ノンセク地雷ワード選手権

ロマアセクあるある、みたいなものが今回のテーマ。
友人や恋人に対し、性行為が苦手なんだよねといったことを話したとき、こういう反応をされたな〜というのを振り返っていく。


「まだ本当に好きな人に出会ってないだけだよ〜」
まずダントツでこれ。
十代、二十代前半の頃は特に言われまくった。
これはロマアセクのこともそうだけど、「結婚願望がない」と言うと返ってくるワード上位でもある。
自分のことは自分が一番よく分かっているつもりだ。本当に好きな相手でも、したくないしできないから困っているのだ……。

「俺(私)相手なら大丈夫だよ」
いや、その自信はどこから!?
暗に俺セックスうまいよ!とでも言いたいのかもしれないが、あまりに自分本位な言葉に感じてしまい、私はあなた相手だと不安しかない。そっと離れた。

「俺(私)のこと本当に好きなの?」
恋人との行為や触れ合いを断ると、相手が不機嫌になってこの言葉が出てくる。
好き=性行為したいという方程式がノンセクだと成り立たないため、「好きだよ」「じゃあなんでしてくれないの?」と平行線になる。

「いつかしたくなるかもよ」「慣れるよ」
これもなかなかしんどい。そのいつか、たぶん一生来ない。
人間関係は思い合い、歩み寄りなので、こちらの要望だけを通せるとは私も思っていない。だからこそ相手がしたいならと頑張ってみた時期が私にもあった。それでも、したい、とはやっぱり思えなかった。

「待つよ」
先程のものと似ていて意外とダメージが大きいのがこちら。
私を慮ってくれているようで、結局いつかはしなきゃいけないんだ……というプレッシャーを与えられる。時間が経つにつれて、「待たせている」という罪悪感も生まれてくる。
じわじわ追い詰められる言葉。最悪だ。

「損してるね」
損…損!?損とは!?みんな損得感情でセックスしてるんですか!?どんなセックスだと損でどんなセックスだと得なんですか!?
……と、あまりにも理解できなくて衝撃的だった一言。

「寂しい人だね」

これはどちらかというとハァ?と思ってしまった言葉なんだけど。
私が寂しいかどうかがあなたに分かるの?あなたのものさしで私を測らないでください!と怒りたくなるが、世間の価値観からはみ出ている自覚もあるため、なんと返すのが正解か、未だに分からない。
寂しくないよと言っても、またまた強がっちゃって、と思われるのがオチなので。
この手の人とは分かり合えないと思って割り切っている。


私が体験したのは思い出せる限りはこんなものだ。
もっと他にもいろんな言葉を投げられたことがある人もいるだろう。
根本的な価値観が違うので仕方ないとはいえ、こうした言葉に心を抉られていくのも事実で。
正直そこらへんの他人に何を言われてもどうでもいいのだが、こういった言葉は、親しい人に言われるほどダメージが大きいのだ。

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