見出し画像

海の中から見る光・・海光

最近、占い師でありながらも書いているのは心療内科の話ばかりになってしまって。
本人的には、そんなこともあるのか、こんなこともあるのかと、ありのままの私をみてもらいたいとついつい書いてしまうのですけれどもね。

昔の話・・・小学校三年生の頃でしたでしょうか。
平たいタイプのいわゆる浮き輪・・・浮き板??

これにですね、母と私が向かい合って捕まっていたんです。
両親は福島の生まれで、それでも海まで歩いて2時間・・・近いから行こうかという素晴らしい体力の持ち主です。

都会っ子の私は、「ま・・まだ???」とヘタレつつwww

その場所ではなかったのですが、夏といえば海ということで、連れて行ってもらった場所・・なんかもうどこだったか忘れましたね。

そして向かい合って捕まっている浮板に何を思ったのか、私は母のそばに行きたくなり、
地味地味と端っこを伝うようにして近寄ります。

気がついた母は慌てて何かを言った気がしますがすでに手遅れで、そこそこの波が私と母をひっくり返してきました。
両親はどちらもうまく泳げる人たちで、私はまだ泳げませんでしたが、肺活量だけは意外とあった覚えが・・・

ふっと目を開けたそこには・・・・

本当にこんな感じで、海の中からの空が見えていてそれはそれは青く美しいものでした。
しかし、自分の背後は暗く「ああ、このまま沈んでいくんだなぁ」となぜかとてつもなく冷静に思っていたものです。

一方、海面では私が沈んだと大騒ぎになっており、救命の方も出てきますしそりゃもう・・・でもなぜか見つからなかったんですって。

そして緩やかに沈んでいく私は、ふっと背中に手を感じたんです。
背中を押し上げてくれる女性の手。
強いていうなら「人魚」です。

そのままぐぐぐっと上に押し上げられて、海面に「ぷはっ」と顔を出したので、救命の人に持っていかれ、母も泣きながら海岸に戻り。
怒られはしませんでしたが、ただ背中に女性の手のあとのような感覚が残っていたのを覚えています。

嘘か本当かはそれぞれが思えばいいので、真偽がどうとかは言いませんが、海に行くたびに「手を振る女性達」がいるのを知っています。

水辺の怪異は、もう1つありますがそれはまた今度。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?