デフレマインドから抜け出すための最初の一歩

物価高の時代、お金の使い方を見直す必要がある

毎日物価高のニュースが続きます。

今朝も日経新聞で、消費者物価指数の速報値をもとにとまらない物価高について触れられていました。

以下の太線が2023年です。
2020年・2021年はほぼほぼ横ばいなのに、2022年は急激な右肩上がりとなり、2023年はそれに続く上り坂となっています。

2020年基準消費者物価指数 東京都区部 2023年(令和5年)1月分(中旬速報値)

https://www.stat.go.jp/data/cpi/sokuhou/tsuki/index-t.html

このような世の中では、商品選びも変わります。

良いものは値段が高くても売れるし、安くても性能がよくないものについては売れないという市場になっていくのです。

私たちにとって非常に役に立つお金にかんしての情報を発信してくれているひとに、勝間和代さんと大河内薫さんがいます。

このおふたりは、耳に痛いことでも言うべきことだと思えばはっきりと教えてくれるので、私は非常に信頼しています。

このおふたりが、ほぼ同じタイミングで、これからのお金の使い方について触れていました。

1.勝間和代さん

勝間さんは毎日発信しているサポートメールで、デフレマインドから抜け出すための思考実験を紹介しています。

それは、毎日普段の生活の中で、500円ずつ何かこれまでよりも追加して使ってみるということ。

たとえば、レトルトカレーを買うのに、ふだん150円くらいのものを買っているならば、300円のものを買ってみる、ということを続けてみるのです。

そうすると、価格と商品内容とのバランスが見えてくるといいます。
安いから買う、ではなく、自分にとっていいと思うものを買う、というふうに変わっていくのです。

そうなれば、自分自身のビジネスも、値上げをしたとしても選ばれるためにはどうしたらよいのかということに思考が変わっていくといいます。

このようなアクションは、選ぶ基準を価格ではなく、自分が欲しいものにすることで、どのような性質にニーズがあるのかを考えることにつながります。

2.大河内薫さん

幸せに生きるために必要な日本人の金融リテラシーをあげることに全力を注がれている税理士の大河内薫さん。

大河内先生は、ご自身のVoicyで、値段を見ずに欲しいものを買えることが幸せのひとつのかたちだという話をされていました。

Amazonや楽天のセールで安いから買ったというものは、本当に欲しかったものでしょうか?と、大河内先生は問います。

本当に欲しいと思ったものは、値段を見ずに買う。

たしかに理想の在り方です。

ですが、値段を見ずに買えるようになるには、それなりの潤沢な資産が必要になります。

大河内先生は、そこまでたどり着く前でも、自分の「本当に欲しい物」の感覚を研ぐことは可能だといいます。

それは、コンビニ等そもそも平均単価があまり高くないお店では、値段を見ずに買い物をすることです。

チョコレートが食べたい、100円と200円とどちらがよいか、ではなく、自分がいちばん食べたいと思うチョコはなにか、ということで選ぶのです。

そこからも、お金ではない選ばれるポイントに気づくことができます。

さいごに

値段で選ばず、品質で選ぶこと。

イヤホンやPCなど高額のものだとなかなかできませんが、食料品や日用品ならできそうです。

まずはトイレットペーパーから、安いから買うではなく、自分はどんなものなら買いたくなるのか?ということを、商品を変えて試してみようと思っています。


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