見出し画像

満開の桜を見ると思いだす…

桜が満開に咲くとき…
心は とんでいく。

最初に飛んでいくのは、
愛する子供たちの、小学校入学式
大きなランドセルを嬉しそうに背負って、
少し照れ臭そうに、
少しお兄さん、お姉さんになったお顔で
桜の下で 写真撮ったあの日

次に 飛んでいくのは
ワタシの 中学卒業式…
なんでだろうね?
いちばん心揺らいで、
いちばん激しくあばれて、一番冷たくあきらめたあの頃
今なら 抱きしめてあげたいよ

そして…

大人になって、ある時期 ワタシは染色にはまった

【桜はね、つぼみが色づく前に木を切ってごらん。
 木の中は、それはそれは鮮やかな桜色なんだよ】

この言葉を聞いたから。

桜で染めた染色は、一般的には茶色っぽい。
ピンク色?
見たことないはず。だって、桜が咲く前に木を切るバカはいないもの(笑)

でもね…見たかったんだ
見てみたかったんだ。
桜の木の中が、桜色に染まっているその時を。
そしてその色を
花びらに移したら、
桜の木の中は 木の色になる。

桜が咲く前の 一瞬の 命の時間。

なんだかね、
母乳と同じ気がしたのは私だけかな??

子供を育てる時だけ、
ワタシの赤い血液が
白い乳になる。


ワタシが 色が好きなのは
そこに命を感じるからかもしれないな
…生まれたときのはじけるような生命の色から
…年々色が変わって
…枯れる寸前の 薄くなった色も好き


今夜は 夜桜散歩にいこうかな

あと何回 桜見れるんだろうね

ふふふ

そうだね
今を大切に、ワタシの色を発して生きよ


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?