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6月6日にUFOが

 その昔、ドラえもんのお絵かき定規(スピログラフみたいなもの)が欲しくて、クリスマスプレゼントにねだって買ってもらったことがあります。

 マル書いてちょん、マル書いてちょん、お豆に根が出て植木鉢植木鉢、6月6日にUFOがあっち行ってこっち行って落っこちてお池が2つ出来ました~♪

 と、絵描き歌の歌詞まで暗記するレベルで好きでした。おかげで毎年6月6日になる度に頭の中にドラえもん絵描き歌が流れてくるのです。

 ドラえもんと言えば、小学館の学習雑誌「小学一年生」の4月号には毎年ドラえもん関係の付録がガッツリ付いてくることで有名です。

 今年は目覚まし時計。ちょっと待て! 自分の時は「磁石セット」だったんだぞ! 金の掛け方がえらく違わないか?! ちきしょうブルジョワめ!(違う) 

 でも磁石セットがとても欲しかったので、4月号だけ小学一年生を買ってもらいました。5月からの私は、小学校1年生にも関わらずなぜか「小学四年生」を買っていました。理由は「一年生の本だとレベルが低いから」というもの。

 このクソ生意気なガキめ!

 だがその時に連載されていたタイトルも忘れてしまったマンガの中に、私が今になっても忘れられない台詞があったのです。それは確か学校の朝の光景を描いた一コマだったはずです。先生が生徒達を前に、こう言うのです。

「今日は月曜日。またやーな一週間が始まりますね! でもやーな一週間のことは忘れて、楽しい日曜日の事を考えて頑張りましょう!」

 そうだよ、小学生には小学生なりにイヤな一週間があったんだよ!

 でも目先の苦しみだけを考えてはいけない。先にはきっと良いことがある、それを考えて乗り切ろうという、ある種「オトナの考え方」を教えてくれた名も無き先生には、今もなお感謝し続けています。

 ちなみに翌年からは平然と「小学五年生」を買う小学2年生(意味不明)となりましたが、問題はこの頃になると女子が第二次性徴を迎えることになります。よって本の最後の方には「タ○ポ○の使い方」とかが載っていたりしたのですよ。

 ええ、当時の私にはさっぱり意味が分かりませんでしたけどね!(苦笑)


「競馬最強の法則」にて血統理論記事を短期連載しておりました。血統の世界は日々世代を変えてゆくものだけに、常に新しい視点で旧来のやり方にとらわれない発想をお伝えしたいと思います。