魔女菅原さんの逝去に寄せて

大食いチャンピオンで有名になられた
魔女菅原さんが逝去されたというニュースを拝見して
本当に驚いた。

ついこの間までテレビに出ていたと思ったのに
いつのまに大腸がんになられて
パン屋さんを閉めて、お亡くなりになられるとは。

私が高校生くらいの時には
テレビチャンピオンでよく大食い番組がやっていて、
ギャル曽根や、ロシアン佐藤が
全然素人だった頃、
夕飯時に家族でみては、自分も食べれるような気になって食べすぎては苦しくなるみたいな記憶がある。


何がどうして辿り着いたか思い出せないのだけど
菅原さんのアメブロに行き着いて
毎日毎日山のように更新されるブログ
(というと大袈裟だけど)
筆まめな彼女のブログを1〜2年日課のように読んでいた時期がある。

ブログを読んで知ったのだけど
息子さんが知的な障害を持っていて
シングルマザーで、苦労人の側面があった。

パンを焼くのが趣味で、
美術が大好きで、毎日いろんなところに出かけてるな〜なんでみていたら、アレよアレよとパン屋さんをオープンされて、いつからかベリーショートの金髪になっていたり、カーブスに通い始めたり、と

本当にすぐそこにある日常で
テレビに出ている人の普通な日常を読むのが面白く、

少し癖のある彼女の文体が癖になっていた。


当時不妊治療をしていた私は
プライベートのsnsを遮断していたので
友人たちの近況は知らなかったけれど
こうして追いかけているブロガーの人の近況や
考え方にはやたら共感したり
新しい気づきをもらっていたりしていた。

菅原さんの生き方を自分なりに咀嚼すると
「まあいろんなことがあるけど
お金かけなくても楽しいことはできるし
案外やってみたらうまくいくこともあるし
挑戦してみたらできちゃいましたみたいな感じで
大食いのテレビに出ちゃいました。ラッキー🤞」みたいな感じで

お子さんのことも
「まあ色々あるけど
私もきっと似たような気質持ちだし
よくまあここまで育ったわ。」みたいな文体が多くて

総じてクヨクヨしてても仕方ない が伝わってきた。


実際に彼女は、子持ちの30代後半(40代?)で
子連れで大食い番組に参加していたのだけど
今、同じように息子持ちになって思うのは
「子供に何かに向かって走る後ろ姿見せるって
 すごいかっこいいよな〜タフだよな〜」ってこと。

同じ息子を持つ私としては
まだまだ心配だっただろうな
もう少し見守ってあげたかったろうな
と思うけれど

俯瞰していた彼女のことだから、
もしかすると、「これもまた人生」と
あの優しい眼差しでつぶやいたかもしれない。

実母より少しだけ若くしてお亡くなりになられたので
とても他人事とは思えず
今日は一日中心の真ん中で考えていた。

そしてまた思う
人生は小さなことでくよくよすると
案外早めに終わってしまうこともあるから
楽しいことに目を向けて
頭を使って前向いて笑おう!

心からご冥福をお祈りします。

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