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23-8-30 「1年に一度」に情熱を懸ける人たち

「鳥人間コンテスト」が好きだ。
放送されているとつい見てしまう。

なぜ好きなんだろう?と考えてみた。
飛行機づくりの技術も面白いし、琵琶湖の湖面の上をすいーっと飛んでいく姿も見ていて気持ちがいい。
そんなことを考えながら番組を見ていくうちに、
そっか、「1年に一度」の何かに情熱を懸けている人たちを見るのが好きなんだな、と思った。

そう思うと、私が甲子園やSASUKEなどをつい見てしまう(熱烈に追っかけているわけではないのだが)のも同じ理由かもしれないと思う。

鳥人間コンテストに向けて、機体の設計や製作、パイロットのトレーニングなど、すべて年に1度の本番の1日のためだけに力が注がれる。
琵琶湖に向かって飛ぶ、その一瞬のためだけに膨大な時間が費やされる。
そこには必ずチームの絆も生まれる。(それがまた熱いッ)

それなのに、飛び立った瞬間に墜落して機体が大破してしまうチームもある。
その儚さも含めて、夏の風物詩として趣があるのだ。

私もかつては、「1年に一度」に全てを懸けていた人間だった。
吹奏楽部だった私は、吹奏楽コンクールとマーチング大会に青春の全てを傾けていた。
そういったものから遠く離れて久しい。

そんなかつての自分にも重ねつつ、どのチームにも感情移入して目頭を熱くしてしまった。
また来年も楽しみだ。



おしまい



追伸

三四郎ANN0のヘビーリスナーである私は、やはり注目は大木祥資さんだったのだが、素晴らしいフライトだった。
「鳥人間はJAZZ」は、大木さんが言うからこそめちゃくちゃイイ名言だと思った。



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