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23-6-10 息子1歳のたんじょうび

息子が1歳になった。
去年の今日、手術室で(帝王切開だったので)息子の顔を初めて見たあの日がもう遠い昔のような、いや、つい最近のような、不思議な感覚だ。
ここまで大きな病気や怪我もせず、高熱も1度しか出さず、元気に1歳になってくれたことをとても嬉しく思う。

1歳の誕生日は何かとやる事が多く、息子は夕方から夜にかけて3つほど催しが控えていた。
それなのに今日は珍しくほとんど昼寝をせず夕方を迎えてしまったので、夫に抱っこされて町内を練り歩き強制的に寝かせられて機嫌の調整が行われた。
上手いこと寝かしつけることができたものの、40分ほど寝たところで寝返りの際に家具に体をぶつけてしまい起床。寝足りないわ痛いわで機嫌の悪い目覚めとなった。

必死のご機嫌取りによりなんとか持ち直した息子を無事食卓に着かせ、第1の催しスマッシュケーキ敢行。
こちらはおそらくここ数年で流行ったアメリカ発祥のイベントらしく、赤ちゃん用に食パンと水切りヨーグルトで作ったケーキを赤ちゃんが手づかみでぐちゃぐちゃにして食べるというものだ。
娘の時にもこれをやってみたのだが、豪快にぐわし!と掴んでぐちゃぐちゃと捏ねくり回し、顔をクリームだらけにしながら食べていてとても可愛らしかったので、娘よりも食欲旺盛な息子ならどうなるのかな、むふふ、と期待していた。
ケーキは事前に私と娘で作成。
4年前はぐわし!と掴んで食べるだけだった娘がケーキを作れるようになってるのもエモいなあと思った。
ケーキにろうそくを立て、バースデーソングを歌い、ろうそくの火を消して、さあどうぞ!ご自由にお食べ下さい!と息子の前にケーキを置いたところ、息子は困惑。
これは…なに…?いつもはスプーンでごはんくれるじゃない…?え、これ、てでたべるの…?ほんと?
という顔をしていた。
恐る恐る、上に乗っているチェリーをつまんで食べ、申し訳程度にケーキ本体をほじくって少しパン部分や間に挟んだバナナを食べていた。娘の時のような豪快さはなかった。
性格の違いかな?

第2の催しは一升餅である。
まだ歩くか歩かないかといった1歳の子に一升の餅を背負わせて歩かせる、なかなかスパルタなイベント。スマッシュケーキと違ってこちらは日本の伝統的な催しだ。私も1歳の頃やったらしい。
それにしても一升の餅、重すぎる。
これ最初に考えた昔の日本人、スパルタ過ぎない?
でも足腰の強い子は1歳でこれを背負ってニコニコしながら歩く子もいるらしい。
うちの息子はまだつかまり立ちしかできず、手を離して立ったこともないので、私が脇を掴んで歩いてる風でお茶を濁した。その後、餅を背負ったまま寝転んで寝返りをして、背負わされている餅が重すぎてキレていた。だよね。

第3の催しは選び取りカードだ。
本来はカードではなく、本物の小道具を並べて子どもに選ばせ、最初に手に取ったもので将来の職業を占うというものだったらしい。
現在は簡略化されてカードになっている。
10枚ほどのカードを息子の目の前に並べ好きに選ばせたところ、

ITエンジニア

医者

お金持ち

警察

の順で次から次へと選んでいた。
ITエンジニアから医者へ転職したならば、お金持ちになるのもさもありなんという感じだが、お金持ちから警察というのがやや雲行きが怪しい。
これは警察官になるという意味ではなく、お金持ちになったあと何かやらかして捕まるのでは…?などと不謹慎なことを言って皆で笑っていた。
警察のお世話にはならないことを祈るばかりだ。

誕生日プレゼントはこれにした。

音楽がなるものが好きなようなので、音が鳴るおもちゃにしてみたが、反応はそこそこだった。
1歳のおもちゃ選び、難しい…。



息子よ、私の元に来てくれてありがとね。
毎日あなたと過ごせることが、私の人生のおおきな喜びです。



おしまい

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