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月報:2024年3月

 なんか全体的に忙しかった3月。ヘッダーは健大高崎の優勝シーン。


✅今月したこと

・沖縄行った

 緊急帰省ということで。保安検査場も手荷物受渡所も年末年始でも見たことないくらい混んでて何事!?と思ったけどよく考えたら修学旅行&卒業旅行シーズンか。履正社中学校の生徒たちを見かけてちょっとテンション上がった。履正社の校歌歌えるんでね。見よ栄光のマーキュリー。

・札幌行った

 南に行った2週間後に北に行く。日本って広いね。甲子園では2日連続雨天中止になっていたというのにこっちは3日間ピーカン(死語かもしれない)で、札幌の空と甲子園の空を取り替えてやりたいくらいだった。それと前々から狙ってはいたけど行けてなかったこちらへ。

 水曜どうでしょうの聖地・平岸高台公園。しかし雪すぎて何が何だかわからない。でも満足です。

これはHTB創業の地

・相棒S22元日SP再放送

 1月1日、やるかやらないかギリギリまでわからなくてやらない方に60%くらい傾きかけてたが結局やり、しかしラストが速報で切れてしまい続きはテラサで状態になった元日SPこと甲斐家スペシャル~愛のシンフォニーを添えて~の再放送。ラストの凧揚げシーンまでばっちり放送されました。再放送なのになぜか緊張した。しかも8時からだったので真裏のありがとう第3シリーズと完全にかぶっており、30代と80代の石坂浩二が裏かぶり(裏かぶりではない)するという訳の分からないことになってしまいました。それにしてもキャリアが長いな!

・推しの実家&センバツ決勝行った

 南行った2週間後に北に行って、その翌週に大阪。日本を股にかけているね。目的は2つありまして、まずは藤原恭大の実家ことたんば地鶏花火さん(豊中市)が今月末で閉店するということで、めちゃくちゃギリギリだったけど行ってきました。お父さまとちょっとお話できてよかった。あと常連のザ・大阪のおっちゃんみたいな人におごってもらった。ありがとうございました!ここで言っても見てないだろうけど!

 その翌日、つまり今日センバツ決勝へ。これぞ決勝というナイスゲームでもう満足です。泣いた。健大高崎おめでとう。甲子園はやっぱり世界最高の球場。

🛍今月手に入れた重要なもの

・茅ヶ崎ライブ

 買ったはいいけど忙しすぎてまだ観てません。変な家を耐え抜いたご褒美に観るつもりだったのに変な家が意外とそうでもなかったから宙に浮いてしまった。早く観たい。

・明治製菓CMコレクション

 買ったはいいけど(同上)。明治製菓CMコレクション兼石坂浩二コレクションであることだけは知ってる。観る時間がないのを↓のダイジェストで凌いでいる。買ったのに。


🎬今月観た映画

・変な家

 石坂浩二が出てなかったら観てなかったけど石坂浩二が出てたので観ないわけにはいかなくなった。ホラーでしかもびっくり系という一番嫌なパターンであることを知ってしまったのでチケット取ってからビビりすぎて震えていたのですが、観ないわけにはいかない。石坂浩二が出てるから。Love is stronger than fear。で、ポップコーンしか楽しみがないことを見越してLサイズを買って臨んだわけですが(多すぎてエンドロール流れ始めてもまだ残ってた)、意外とそんなに……?だった。夜トイレ行けなくなるとかもなく。これは意外とホラー耐性があるということなんでしょうか。だからって観ないけどな!石坂浩二か柳葉敏郎が出ない限り!後半、シームレスにハつ墓村に移行していったあたりからは(この家石坂浩二がいるんだよな………………)と考えると途端に一切何も怖くなくなりました。石坂浩二、強い。

 そしてネタバレになるので伏せますがまさかあれをやる石坂浩二が観れるとは思わなかったのでそこはテンション上がりました。柳葉敏郎ならよくやるんですけどね。石坂さんもやってくれるのか。ホラーは嫌だけどあれは好き。推しのあれは特に。あのシーンのおかげでなんならもう一回観に行ってもいいかもなと思い始めてる。


📖今月読んだ本

・文体練習/レーモン・クノー、松島征・原野葉子・福田裕大・河田学訳

 アンサイクロペディアの「文体練習」の項目で知って以来何年も読みたかった本。まず原語ならではの言い回しを使う「文体練習」項目が結構あるのにそれを踏まえつつ日本語で同じような試みをしたらどうなるかという観点で訳しているのがすごかった。

 これの面白いところは「正解」となるプレーンなテキストがあってそれを残りの98通りの書き方に変形させているのではなく、別の文体同士で主張していることに食い違いがあったり時制が違ったりしているところ。結局「バスの中で青年が客を罵った2時間後にその青年を別の場所で見かける」という内容自体が真実なのかわからなくなっていく。その芯のなさが不思議な世界を作っている。

・モンテ・クリスト伯(ー)~(六)/アレクサンドル・デュマ、山内義雄訳

 こんなに長いとは思わなかった。全5巻くらいかと思ったら7巻だった。明るくて天衣無縫な好青年だったエドモン・ダンテスがいかにして金持ちで正体不明で超人のようなモンテ・クリスト伯爵となり自分を無実の罪で投獄させた奴らに接近していくかという過程が面白くて全くダレない。ただイタリアでのフランクとアルベールの生活のくだりはちょっと長くないか?と思った。あそこではフランツの方がメインだったのに重要キャラなのイタリアでは能天気お坊っちゃんみたいなのでしかなかったアルベールの方だし。フェルナンとメルセデスの息子そっちなんかい。あと1巻残っていますが、復讐ターゲットの中で一番悪い奴ダングラールだと思ってるので、こいつがどういうことになるか楽しみです。

・君主論/ニッコロ・マキアヴェッリ、河島英昭訳

 甲斐峯秋これ読んでそう、中学生の時に。というだけで読んだ。君主じゃないから難しかった。領地に行って住めとか傭兵と援軍には頼るなとか言われても実践する時がない。この本で一番引用されている部分といえばここ。

したがって、君主には獣を上手に使いこなす必要がある以上、なかでも、狐と獅子を範とすべきである。なぜならば、獅子は罠から身を守れず、狐は狼から身を守れないがゆえに。したがって、狐となって罠を悟る必要があり、獅子となって狼を驚かす必要がある。単に獅子の立場にのみ身を置く者は、この事情を弁えないのである。

岩波文庫 p132,l.6~9

・別冊太陽 日本のこころ313 探偵小説の鬼 横溝正史 謎の骨格にロマンの衣を着せて/山口直孝監修

 石坂さんのインタビューにつられて買ったらそれ以外もとても充実していた。横溝正史という作家の全体像を把握する入門書としてもいい。横溝の日記が素朴で幸せそう。

 それで石坂さんですが、「悪魔の手毬唄」で名コンビぶりを見せつけた若山富三郎さんとのエピソードがよかった。甘いものを持って楽屋に突撃して糖尿病の若山さんに「お前はわしを殺す気か」って言われる石坂さんもなぜかそれを全部食べちゃう若山さんも食べるからまた甘いもの買ってくる石坂さんもかわいい。買ってくる方も食べる方もおかしい。糖尿病だって言ってるだろ。でもWikipedia読んだだけでも若山さんって怖いなと思うのに、そんな人に僕はそういうの気にしないんで……で懐に飛び込んで仲良くなっちゃう石坂さん、めちゃくちゃ金田一さんじゃないですか?金田一耕助をやるべくしてやった人じゃないですか?

・建築知識 2021年12月号 洋風住宅・洋館の用語図鑑

 買わなきゃいけない建築知識が複数あるんですがまずはこちらを。洋館が好きなので。もっと言うと甲斐峯秋の実家は洋館だろうと勝手に思っているので妄想の参考資料として。「ほほう、これはフランスコロニアル形式だね」とかサラッと言えるようになりたい。

🎵今月の一曲

♪Livin’ La Vida Loca/Ricky Martin


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