今日、会社休みます
忘年会シーズンですね!
みなさん、泥酔してますか? 私は酒が苦手なので、せいぜい買ったばかりの靴をなくし、家まで靴下のまま歩いて帰ってきたぐらいです。
それにしても最近の居酒屋、安いコースを頼むとビールが発泡酒になるんですね。初めて知りました……あれはもはや炭酸入り麦汁じゃないか。
それはともかく、私には大宮在住の知人がいます。彼は上野で働いています。普段ならば最寄り駅から職場まで電車で30分弱という恵まれた環境です。
そんな彼はある日、職場近くでベロンベロンに泥酔したまま帰宅しようとしたのです。ちなみに翌日も平日なので普通に出社です。
しかしほとんどの列車は行ってしまった後、彼はとりあえず「大宮まで戻れればいいや」とばかりに、当時走っていた夜行急行「能登」に飛び乗りました。
しかしこの列車、まさに文字通りの上野発の夜行列車。行き先は「金沢」。
泥酔した彼は、そのまま車内に入った瞬間に倒れ、デッキで熟睡を始めてしまったのです――
「次は高○……高○……」
「やばい、高崎まで来てしまった!!」
車内アナウンスで飛び起きた彼が見たものは……
車窓に映る日本海の景色でした。
長い眠りから目覚めた彼がいたのは、富山県の「高岡」。
翌朝、彼は会社の上司に一報を入れました。
「すみません、ちょっと今日は会社に行けそうもないです」
「ああ? どうせ昨日飲んでたからだろ。いいから出社しろ」
「いや……今、金沢にいるんですよ、石川県の」
彼がその日会社を休んだのは言うまでもありません。
一日金沢観光をした後、彼は飛行機で羽田空港へと戻りました。
上野から大宮に戻るのに、飛行機を使ったのはおそらく彼だけだと思います(苦笑)
※この物語は全て実話です。
「競馬最強の法則」にて血統理論記事を短期連載しておりました。血統の世界は日々世代を変えてゆくものだけに、常に新しい視点で旧来のやり方にとらわれない発想をお伝えしたいと思います。