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気持ちの整理


スポーツ現場からすっかり離れてしまっていたので放置していました(笑)

さっきスペインの家に約10ヶ月ぶりに帰ってきました。

ここからはスペインへ戻る飛行機の中で思い付く事を文字にしたものです。



日本は約1年前、スペインは3月10日、そして世界中の日常が変わりました。

たった100nmの小さいウイルスに私達の生活は変えられました。

「感染したら死ぬ」

そんな情報しかない中、発見場所が中国・武漢だったと事もあり世界中でアジア人が差別の対象でした。

アジア人=ウイルス、そんな感じでした。

まあまあ、彼らの気持ちは理解できます。

有難い事に私の周りは心配してくれました。

(※普段スペインの生活で人種差別感じる事はないですよ!)


1週間家に缶詰になった時に感じたのは、「どうやって生き抜こう」でした。

終わりが分からない、仕事もない、収入もない、もう帰るしかない、あの時はそんな気持ちでした。

不本意でしたがギリギリで帰国しました。


日本に帰ってきてひと段落、次の問題は「今後どうしよう」です。

スペインにいた知り合い何人かは日本に留まる決断をしましたが、今の自分が日本で働くイメージが全くできませんでした。

何度も考えても「スペインで挑戦したい」その想いだけは変わりませんでした。

昨シーズンから移籍をしてそこで出会った12歳の選手達。

彼らの瞳はサッカーに対する情熱でギラッギラでした。

そしてそんな彼らに本気で向き合う指導者達。

いつかこの経験を日本で伝えたい、でも今はまだ彼らと過ごしたい。

これが決定的でした。

自分のキャリアに今必要なものはスペインにしかない、それしか考えられませんでした。


日本でも感染者数が過去最大を更新する毎日です。

ヨーロッパ各国も変異種の感染拡大が止まりません。

世界中どこにいても安全な場所はないし、今後もこのウイルスと戦っていかなければならない。

なら、もう待てない。

使い捨てマスク200枚をスーツケースに、感染しない覚悟を決めて飛行機に乗りました。


初詣の願い事は「健康」それだけです。

身体さえ丈夫なら大抵の事はどうにかなりますし、どうにか出来ます。

そして今回の選択、日本に留まる事もスペインに戻る事も正解じゃない。

結果的に何とかするしかないだけで、どっちをとっても生きていかなきゃいけないわけで。

まだまだ先の分からない状況ですが、あくまで飛沫感染です。

手洗い・うがい・マスクとちょっとの思い遣りで乗り越えましょう。


思いっきり笑顔で皆さんとお会い出来る日を楽しみにしていま〜す!

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