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お仏壇のお茶・水の話。

間も無く終戦日(記念日っていう言葉的には儂はあまり好きではなので、終戦日と書きます)が来ますね。

それだけではなく、お供えを差し上げる際には水分に関して少し意識して差し上げてください。

昔、とある場所でお仏壇にお食事をあげていらっしゃる方がいらして、それはそれで間違ってるわけではないのですが「あっつあつのお茶!」だったのを見たことがあります。

何を隠そう、私の親戚筋なんですけどもね( ^ω^ )
時代も時代でしたが、我が祖父は長生きで禿げた後頭部が我が祖父の私の記憶です・・・(顔ではなく禿げた頭しか覚えてない)

爺様が熱々のお茶が好きだったので、そのようにしたそうですが・・
爺様の長男・・私にとっては叔父は若い時に戦争に行って亡くなっていまして・・
1番上の叔父たちは双子でした。

1人は戦争にゆき亡くなり、1人は防空壕で亡くなったそうです。
(どちらもすげーイケメン・・親父にその遺伝子は残っていないと思うw w)

無論、お子様であった私には何もできませんが、訴えは聞こえます・・
「水が欲しい・・・」

当時の私は己が小さかったこともあり、「お水欲しいの」と叔母にいい、それを仏壇に運ぶ・・・
実は幼少期の私も根が根性悪なので、こうしていい子を演じれば母が助かり弟を馬鹿にされないという思惑もあったものです。

まあ、50年も前ですからね、障碍者を産んだ嫁となると立場酷いのよ。

んで、小さなお手手でコップの水を持ってお仏壇(田舎の仏壇はでかい)に持っていくと、叔母に「優しい子ね」と褒められたもんです。
内心は「ふ・・」だったと思うけどw w w

そしてお仏壇にお水を供えます。

と、幼少期の笑える悪巧みは置いといて・・
御師さんから教えてもらったことを書いてみましょう。

本来は毎日お仏壇にお食事を送るのが1番だが、そういかない場合もあるね。
なら、毎月1回あればそれでもいい。
あるいは終戦日やお盆などに「お茶(あまり熱くないもの。理由は子供が倒したら危ないし、ペットがうっかりをしても危ないから)・水・砂糖水(お砂糖をひとつまみ入れたもの)をお仏壇に差し上げるといいんだよ。」と教えてもらいました。

まず、お茶は寿命を持ってこの世を去った人に送るものです。
水は戦争・病気・火事・熱中症(ここヒダル神も関わるので、それは後日書くね)など水を求めて亡くなった可能性がある人に送るもの。
砂糖水は水子・幼くして亡くなった子・あちらの世の神仏に送るもの。

とされるそうです。
砂糖水・・糖水はお子さんを産んで母乳が出にくかった人覚えてないかな。
今だと粉ミルクを置いてくださってるけど、糖水があったことあるんだよね。

お供えした後は、普通に流しに流してOKですが、通常のお水は植物にあげてもいいそうです。
お供えの水は「神仏水」と呼ばれるものになるので。

実はその方にお送りするにあたっての分け方がいくつもあるのだけど、まずはこの3つでご先祖様方をある程度網羅してお茶送りができるそうです。

ご参考までに。

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