらにその日はTRCで文学フリマ東京が行われる日でもあり、その上私にとってあまりにも欲しくて欲しくて欲しすぎる本が出されることになっていた。いっそのこと雨で中止になれば文フリ行けるのに、いやでも中止は嫌だ、というさまざまな思いの板挟みになりながら当日までずっとポケモンバイオレットをしていた。もう間を取って(?)ポケモンやろうかなとか思っていた。

 ただやはりファンフェスは何が何でも雨が降ろうが槍が降ろうが文フリと丸かぶりしょうがなんとしてでもやっていただきたかった。ここ2年オンライン開催だったファンフェス久々のリアル開催ということもあるが、これがないと私はとうとうナマ唐川侑己を拝めないまま2022年を終えることになるからである。観戦記のタイトルをこれにしている意味がなくなってしまう。幕張から帰れない。


 そんなわけで前日の晴れ男写真アップが効いたのか、当日はドン曇りながらもどうにか開会することはできた。

 彼がいなかったらきっと朝からどしゃ降りだったことだろう。ありがとう佐々木朗希。


 今年初のナマ唐川侑己はやっぱり顔が小さく、おかわいらしく、よく爆笑しており、型抜きランでTEAM BLACKに負けたことを「僕らはよかったけど走る方がふがいない後輩たちで……」と人のせいにしていた。ただKANTAくんの肩に手を置いてたところで少し「父親」を感じてしまった。この人が2児の父なの思い出そうとしないと思い出せないな。

 一方ナマ藤原恭大はというと、やっぱり顔が小さく、角刈りに違和感がなく(一瞬あったかい帽子かぶってるのかと思った)、始終ニヤニヤしており、HRダービーでキレイな弾道のホームランをぶち込んでいた。


 この2人以外にもクオリティが高すぎるモノマネ対決とか、ギネス記録認定式がプログラムにある12球団唯一のファンフェスになったところとか、ひろみの名演技とか、松川アーニャとか、やはり6時間近いボリュームなだけあって見どころは数えきれないくらいあったのだが、やはりの目玉は野球対決である。

 なんといっても普段は絶対に守らないポジションをそれぞれが守り、そんな変なスタメンを普段の試合と全く同じ演出で全く同じように谷保さんがアナウンスし、メンバー表の交換までちゃんといつも通りにやってくれるので(小島くんも安田先輩も監督らしく見えた)非常に楽しい。「サード藤原恭大」も変だけど一番笑ったのは「指名打者唐川侑己」。唐川さんといえば絵も描けるしクリスマスケーキも作れるしラザニアも作れるがピッチング以外の野球だけができないことで知られているので、DH唐川ははっきり言ってどうかしている。と思ったが、一緒に行ってくれた友人が「守備したくなかったんじゃない?」と言っていて納得してしまった。王族だな~。

 そんな王族は案の定つい最近まで明桜のエースだったぐっさんに三振をくらい「速いって」と文句を言っていた。速くなくても打てないだろ!いい加減にしろ!(プリンスに対して暴言を吐いてしまいましたことをお詫びいたします。不敬罪でひっ捕らえてください)

 三振した後は解説席で「流れが悪い時はピッチャーはどうすればいいですか?」という問いに「流れに抗うことはできないんで……流れのまま投げるしかない」と答えていて非常に彼らしいなと思った。どうしようもない時はどうもしない。深い。禅である(適当)。

 ちなみに「ショート益田直也」は見たことあるので別に違和感はなかった。あるけど。元野手だけあって4点タイムリーとかいう聞いたことのないヒットを見事に打っていてかっこよかった。


  雨もそれほどひどくならず松永さんとタナヤスさんの引退セレモニー(ボードが湿り気のある感じになってしまったことは申し訳ないと思っている)と閉会式、花火まで無事に終わりTEAM BLACKのおかげでお菓子ももらえていい一日だった。ありがとう千葉ロッテマリーンズ。来年もよろしくお願いします。

 ちなみに文フリで死ぬほど欲しかった本は開場15分で完売していた。つまり雨が降っていてもどうせ買えなかったということである。めでたしめでたし(?)。通販待ってます。


USSR[ウルトラスペシャルスーパーレア]・ネクストバッターズサークルにいる唐川侑己

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