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狐といえども狐
さて、少々「狐」の話をしよう。
すでに創作工房muccoからはそれなりの種類が出ているわけなのだが、実のところ、ほんの一部なのであったりする。
簡単に羅列すると・・・・
『狐』・・一尾でいわゆる狐だ。
『天狐』・・霊妙の効験を持っており「天狐」「仙狐」「空狐」「地狐」「阿紫霊(あしん霊)」の五神で成り立っている。
この中の「空狐」は1000年を経ると仙狐になり3000年を経ると稲荷空狐神となるとされかなり神に近い狐となる。
『白狐』・・100歳、千歳の狐の色とされている。
つまり、お手元にいる真っ白な狐は少なくとも100歳は生きているのだ。
『黒狐・玄狐』・・・黒い狐というとなかなか日本では見かけられない。
北海道でその昔流通の対価として出していたと言われていたらしいが、実は黒貂らしいという話もある。
黒という色合いには悪い意味ももちろんあるが、それほどに妖力を蓄えているという深淵をいったらしい。
『地狐・阿紫霊』この2たいは齢500年を超えると成りなるとされている。
阿紫は500歳(人霊では三歳くらい)で修行に入り、上手に育つと地狐になるとされている。
『野孤』・・これがまた難しい。空を飛べるわけでもなく、神になることもできない・・いわゆる狐でもある。基本、落ちたものとされ、人を騙したり唆すのはこいつかもしれない。
『あまつ狐』・・天狗と同じほどの霊力を持つとする。
天狗はその足跡、あるいは下駄の後が岩に刻まれるとこんこんと水が湧き上がりあらゆる病を癒す神妖水となるとされる。
『伊賀専女』これも狐だ。源氏物語の中の20巻あたりに出てくるのだが、名の通り時代背景での異名となっている。およそ、活躍したのだろう。
『草狐・沙狐・玄狐・火狐・白狐・灰狐・雲狐・豼狐・管狐』管狐はよく知られているものと思う。
筒の中ににょろんっと入っている細なっがい狐だ。
豼狐は年老いて妖になるので霊狐とも呼ばれる。少し管狐に似ているが毛が黒いのが特徴だそうな。
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『専女』(トウメ)と読む。どうやら白狐の位の違うものらしい。
その他『命婦』『野干』『おさき狐』(この子は家に着くと言われた狐)「管狐」は先も出たがこの子らが入る筒には梵字で式が書かれており、その能力に合わせて梵字が変わるとのことだ。
『九尾の狐』有名どころだから説明はいらないだろう。
『御出狐』非常に人に慣れている狐だが、要注意だ・・馴れ馴れしい狐なので悪巧みをしている可能性は否めない。
『擬狐』『巨狐』『孽狐』『狐公』『狐仙』『狐妖』『雌狐』『紫狐』『射狐』『素狐』『文狐』『稜狐』『老狐』『死狐』・・・
と、一部を挙げてもこれほどになる。
これらにはそれぞれ、神狐とされたいわゆる狐たちの王に属しており、お仕事をする。
どの動物にもその動物の王があり、神がある。
神は1つだが、王は場所によって統治が違ってくるので数がそこそこいる。
天皇家が日本のトップであるのなら龍神はその位置にある。
気をつけたいのは、これらの妖、幻獣などと呼ばれている存在は人に憑くことはほとんどない。
皆無と言っていいかもしれない。
しかしこれを使役するものはいる。
龍神という名前が有名になってしまったので、大体が「龍神がついている」などと言われる人がいるが、龍神は龍達の神であり、人間にはおよそ興味はない。
自然界を司る意味で龍王は人間と関わりを持つが、つくわけではない・・強いていうなら目をかけてもらえている程度であろう。
狐の神とされるとダーキニー女神や他にもいるが、そう違いがあるわけだ・・
海外に属した狐の子に日本の神に付き添い従えといっても「はぁ?」となるのは貴方もわかるだろう。
私の仕事はこれら神獣と妖と呼ばれるもの達を、そのエネルギーを分けてもらい凝らせて貴方のそばに置くこととなる。
かっこいい仕事ではない・・およそ碌な最後はないと思っている。
この世界に入る時、優雅なことを願ってはいけない・・覚悟を持って歩くしかない。
私の周りにいる狐たちは、仕事を待っている・・・
そんなお話。
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