共創とは共通善

武蔵野美術大学大学院造形構想研究科 クリエイティブリーダーシップコース

クリエイティブリーダーシップ特論第5回 講義日 2020/06/15

産総研(産業技術総合研究所)の江渡浩一郎さんのお話を聞きました。

江渡さんは学生時代よりメディアアーティストとして活躍されていました。またニコニコ学会βなどをはじめとしたさまざまな共創のプロジェクトを主導しています。

特にニコニコ学会βのお話が印象的でした。従来プロが作るものとされてきた創作物の世界にユーザーが参入し、プロとアマの区別なく、多くの人が創作物を発表する世界になり、プロとアマの区別なく、多くの人が創作物を発表する世界になってきたこと、ニコニコという創作物に溢れた場所を使い学会を5年間限定で開催した。

「研究は誰でもしていい。科学は科学者だけのものではない」考えてみるとそうだ。画家ではないけれど絵を書く人は沢山いるし、音楽家ではないけれどボカロの作曲者はたくさんいる。

「学会」って堅苦しいですか?
「学会β」だったらどうですか?少し柔らかい感じがしてきませんか?
「学会」は、研究に関する交流の場です。
研究成果ができたら、人に伝えたいですよね。
まずは「研究してみた」タグで、他の人に伝えてみましょう。
そして、誰かに直接会って発表したい場合、ニコニコ学会βで発表してみませんか?
ニコニコ学会βには参加資格はありません。
ニコニコ学会βは全ての人のための学会です。

共創と協業との違いはなにか。

協業は役割分担や利益配分を事前に決めて協力して進めるが、共創はそれらを決めずにやるということです。共創は「共通善」(共通の大きな目的)に向かって異質な才能が集結するところに意義ある。

#研究してみた  というタグを私ももっと早く知っていたらよかった。これからnoteインスタやtiktokで盛りあがったら面白いなー。




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