【原神】重雲くんのビルドを考えてみる

 オタクのみんな~! 重雲くん育ててるー!?

 というわけで12/12(金)21:00に原神ver1.2の情報が公開されました。目玉は何と言っても氷聖遺物『氷風を彷徨う勇士』の実装です。アルベド? 甘雨? 甘雨ちゃんしか知らないですね。
 2セット効果が氷元素ダメージ+15%、4セット効果が氷元素の影響を受けている敵を攻撃した場合、会心率+20%。敵が凍結状態の場合、会心率は更に+20%というまさしく重雲くんのために存在しているかのような能力です。重雲くんとの相性の良さは今更語るまでもありませんが、初見の方のために解説をします。
 重雲くんは元素スキルでフィールドを生成し、その中では近接武器の通常攻撃・重撃・落下攻撃が氷元素ダメージになるという能力があります。これは言い換えれば『通常攻撃で氷元素を付与できる』ということであり、4セット効果の達成を極めて容易にしてくれます。加えて凍結を発生させるに必要なもう一つの要素である水元素付与もバーバラ、行秋、モナなど豊富な手段があり、ほぼ確実に凍結状態に対する4セット効果を発動できます。
 これまでサブアタッカーとしてのビルドしかなかった重雲ですが、これをきっかけにメインアタッカーとして大きく注目を浴びるかもしれません。

 だからというわけではありませんが、俺が想定する重雲のビルドをいくつかまとめていこうと思います。

1.サポート特化ビルド

 よく紹介されている重雲のビルドになります。元素爆発のエネルギー40、CT12秒という破格の性能を生かしたサポートビルドになります。聖遺物セットは旧貴族4セット。2セットの元素爆発ダメージ+20%を生かしつつ、本命は元素爆発発動後チーム全員の攻撃力が+20%、継続12秒。まさに重雲に使ってくれと言っているかのような構成です。
 メインオプションは以下になります。
 時 計:攻撃力or元素チャージ
  杯 :氷元素ダメージバフ
  冠 :会心率、攻撃力
 武器は基本的に元素爆発の回転率が重要なため、西風大剣or祭礼の大剣となります。後述しますが、祭礼の大剣では別のビルドも視野に入ります。西風はあくまで元素爆発の回転率を上げるものですが、祭礼の大剣はCTリセットを利用して積極的に元素スキルを使い、元素オーブを回収するスタイルになります。つまり、ある程度『攻撃にステータスを振っていない』重雲が前に出る必要があります。補おうとしても時計を元素チャージに回した結果、元素爆発の火力低下、引いてはチーム全体のDPSの低下を招く可能性があります。
 ちなみに祭礼の元素チャージはLv80で27.9%、時計のメインオプション51.8%を合わせて179.7%となります。サブオプション込みだと200.0%に届くか届かないくらいでしょう。西風はLv80で55.9%になります。この辺りは実際の運用と合わせてサブオプションだけで伸ばすか、時計を元素チャージにするか調整が必要でしょう。
 想定される運用として、元素爆発を打ち、退場。爆発が溜まったら元素爆発を打ち、また退場。といった流れになります。ディルックがメインアタッカーの場合は融解反応が非常に強力なため、元素爆発→元素スキル→退場となります。逆にレザー、刻晴は相性が悪いため、元素スキルは使ってはいけません。タルタリヤも重雲を使うくらいであればベネットを使った方が相性は良いでしょう。まあ、20%攻撃力バフを撒き、そこそこの攻撃力の元素爆発を撒くだけのお仕事と考えれば悪くはないのかもしれません。意外かもしれませんが、冠は会心率よりも攻撃力の方が期待値は高い(はず※サブオプションを一切考慮しない場合)です。

2.元素スキル連発型ビルド

 これはWikiに書かれていた件について興味深い内容でしたので取り上げることにします。1で書いた祭礼の大剣は元素スキルが命中すると一定確率で元素スキルのCTがリセットされるという効果を持っています。また、固有天賦2では元素スキルのフィールドが消滅した際に氷の刃の追加ダメージ+氷耐性デバフ-10%が強力です。
 元素スキル連発型ビルドはこれを生かしてデバフを撒きながら戦うビルドとなります。聖遺物は剣闘士4セット(理想)または剣闘士2、氷風2セットになるかと思います。基本的には氷バフを受けて戦うため、元素爆発がおまけになってしまうため、旧貴族は候補外です。
 メインオプションは以下の通り。
 時 計:攻撃力
  杯 :氷元素ダメージバフ
  冠 :会心率、攻撃力
 武器は前提の通り祭礼の大剣。運用方法としては、元素スキル→CTリセット→通常攻撃→フィールド消滅→退場という流れになるため、基本的にはサブアタッカーになるかと思います。相性の良いキャラクターはレザー、刻晴、サポートにはスクロースが良いかと思います。
 通常、レザーや刻晴は相性が悪いです。にもかかわらずここに挙げている理由は、この構成は重雲の元素スキルにより氷元素付与を重雲が全て利用するという前提に立っているからです。重雲が全て利用すれば後に残った氷元素を起点に超電導→物理攻めという形に持っていきやすいことがポイントになります。加えて、超電導の追加ダメージが氷属性であることも相性として良いポイントの一つです。
 サポートにスクロースを上げているのは翠緑4セットの効果で拡散された元素の耐性を下げられるためです。ここは蛍やウェンティでも同じことができるかと。
 これを踏まえて詳細な運用としては重雲スキル→CTリセット→再使用→氷の刃が発生氷耐性-10%→スクロースに交代→拡散で氷耐性が更に-40%→重雲の通常攻撃連打→フィールドの消滅→氷の刃が発生→レザー、刻晴に交代し、超電導からの物理攻め→祭礼のCTが切れ重雲に交代、以下ループの流れになります。
 このビルドでは枠(レザーor刻晴+重雲+スクロース+ヒーラー)の都合上不可能ですが、例えばスクロースの代わりにジンなど風ヒーラーを入れるなどした場合、優秀な氷アタッカーを入れることも考慮すべきです。ガイアなどは意外と天賦倍率が高いため、氷バフがあれば通常攻撃もかなり優秀です。スキルや元素爆発での使い勝手の良さは今更語るまでもありません。

3.砕氷ループビルド

 ver.1.2で使用可能になるビルドです。これは『氷風』4セット効果を生かして常に相手を凍結状態にしながら戦うビルドになります。この構成の最大の利点は、会心率を聖遺物のセット効果で補うため会心ダメージを非常に高く設定することができる点です。
 聖遺物のは『氷風を彷徨う勇士』4セット。メインオプションは以下の通り。
 時 計:攻撃力
  杯 :氷元素ダメージバフ
  冠 :会心ダメージ、攻撃力
 武器は『古華・試作』または『黒岩の斬刀』になります。サブオプションでの会心ダメージと攻撃力の上昇によってベストの組み合わせが異なります。詳細については、後述します。
 先にパーティ構成に移りますが、重雲+行秋+サポート(スクロース、ベネット)+ヒーラー(ディオナorバーバラ)となります。サポートについてですが、スクロースはデバフ、ベネットはバフの要因となります。どちらを選ぶかは基本的には好みですが、安定性を取るまたは氷耐性が低い敵を相手にする場合はベネット、瞬間火力や氷耐性が高い相手と戦う場合は、スクロースになるかと思います。
 ヒーラーに関して、ディオナとバーバラを候補に挙げた理由としては双方のサポート性能を考慮してのものになります。何故なら行秋の元素爆発の継続時間は15秒でCTは20秒、重雲の2凸スキルにより-15%としても水元素が付与できないターンが発生します。その場合の会心率の低下を抑えるためにどちらかを入れることを推奨します。
 ディオナは氷の元素共鳴で氷元素が付着、または凍結状態の相手を攻撃するとき会心率+15%され、『氷風』のセット効果も氷元素が付着しているため+20%されます。バーバラは元素スキルにより15秒の水元素を纏うことができ、凍結状態をより安定的に生み出すことができます。行秋の元素スキルで発生した雨すだれの剣には接触時の水元素付与効果がないため、継続的な水元素付与が途切れやすいからです。
 武器と冠の組み合わせについてですが、常時会心率+40%かつ星5聖遺物LvMAXでサブオプションは考慮しない場合は͡『古華・試作』+『会心ダメ冠』>『黒岩の斬刀』+『攻撃冠』>『古華・試作』+『攻撃冠』>『黒岩の斬刀』+『会心ダメ冠』の順番で期待値が高くなります。サブオプションを考慮する場合も、おそらくこの組み合わせ通りかと。

まとめ

 一先ず三つのビルドを提案してみましたが、必ずしもこれ、というわけではないです。手持ちのキャラや聖遺物の状況などでこれらの複合型は十分考えられます。持っている聖遺物がサブオプションの元素チャージに振れている場合は、元素爆発回転型のような剣闘2or氷風2+旧貴族2も考慮に入りますし、強力な炎サポーターが要る場合の溶解を生かすパターンで楽団2+剣闘士2or氷風2も十分可能かと思います。手持ちと相談しつつ、ベストの配置をすることを意識しましょう。それでは良き重雲ライフを。

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