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読書あれこれ

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1冊につき数千字を超える読書ノートを公開しています。これを読めば実質的にその本をすべて読んだことになるというレベルのクオリティを目指しています。
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2024年2月の記事一覧

こおるかも流・読書の技法

こんにちは、こおるかもです。イギリスで宇宙開発エンジニアをやっています。 ぼくは読書がわりに好きです。というか、病的に好きです。 読書にハマったのは比較的遅く、20歳(大学2年生)の頃からですが、そこから渡英するまでの約10年間、毎日3時間以上の読書をほとんど欠かしませんでした。 蔵書の量でいうと、数えたことはありませんが、イケアのフルサイズのブックシェルフ3台に、目一杯仕切り板を入れたうえで、さらに奥行きが許す限り手前と奥で2列にしてなんとか収まっていたような感じでし

タフでなければ。。。

みなさんこんにちは、こおるかもです。イギリスでエンジニアやってます。 今日は英語の勉強も兼ねて、僕の好きな小説の一節をご紹介。 この一節、アメリカの作家、レイモンド・チャンドラーのハードボイルドな推理小説シリーズの一冊「プレイバック」の一節。 難事件を解決した探偵フィリップ・マーロウが、解決後に依頼者の女性に、どうしてそんなにHardなのに、そんなにGentleになれるの?と問われたシーン。 せっかくなので原文をみてみましょう。 原文で読んでも、お手本のような仮定法