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怖い商店街の話

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お店をテーマにした怖い話です。 ※エブリスタと共有。
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#短編小説

【怖い商店街の話】 不動産屋

昔、実家近くにある商店街の中に不動産屋があった。 周辺地域を管理している小さな会社で、従…

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【怖い商店街の話】 写真屋

学生の頃、写真が趣味だった父からお下がりのフィルムカメラをもらった。 フィルムが少し残っ…

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【怖い商店街の話】 メガネ屋

その日、いつもメガネをかけている真奈美が、体育着に着替えようとした時にメガネを上着に引っ…

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【怖い商店街の話】 ネイルサロン

商店街に新しくできたネイルサロンのオーナーレイコさんは、いつもおしゃれで美しく、近くにい…

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【怖い商店街の話】 煮込み屋

同期の勝又は美味い物にやたら執着心があって、誰かにどこの何々が美味いと聞けば、例え海外だ…

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【怖い商店街の話】 ケーキ屋

それは、12月の半ば頃。 私は友人のカンナに頼まれて、商店街の入り口にあるケーキ屋でアルバ…

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【怖い商店街の話】 精肉店

私はある商店街で精肉店を営んでいる。 先代の父は私が十五歳の時に亡くなり、しばらくは伯父が引き継いでくれていた。 幼い頃から父にある程度のノウハウは叩き込まれていたけれど、私は学業を優先したいがために、伯父に頼み込んでお願いしたというわけだ。 伯父は最初、店を手伝うことをとても嫌がっていた。 それはもう尋常ではないほど。 だが、祖母にどうしてもと頼まれ、渋々OKしてくれた。 肩書はけっして「店主」ではないことを条件に。 そして、私が正式に店主として働くようになってからも