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月報:2023年1月

 今年はちゃんと1か月の記録を残すようにしようと思います。ヘッダーには今月撮った写真で一番気に入ってるものを。元日の夜に軒先にやってきた猫。

✅今月したこと

・SMAPばっかり聴いてた


年末あたりからなぜかSMAPにハマってしまいずっと聴いてた。今月の14日で発売25周年を迎えた「夜空ノムコウ」がずっと好き。「SHAKE」も異常に好き。アルバム曲は「Scarface Groove」とかが好き。あと中居くんソロ曲の「My Childhood Friend~鏡の中のRadio」。中居くんのことあまり歌がお得意でないと思っててごめんなさい。めっちゃ良いです。

あと私はアイドルの自己紹介ソングが大好きなのですが、SMAPは「Five True Love」「FIVE RESPECT」「CRAZY FIVE」と3曲もある。親切。

・人が殺される話ばっかり観た

1月1日~7日までに観た映画とドラマの中で何人死んだか数えたら13人でした。

相棒元日SP→0
犬神家の一族→5
古畑任三郎ファイナル#1「今、甦る死」→2(劇中での死者、語られただけで描写されていないものも含めれば3)
警視庁アウトサイダー#1→1
悪魔の手毬唄→5

相棒が珍しく1人の死者も出さなかったというのに他で死にすぎなので無意味。というかよく見たら全部石坂浩二か柳葉敏郎が出てるな。基本そのどちらかしか観ないので当たり前だけど。

🛍今月手に入れた重要なもの

・「悪魔の手毬唄」と「獄門島」のブルーレイ

石坂金田一シリーズですでにUltra HD Blu-ray版が出ている「犬神家の一族」(これは12月に買った)以外の4作品が今年という私を狙い撃ちしたかのようなタイミングで出るということで、買いました。画質が上がったのもうれしいけど、何より永遠に手元に置いておけるのがうれしい。これからはいつでも好きな時に自転車に二人乗りする金田一さんと磯川警部や散髪をしに来たわけではなく道を尋ねに来たのだということを言い出すのが遅すぎる金田一さんが観られるわけだ。かわいいね!特典映像も良い。

・スキャナー

とにかく家に紙が多すぎる上、スキャナーはプリンター(ほぼ壊れている)についているガラス面に1ページずつ置いてスキャンする形式のものしかなかったため、一気に数十枚読み取ってくれるものがほしいな~とずっと思っていてやっと買ったやつ。brotherのADS-4300N。富士通のiX1400と最後まで迷ったけど、原稿搭載枚数80枚(iX1400は50枚)に惹かれた。値段も1万円くらい安い。

📖今月読んだ本

・暮らしの図鑑 文房具 16人の手帳・ノート・文具の楽しみ×女子の新定番100×基礎知識/暮らしの図鑑編集部

こういうの見るとすぐ欲しくなっちゃうから困る。

・続けるほど、毎日が面白くなる。もっともっとマイノート/Emi

小さいノート活動をやっている身としては少し気になったので読んだけど、なんていうか予想以上に「マイ」でしたね。ノートに石坂浩二とSMAPのことしか書いていない私としては「もっと自分のことも書け」と言われているようで……。いや、でも、好きなものも自分の一部なのだから大きくいえば私もノートに自分のことしか書いていないと言えるはずだ。きっとそうだ。そんなことよりこの著者が会社で回覧してる某雑誌で連載を始めていてびっくりしました。有名な方なんですね。

・彼女たちが眠る家/原田ひ香

「八日目の蝉」もそうだったけど本当に女たちの密かなコミュニティの情景とそれが崩壊していく様は読んでいて楽しい。

・金色夜叉/尾崎紅葉(再々々々々々々読くらい)

最愛の小説。毎年1月は必ずこれを読むと決めている。

・日本の黒い霧(上)(下)/松本清張

フィクションのミステリーならいくらでも愉快に読めるけどノンフィクションのミステリーはただひたすら気分が重くなる。何をしてもGHQが行く手を阻むって、そういう特殊な時代だったといえばそれまでなんだけど、この時代の刑事たちも辛かっただろうなと思いました。

・超芸術トマソン/赤瀬川原平

路上観察が好きな私の積年の課題図書。こういう概念に名称を与えるということは非常に重要。「何のためにあるのかわからない無意味な構造物」として街の中になんとなくあったものが、「トマソン」という名前を与えられることによって「発見」「観察」「分類」「収集」される対象として立ち上がってきた。もやもやとした曖昧な概念に名前をつけることで輪郭が与えられる。名前が実存を成立させる。

それにしても文章(ついでに投稿者と投稿された物件を品評し採用する者(著者)の関係で成り立っているところも)は初期の「VOW」を激しく思い出させる。80年代のノリということか。こういうところからVOWへ続く流れが生じているのかもしれない。トマソンやVOWは路上にある不思議なモノの謎を解こうとするのではなく、ただそこにあるモノという「事実」だけを見て観賞者が自由に想像を巡らせるという意味で同じ種類に属すると思う。いわば美術鑑賞的態度(もちろん作者の意図を知ることも「鑑賞」の一環だががそれはそれとして)。対してナニコレ珍百景などは一歩踏み込んでその謎を探る推理小説的態度といえるのではないだろうか。要するにアプローチの方法の違い。

それにしても表紙にもなった煙突の写真はすごい。現代に生きる人間なのでつい「自撮り棒かな」と思ってしまったがもちろん自撮り棒もインカメもない時代の写真です。

・太陽のない街/徳永直

実際にあった労働争議「共同印刷争議」を元にし、そこに参加していた作者によって脚色された小説。プロレタリア文学は初めてだったけど活劇っぽい描写や恋愛が散りばめられていて思ったよりエンタメ的だった。最終的に挫折する「団結」の無力感、「太陽」に見放されたやるせなさが充満している。

・カケラ/湊かなえ

一番好きな作家。湊かなえ作品は基本的に登場人物の誰とも友達になりたくないと感じさせるところが好きなんですけど、この作品もそんな感じでした。とりあえずドーナツ食べたくなった。「夜行観覧車」読んだ後はから揚げ食べたくなったな。

・ももこのよりぬき絵日記4/さくらももこ

一番好きなエッセイスト。エッセイというのは本当に私にとっては難物で、人間としてのその人によっぽど興味がないと楽しめないのだけれどもさくらももこのものは何読んでも楽しい。本当に何ということもない、ゲームしたりオリンピック見たり友達と遊んだり息子の面倒を見たりしてるだけなんだけどとても興味深い。私がいかにさくらももこエッセイを愛しているかということについてはまた別のところで書くかもしれない。

🎵今月の一曲

♪This is love/SMAP


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