立ち止まる意義
先輩からのお誘い
3月末に日本へ緊急帰国してから自粛の毎日。
スペイン語のテキストを開いても、トレーニング関連の参考書を開いてもいまいちやる気の出ない毎日を送っています。
そんな時、大学時代のゼミの先輩からリモート講演に誘っていただきました。
結果、めちゃくちゃ面白かった。
そして頭をフル回転にしたせいか、ふーーーっと大きくため息が出ました(笑)
タイトルが「進化の原動力」ということで、講演をされた方はトレーナーさんですが、内容はとても哲学的なものに感じました。
とても印象に残っていることは、「ゆらぎ=ぶれる ではない」です。
私なりに解釈したことをまとめていきます。
ゆらぎ=ぶれる ではない
人間は誰ひとりとして完璧ではありません。
だからこそ希望を抱き、自分の理想とする方へ進んでいきます(進化する)。
その動的平衡は生命として自然なことで、静的な方が不自然です。
そして人間が進化していくためには必ずパワーが必要です。
では、そのパワーはどうしたら生まれるのか。
答えは「どれだけゆらぎの振れ幅があるか」でした。
「ゆらぎ」とは何かの基盤があり、それを軸に動くこと。
その動く振れ幅が大きければ大きいほど進化のパワーとなるそうです。
え、それってぶれろってこと?って思いましたが違いました。
「ゆらぎ」は何かの基盤が動かないもの、そして「ぶれる」はその基盤自体も動いてしまうもの。
あ〜なるほど、納得…
では「ゆらぎ」の基盤は何か、それは「自己肯定感」だそうです。
自己肯定感が高いほど基盤は大きくなり、大きな「ゆらぎ」へ繋がる。
自己肯定感を高めるためには「自分自身を許容すること」。
光と影があるように、自分の人として綺麗なところも汚いところも認めること。
簡単なようで実はすごく難しいことですよね…
アウトプットの重要性
先ほど述べた「自分自身を許容すること」、その判断基準が「他人に話す」だそうです。
人間良いことはペラペラ話せても、悪いことは中々話せませんよね。
弱い自分を見られたくない、そう思うものです。
しかしそれは「その物事に対する自分を許容できていないから」だと言います。
善悪の判断は時代とともに変化するもので、過去の物事は変えられなくても、それが善悪どちらだったかは変えられるそうです。
つまり、トーマス・エジソンの言う「私は失敗したことがない。ただ一万通りのうまくいかない方法を見つけただけだ」になるわけです。
自分の価値観を大切にすること
逆に自己肯定感が低く、基盤が小さいと「ゆらぎ」の幅も小さくなります。
なぜなら「他人からの承認を求めやすく」なり、それは「他人の価値観に自分を合わせること」になるからだそうです。
そんな人生、つまらないですよね。
やる気がないなりにその時間を大事にする
3ヶ月目に突入した自粛生活。
今までの起きて仕事行って、グラウンド行っての流れがないだけでダラけます。
あくまでまたスペインに戻るという予定があるので、この期間、夏休みのように立ち止まってみようかなと思います。
最近はおばあちゃんとサスペンスドラマを見るのが趣味です(笑)
長いシリーズの海外ドラマを見たり、目的もなく散歩したり。
スペインに戻ってシーズンが始まればまた忙しい生活になります。
日本にいれば日本での講演会に参加しやすくもなります。
私はこういう講演会に参加する時は、必ず質疑応答で質問するようにしています。
理論は後で調べることができますが、講演者の方の意見を聴ける機会はこの時だけだし、あとでコソッと質問に行くのは失礼かな…と。
あくまで私の意見ですが、これもアウトプットの一種になるかなと。
今回も心臓バクバクしながら質問させていただきましたが、その答えを私なりに言葉にできないのでまたの機会に…
ということで、そろそろ私の頭が限界です(笑)
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