思い出の扉

遅ればせながら、録画で見ました。
なんと、ゲストが吾郎さん!

オケの各パートの方が嫌だと思っている曲のお話が面白かったです。
逆に、一番気持ちいい曲は、なんとブラームスの1番が人気!
意外なような、わかるような。

そしてコンチェルトのコーナーで弾かれた「揺らがないショパン」、
これは衝撃的でしたね。
いかにショパンの音楽がルバートと切り離せないものなのか。
今まさに私はショパンを弾くことを楽しんでるわけですが、
意識しないほど自然にあるその関係がなかなか驚きでした。

ショパンのコンチェルト1番、これは私にとって、青春の象徴のような曲。
10代で見たショパンコンクールのドキュメンタリーと、
10代で読んだ福永武彦の草の花、
そしてこの曲自体、ショパンが20歳の頃の作品ですよね。
それらの中に共通している、青くひたむきな葛藤と、
甘く瑞々しいロマンティシズム。
今はもう余熱で生きているような私に、少しだけ、
思い出したほうがいいものを教えてくれたような…
そんな時間でした。