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聖ニコラウス(サンタクロースの謎を追え)

今回は、サンタクロースの話をしようと思う。
エネルギーバンパイアの続きも書きたいのだが、今日はクリスマスなので、その話も悪くはないだろう。

サンタクロース・・元々は「聖ニコラウス」という聖人である。
3世紀のローマ帝国に生き、現在はトルコ領となっているアナトリア半島で司教を勤めていたとされる存在。

サンタクロースは夢を送るとも言われる存在ではあるが、歴史というかオカルトというか・・だとなかなかに目が点になる。

まずこの記事のトップ画像がサンタクロースが金貨を運んでいるというのをAIアートで作成してみた。
その理由は聖ニコラウスは鼠小僧のようなお仕事をしていたからというもの。

鼠小僧と一緒にすると怒られそうだが・・・(笑)

13世紀のジェノヴァ市の大司教が聖人たちの生涯を記した「黄金伝説」に、聖ニコラウスが3人の娘を救ったというエピソードがある。
聖ニコラウスの近所に住む貧乏な家では3人の娘に春を売らせて生活をしようと考えていたそうだ。

今の時代だと大騒ぎをされそうなものではあるが、もしかすると今でもそういったことはあるのかもしれない。
しかし時代も時代であるなら、これも生きるために仕方のないことというのもあったことだろう。

これを知った聖ニコラウスは金塊を布に包み隣人の家の窓に金塊を投げ入れたのだそうだ。

隣人は神に感謝し長女はこの金塊で結婚式を挙げることができたというもの。

その後も、金塊は投げ込まれ続け隣人は追跡し聖ニコラウスのおかげだと知るわけだが、聖ニコラウスは「自分が生きている間は自分の行為だとは言わないでほしい」としたそうで、これがきっかけになりサンタクロースの「子どもたちにプレゼントを配る」という設定が生まれたわけだ。


その一方で、殺害された子供を生き返らせたというものもある。
死者蘇生はイエスだけの奇跡ではなかったのか・・・

肉屋に泊まった子供達が殺害され、細かくされて塩桶に詰め込まれる。
7年後、聖ニコラウスが肉屋を通りがかり、「7年前にあなたがつけた塩漬け肉が欲しい」といい、肉屋は悪事がバレたと思い逃げ出す。

肉屋を制止し。塩桶のそばで聖ニコラウスは「起きなさい」といったと。
すると子供達は3人とも起き上がったとされる話だ。

ヨーロッパで子供たちの、守りとしての存在となりオランダにわたり、オランダ語で聖ニコラウスを示す「シンタクロース」が訛り、「サンタクロース」になったとのこと。

ドイツでは黒いサンタクロースもいる。
赤い聖ニコラウスと黒いサンタクロースが同行し子供たちに良い子か悪い子かを聞くとも。

場所が変わればサンタも変わる。
どこかの地方では聖ニコラウスと一緒に天使と悪魔がやってくるともいいます。
天使は良い子に夢を与え、悪い子には「部屋いっぱいのジャガイモ(腐ってるらしい)」とか、「部屋にばら撒かれす動物の臓物」なんていう怖いものもあります。

まあ、アポクリファには「イエスは生まれる前に、神から人間たちへの救済とその人生を開設され、あまりの悲惨さに恐怖しユニコーンに変化して逃げた。12月25日はイエスが追いかけてきた犬と天使に捕まった日である」なんてのもあるわけで。

さて・・あなたはサンタに何を願いますか?

とっぴんぱらりのぷぅ

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