ハローワークでもらう失業給付、皆何日くらいもらってる?〜「基本手当の現状」より
次の転職先を決めずにお仕事をやめた場合、まずお世話になるのがハローワーク、そして失業給付です。
自己都合より会社都合でやめたほうがお得、と言われるのは、その失業給付の金額が高いからではなく、もらえる日数が長くなるから。
これは当たり前のことで、自己都合で辞める人はそれなりに辞めたあとの準備ができますが、会社都合、解雇などで辞めざるを得なかった人は、イチからのお仕事探しになります。
それならば探すのに日数がかかるだろう、ということで長くなっているのです。
もらえる日数はこんな感じです。
一般の離職者、いわゆる自己都合の人は、10年近く勤めても90日、20年以上でも150日ですが、倒産や解雇で辞めた人は、1年以上勤めていて、30歳以上であれば、120日以上はもらえることになります。
大きな違いですよね。
では、実際のところ、何日くらいもらっている人が多いのでしょうか?
厚労省の資料「基本手当等の現状について」をみてみましょう。
まずは自己都合で辞めた人から。
上にあるのが、もらえる日数の上限です。
だいたい、もらえる日数上限の8割前後から9割弱もらっている人が多い傾向です。
つまり、長く勤めていて、もらえる日数が長い人は、じっくりと職探しをしていると言えそうです。
また、やはり年齢が上になると、その傾向が強いようです。
では、会社都合の人はどうでしょう?
もらえる日数が多ければ多いほど、もらえる日数上限がまだまだ余っているのが多いのがわかります。
50%くらいの日数しかもらわないケースも。
一方で、やはり、60歳以上のひとは、体力などの面から仕事も限られるのか、8割くらいもらう傾向にあるようです。
いまは会社を辞めるつもりがなくても、もしいま会社を辞めたら、どのくらいの日数失業給付がもらえるのか?を、確認しておくのもマネーリテラシーアップに有用かもしれません。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?