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「新しい資本主義のグランドデザイン・実行計画」に渋沢栄一氏の子孫がつけたコメントは? #0085/1000

DXはデジタル・トランスフォーメーションの略として知られてきていますが、GXとは?

GXは、グリーン・トランスフォーメーションのこと。
「脱炭素社会」が、アルファベット2文字で呼ばれるようになったようです。

私は政府が好評した「新しい資本主義のグランドデザイン」で知りました。
お恥ずかしい限り。

今日はその話題の
新しい資本主義のグランドデザイン
と、
経済財政運営と改革の基本方針 2022
についてさらっと見ます。

これらは両方とも、「経済財政諮問会議(令和4年第8回)・新しい資本主義実現会議(第9回)」で扱われた資料です。

まず「新しい資本主義のグランドデザイン及び実行計画(案)」が示され、そのあと、内閣総理大臣からの諮問にこたえる形で出されたのが「経済財政運営と改革の基本方針 2022」です。

「諮問」という言葉はよく社労士勉強で耳にしますが、それが形になったものが会議資料として載っていました。これです。

「いかん」、インパクトがある…。

インパクトといえば、「新しい資本主義のグランドデザイン」について、この会議の委員のひとり、渋澤健さんがこうコメントをつけています。

「今までの経済政策の実行計画では無かった特長 ➡ 「インパクト」」!

渋澤健さんは、渋沢栄一の子孫(玄孫)で、 シブサワ・アンド・カンパニー株式会社代表取締役。

「インパクト」は「新しい資本主義のグランドデザイン」のなかで、3回登場します。

社会全体で課題解決を進めるためには、課題解決への貢献が報われるよう、市場のルールや法制度を見直すことにより、貢献の大きな企業に資金や人が集まる流れを誘因し、民間が主体的に課題解決に取り組める社会を目指す必要がある。こうした観点から、従来の「リスク」、「リターン」に加えて「インパクト」を測定し、「課題解決」を資本主義におけるもう一つの評価尺度としていく必要がある。

社会的起業家への投資、官民ファンド等によるインパクト投資(経済的利益の獲得のみでなく社会的課題の解決を目指した投資)を推進する。

グローバルヘルス(国際保健、ユニバーサルヘルスカバレッジ)分野への民間資金の呼び込みに向けて、健康投資・栄養対策等の取組事例の普及や投資インパクトの可視化を行う

なかなか風通しがよくならない時代の閉塞感をこじ開けよう!という気概が感じられるこの「インパクト」

とはいえ、変わることをよしとするばかりではなく、
「「新しい資本主義」は、新しい時代において取り残さない包摂性ある資本主義」
というコメントもありました。

この2つの国のプラン、中を見ると、社労士や人事と縁の深い内容がたくさんあります。

個人的に興味があるのは「賃上げ」。

週末、しっかり読み込んでみたいと思います。

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