キリアン・マーフィー作品制覇への道3【サリー・ポッターのパーティー】


11月下旬の話で申し訳ないが、推しのラジオ番組が終わってしまった。

絶対寝起き直後か締め切り忘れてて焦って撮ったよね?と言いたくなるほどの自撮りサムネのラジオ番組が終わってしまった。

若い頃バンドデビューしかけたものの、頓挫してしまったがいまなお音楽をこよなく愛する推しのミュージック&トークラジオ番組が終わってしまった。

私は彼の演技力や仕事に向き合う姿勢はもちろん、

こんなかっこいいところや、

こんなかわいいところも好きだが、

(どういう状況???)

何より声が好きだ。 

アイリッシュアクセントがあるとか言われているが非母語話者からしてみればアメリカンもブリティッシュもインドもどっこいどっこいである。ウォーツァーもウォーラーもウォルタッも等しく難しい。

ひとたび口を開けばアンプから出るベース音のように響く中低音のその声は朝昼晩全部に合うのでいつ聴いても癒される。だから彼のラジオ番組は非常に貴重であった。ちなみに、あの声で名前を呼ばれた日には私は恐らく砂になって消えるので同じキリアンファンに散骨ならぬ散砂してもらおうと思う。れすといんぴーすじぶん。

そしてこのラジオの放送時間は2時間弱と一本の映画並みだがその中でトークの部分は毎回20分程度と貴重であった。

リスナーから寄せられたどうでもいい事実を紹介するコーナー(カタツムリかなんかの睡眠時間)や、妥当性が見出せる質問にお答えする鬼畜コーナー(車乗る時にかける音楽何ですか)など、何気にじわるお葉書コーナーもあってそれはそれは楽しいラジオであった。

ちなみにラジオを控えた週にはツイッター(X派の皆さんすみません)のタイムラインがお葉書が読まれるかどうかでそわそわするファンたちで溢れていて、ラジオが終われば読まれたファンをその他のファンが祝福するという素敵な場面を見させてもらったりもした。平和そのものである。

そんな彼の色んな声?声色?が聴けるのがこの映画、『サリー・ポッターのパーティー』である。

こちらの映画、予告編を見てもらうと分かるのだが普段から多いクールな役柄とは違ってやたらテンションが高くてうざい金融関係リーマンなので、ある意味元気いっぱいのかわいいおじさんの声が聴ける。

そしてネタバレになるのであまり言えないが、とりあえず、ずっと挙動不審。何なら玄関先の最初の挨拶からおかしいし、主人に挨拶後トイレに直行する。目キョロキョロしてるし汗だらっだら。演技とはいえ心配になるキョドりっぷり。

でも映画自体が全編モノクロの会話劇なので笑ったり、怒ったり、悲しんだり、焦ったりと色々なおじさんを拝めるので個人的には大好きな映画。ていうかモノクロであのかっこよさ何???

ちなみにこの映画での推しのちいかわシーンはやらかして口を両手で押さえて「シットシットシットシット」というシーンです。

こいつ何言ってんだって思った方、ほんとにかわいいので是非ご覧ください。

それからラジオはあと10日間聴けるよ!