見出し画像

職場でこころが辛そうな人への対応ケーススタディ #0044/1000

うちの職場のリアルケース

うちの職場で、こころの調子がよくない人がいます。

4/1付で異動してきた人で、落ち着かない様子に、緊張しているのかな?と最初は思いました。

1週間くらいたったころ、今日はお休みさせてください、とメールがきました。

そこには軽い腹痛に頭痛にと、たくさんの理由が書かれていました。

なんとなく、普通の体調不良ではなさそうなことを感じました。

翌日は出社してきてくれたのですが、目がうるんでいて泣きそうな顔をしています。

朝イチで面談したら、会社に来るのが非常に辛いというお話でした。

異動前の仕事も非常に忙しく、一度2月くらいにもしんどくて会社をしばらく休んでいたそう。

異動元はその情報を伝えてくれませんでした。

知っていたら、もう少し、できることがあったかもしれないのに。

ともあれ、まずは心療内科を予約してもらうようにしました。

いまは普通だと2週間先くらいまで予約がとれないということだったのでそれを最優先に。

そして、お休みにするか、テレワークにするかを確認しました。

テレワークであればできそうだということだったので、テレワーク中心にしてもらうことにしました。

実は、私は管理職になってから、メンタル不調から復帰の人の対応はしたことがありますが、不調になったばかりの人の対応をしたことがありません。

ここで、大きな誤りをしてしまうところでした。

誤りとは

この件について、業務繁忙のヘルプにきた、いくつかの子会社で人事課長を経験されている人がアドバイスをくれました。

1.調子が悪いのなら、かならず診断書をとってもらうこと
(有料だけど、本人のためにもなるので)

2.テレワーク中心にすべきなのであれば、そのことを診断書にも明記してもらうこと

3.その場合、期間も一度設定してもらうこと

4.面談の記録はかならずつけること、できれば双方で確認して印を押すこと

それが双方円満に、治療に専念して勤務と両立できる方法だということです。

このあたり、今朝の社実研(社労士労働実務事例研究会)のTwitterスペースでも話がでて、シンクロニティ!と思いました。

お話をきいたあとの私のまとめです。

さて、当人の話。

なんとか予約がとれた心療内科での診断は、適応障害とかるいうつということで、かるいうつ病の薬も処方されたそう。

次の病院は翌週だということで、最初の1週間は、薬を服用しながらのテレワーク勤務になりました。

アドバイスにしたがい、もしテレワーク勤務のほうが病状によいのであれば、次に病院に行くときにはそういう内容の診断書を、とお願いしました。

今日が、その病院の日でした。

結果は、だいぶ良くなっているということで、診断書はまだ必要ないとのこと。

本人もだいぶ出社も仕事も苦ではなくなったと明るい声でいってくれたので、ひと安心。

でもいまのうちに、厚労省の「メンタルヘルス不調をかかえた労働者に対する治療と就労の両立支援マニュアル」で、対応を学んでおこうと思います。

「メンタルヘルスマネジメント検定」のラインケアコースの勉強もはじめたので、ここでも少しずつアウトプットしていきます。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?