芸能界はシャンパンタワー(10回目)
どうやったらタレントがテレビに出れるかはよく考えてました。
いきついた僕なりの答えは
売れること、テレビに出てること
まじでこれです。
テレビの制作会議に出ることもあるのですが、売れている人のスケジュールとれたらほぼ確定なんですよ。企画に合うかどうかじゃなく、企画をその人に合わせるんで。その企画に詳しくなかったら詳しくないから質問するっていう立ち位置で出てもらうんです。
面白いからオファーしてくれる番組は本当に一握りで、売れてるからオファーしてくれます。
売れ度が足りない場合は企画に合っててかつ今取れるスケジュールのタレントの中では売れてる方だからオファーする、みたいなイメージです。
まあそりゃそうですよね。視聴者の方も知ってる人を見たいし売れてる人は多くの人に見たいと思われているから人気があるんですから。
芸能界は巨大なシャンパンタワー。
てっぺんの売れてる人の仕事があふれたら次の人にいきます。
名言です。
いいなと思った人は自分の言葉みたいに使ってもらっていいです。
売れてない芸人がどうやって出れるか、フックどれだけつくるかがとても大事だと思います。
芸人さんにお話させてもらうときはいつも言っていたことがあります。
①スタッフと仲良くなって、自分のことを知ってもらってほしい
②自分の特技や知識、趣味は必ず数値や受賞歴、面白エピソードで説明できるようにしてほしい
①に関しては当然ですよね。ネタ作りの努力はもちろんみんなしてますし、面白くなる努力はしてますが、知ってもらう努力は見落とすんですよね。
賞レースというわかりやすいフックになるどでかい目標があるからもあるのかなと思います。
でも、賞レースだけが人生じゃなくて、あと40年以上芸人するならどれだけ自分のことを知っている人がキャスティングの決定権握るか、ということを常に意識してほしいんですよね。
これは媚を売るとかではなく、あくまで多くの人に自分のことを理解・認識してもらうということです。
成功例的な番組起用に繋がったお話です。
1つ目
若手やっているとき、大量にオーディションや、誰か〇〇できる人いない?と問い合わせがきます。このときも同様でした。
ある番組で柔道やってる芸人を集めた企画がありました。当時担当していたジャングルポケット太田くんにオファー。
太田君は柔道で愛知県3位になったことがある本格派です。
柔道ライブというのを劇場でやっていて、そこにあいすけという女芸人も出演していました。
あいすけは全国大会で入賞経験もあり、成績では圧倒的に太田くんより上です。でも知名度は圧倒的に下。
あいすけに連絡、「これまでの実績・受賞歴」「自分が親交のある有名な柔道家」をくれと伝えました。
あいすけは細かく返事をくれ、それをそのままスタッフさんにプレゼンしたところ見事出演が決定、なんと単独ロケまで行いました。
2つ目
またある番組でCoCo壱好きの芸人を集めた企画をやるという情報が。
∞ホールの楽屋をまわりながらCoCo壱詳しい人いない?と聞いてまわったら「山添バイトしてたはずですよ」と。すぐに相席スタート山添くんに連絡。
「バイト歴」「CoCo壱に行く頻度」を聞きました。
返事がきました。
なんか普通でした。
でも山添くんはさらに「バイトのときのエピソード」を追加で送ってきてくれました。
面白かったです。
そのエピソードもそのまま送りました。
見事出演決定。
山添君、このときすでに収録でも結果を残してました。なんでみんなの記憶に残ってないんだろう。
僕が山添くんに聞いたエピソードはどうも使われてなかったです。
3つ目
ある作家さんに東京きたてのGAG宮戸さんをご紹介し、お食事に。
その作家さんは元芸人さんで本当に芸人さんへの愛情が深い人です。
宮戸さんがどんなことができるのかを詳しく聞いてくれます。
宮戸さんはボウリングが特技で、1時間でカーブの投げ方を教えれて、マイボールをすぐにつくってあげれます、と話しました。そのボウリング実績も細かく。
作家さんはすぐに番組会議にあげてくれ、本当に次の週には連絡がきて番組出演がきまりました。
MCにカーブの投げ方を教えるというボウリング企画でした。
上記の3つはどれも①か②を満たしています。あいすけはライブをやっていたことで柔道のイメージが記憶に残り、プレゼンの俎上に乗り、数値や実績を全て出してくれました。
山添くんは数値や実績は少なかったけど面白エピソードで追いかけてくれました。
宮戸さんは①のチャンスを逃さず、本当にきれいなプレゼンをされていました。
みたいな、感じです。引っ掛からないことも山ほどありますし、ごはんいっただけで出演決まるときもあったりします。
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今日のアイデア自問自答
在宅企画案⑩
— たかやま (@takayamayujirou) May 4, 2020
オンラインカットセミナー
美容院にも行けない人がいるので、オンラインで自分で髪切れる基礎カットセミナー。
毎日髪の切り方を実際にモデルを切りながら教える。
切られるモデルはロン毛からスタートでセミロング、ショート、ベリーショートとなって最後オシャレ坊主になって終了。
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自分が髪全然切ってないことから思いついただけですね。
それに、ちょうど100日後に死ぬワニとかもあったので、最後が決まっている連続性のある企画、という感じで考えました。
髪のすき方とか美容師さんがyoutubeとかでだしてるけど、観てみると、もうそもそもそいつ髪の毛整ってたり、男前だったりするんですよね。
ブスだせよブスを。あと剛毛のやつ。
毛量多くて剛毛やねん。なあ。
おい、そこの男前の美容師、お前や。とりあえず坊主にしろ。これ以上モテるなよ。わかったな。
・ダメ出し
ロン毛を坊主にしたいという結果ありきでの企画になってしまってる気がします。
需要が多い髪の長さってあるはずなので、そこに集中したほうがいいのかもしれません。
これはモデルはいらないことをわざわざモデルいれてしまってますね。youtubeで見れるもので、本当に指示するならモデルなしでお客さんが切っているところをオンラインで指示してあげればいいだけかも。
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①②と出してるのに②についてはあまり言及してないですね。
箇条書きって難しいですよね。
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