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令和5年度の国民年金、もらえる金額と支払う金額が決まりました(支払う編)

令和5年度の国民年金保険料が、「令和4年平均の全国消費者物価指数」が明らかになったことにより、決定し公表されました。

※国民年金という制度についてや、どうして毎年金額が変わるのかについては、以下で説明しています。

上の記事では「いくらもらえるのか」を確認しましたが、同じくらい重要なのが、日本に住所のある20歳から60歳、国民年金保険料をおさめる立場の現役世代がいくら払うのか。

じつは、令和5年度の国民年金保険料はすでに昨年決まっています。

というのも、国民年金には2年分は前納できる、と法律で決まっているから。

ちなみにこの前納をすると、毎月払うよりも保険料が割安になります。

今回発表されたのは、令和6年の国民年金保険料です。

国民年金保険料の計算は現役世代の話なので、お給料の物を買うチカラを示す名目賃金変動率をベースとして計算されます。

前回みたように、名目賃金変動率は2.8%あがっています。

結果、令和6年の国民年金保険料も、460円の値上がりとなりました。

令和6年の保険料が決まったことにより、2年前納した場合いくら支払うかも決まりました。

前納は、現金払い・クレジットカードの場合、1年度分を前納すると年間3,520円、2年度分の前納なら2年分で14,830円の割引となります。

支払い方法にはほかに口座引き落としもあり、その場合はさらに2年で1,270円割引されます。

16,100円はふつうに毎月支払った金額の約0.04%。

いまどき銀行金利も0.01%ですから、お金に余裕がある場合は前納してしまえば、銀行にお金をおいておくよりもよほど効果的です。

国民年金保険料加入されているかた、または、会社をやめてこれから国民年金保険料を支払う予定でまだお給料ぶんのゆとりがあるかたは特に、ぜひご検討ください。

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