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市子

市子をみました

冒頭からたびたびでてくる虹という歌
わたしには思い入れがあって、小さなころ妹が幼稚園で習ってきて毎日のように帰り道や家で歌うものだからいつの間にかわたしまで覚えちゃって今でもたまに聴いて口ずさんじゃうんです

この虹という歌、あしたに向かって明るくふみだすようなパッと言えば希望をうたっていて、まるで希望のない市子の現実とすごく対照的だなと
 
お金も苦しく家庭もいろいろある、そして戸籍のない市子

本人はふつうに生きたいだけただふつうには生きられない苦しみがひしひしと伝わってきた

じぶんの生い立ちは明かせないにしても、好きなものができたり、友だちができたり、恋人ができたり。

幸せを噛みしめるのと苦しみを味わうのが市子の日常のなかで紙一重なんだということが辛かった

市子と家庭の限界で息絶えた月子をみた母の第一声がほんとうに忘れられず、震えた

どうか苦しむ子どもたちが救われる社会に

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