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1年ぶりの帰国で思う変化

約1年ぶりの、日本へ帰国してきました。

久しぶりの日本が、全然変わっていないような、いや全然違うような、既視感があるような、ないような、、、というなんとも言えない気持ちに。

そんな想いを日記的に書き留めたくなり、綴ってみることにしました。


1)慣れたハズの地

生まれ育った日本に戻ってきた一時帰国。

フィリピンという地は、日本から近くはないけど、決して遠すぎる地ではなくて。(フライトに10時間とかかかるわけではないし)

でも、このようなご時世でもあり、駐妻でもあると、慣れ親しんだ日本がとってもとっても遠い場所へと早変わり。

今回は1年ぶりの帰国となったのですが、フィリピンからの出国というのは、いつもながら直前まで何が起きるかわからず、半信半疑のなか手続きや荷物の準備をすることに。。。

隔離を思うと、ある程度まとまった期間家を空けることになるため、家じゅうを掃除したり、食材を使いきったりもしました。

また、今回の一時帰国を終えたらまたしばらくは帰れないことを思うと(コロナにより今まで以上に一時帰国のハードルが爆上がり・・)、日本で色々済ませたいものをリストアップして予約したりなんだり。

あとはコロナ関連で、PCR検査したり、政府指定の強制隔離ホテル(運悪く6日間)に滞在したり。

・・と、

まあバタバタして疲労困憊だったのですが、やっぱり日本に着いたら安堵。

旅行のときでは味わえなかった、日本愛を感じています。


▽空港にて

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2)日本って最高の場所!?水準の下がり具合

日本に到着後、主に食の面で感動が続きました。

住んでいたときはわからなかったけど「あれ!?日本って最高じゃない!?」という気持ちが沸くことに。


まず、コンビニやスーパーにて。

どこへ行っても品揃えが豊富でなんでも揃ってて、種類が充実してて、清潔感満点。

(フィリピンでは欠品当たり前だし、清潔感はコロナによりだいぶマシになったけど綺麗さは日本レベルに及ばないw)

レジでの店員がホスピタリティに溢れてて、いくつものタスクを平然とこなしていて、まじでスーパーマンに見えてきます。

(フィリピンでは店員はみんな優しいし愛想いいけど、いくつものタスクを指示するのは無理だし、たいてい1店員だけでは解決しないw)

物価も高くないし、コスパも良い商品だらけ。

おまけに、コンビニのトイレですらも綺麗。

素晴らしい!


それから、外食について。

私が感動したのは外食チェーンのクオリティーとコスパの良さ。。

吉野家や松屋の牛丼は500円せずにお腹いっぱい食べれて、サイゼやてんやではせんべろ的な飲み方ができて、スシローやかっぱ寿司のような回転寿司では1皿100円で寿司が食べられるんですよ・・


▽スシローに感動

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都内のランチだって、1,000円あれば結構なクオリティのものが食べられます。

フィリピンの物価ってもしかして高い?

日本ってコスパ良すぎじゃない?


日本の高いレストランに行けば、それは良いお食事やサービスを受けられるのですが、それはフィリピンでも同様。やはりこの外食チェーンのコスパには、引くくらいの衝撃でした。

また、コロナもあって、非接触で配膳やお会計ができるようなハイテクなシステムや、小銭もほぼ使わずにキャッシュレスが実現されています。食器だって汚れてないし、お冷も無料で安心して飲めます。

そして、カップが空になったタイミングですかさずおかわりを持ってくれくださる店員さん。え、私頼んでないのに!?察したってこと!?日本人ってもしやエスパー!?!?w

話題店や気になる店やトレンド情報が山ほどあって、季節や環境でどんどん新しいものができ、選んでも選びきれないくらいあるのも嬉しくて。

いちいち驚いてきゃあきゃあ言ってしまうし、ひとりはしゃいでしまって写真を撮ったり、あれもこれもと日本を満喫する日々を過ごしています。

まるで外国人観光客。


そんな様子を見て、家族や友人から、

「普段のフィリピンでそんなに酷い暮らししてるの‥?」と心配されるほどでした(笑)

いや、決して酷い暮らしなわけじゃないのです。(失笑)

ただ、やはりソトから見る日本って改めてすごいなーと感激していたわけです。


3)あれ?結構贅沢な暮らししてたかも!?


と、そんなわけで。

食好きな私としては従来では考えられなかったくらい外食チェーンで感激していて、「私って幸せの水準が下がったかも!?」と思っていました。

が、けっこう現金なもので、

そうでもなかったという側面もありましたw

例えば、、

日本のホテルを狭いなと感じたり・・
(ごく普通のホテルに滞在中ですが、海外のホテルってやはり広め)

雨の日の、地下鉄やバスでの乗り換えを面倒に思ったり・・

(海外生活、ほぼ家or歩ける範囲でしか暮らしていない)

という具合。

なんという、贅沢なお話!!!


「ちょ、おま、勘違いすんな。どんなセレブだよw」

と、自分で自分にツッコミです。

フィリピン暮らし(及び駐妻暮らし)で幸せの水準が上がったのか、下がったのか、判断の軸が少々イカレ気味かもしれません。


あと、このような変化の多い暮らしのなかですと、自分のなかの譲れないコト・モノへの判断が研ぎ澄まされています。

日本にいたときはあんなに大好きだったもの、こだわっていたものが、今じゃ全然必要に感じなくなっていたり。。

逆に日本に居る時は魅力的に思わなかったもの、なんとも思わなかったものが、とても必要だったり素敵に思えたり欲しくなったり。

年齢もあると思うのですが、海外暮らしを経ていろいろ価値観が変わるというのは、こういう小さいことの積み重ねなのかなと感じました。

(大袈裟)

あと、やっぱり情報量が多いですね。
電車のなかのつり革広告、店内のチラシや壁紙の情報、商品についている品質表示やアレルゲン表記の数々、化粧品やクーポンについている説明書き・・・
こんなのを全部読みこなして暮らしていたのか私。

マニラの暮らしのなかでは全部を翻訳するようなことはせず、なんとな~く英語を読んで暮らしているので、(そもそもそんなに丁寧な説明書きもないし)情報量が多くて大混乱!!

食べようとした食品のカロリーが高くてメニューを躊躇したり、太るかなって不安になったり、アンチエイジングの化粧品の広告が脅しのように感じられて、買わないとやばいかもなんて気持ちになったり、選択肢が増えて楽しいけれど心が落ち着かないような複雑な気持ちでした。

4)今後のフィリピン暮らしで得たいモノ

そんなわけで、1年を経ての一時帰国をし、感じたことを思うままに綴ってみました。

たかが1年、されど1年、短かったのか長かったのか、両方への複雑な想いがあるのですが、ウィズコロナという環境でのサバイバルな暮らしを経験しました。

駐妻になってからキャリアの悩みは尽きず、「ああ、私は何もできていない」と思い、就活したり、資格試験を目指したり、プロボノしたり‥etcと模索を繰り返していたのですが。

ですが、「海外で生きている」ってそれだけで良い経験っていうのは本当かもな、なんて感じています。

駐妻のキャリアっていうと外資企業でフルタイムでバリキャリのイメージがあるかもしれませんが、「本当のキャリア」ってもっと仕事と生活両方のことで良くて、自分の腑に落ちるようなことと自分のご機嫌を維持できるようなことで良いのかも、、、と。

1周回って、そんなところへたどり着いてきました。

でもあれかな、先輩駐妻さんとかから見れば、「ただ海外暮らしてただけで良い経験になるわけないでしょ!」と思われるかもしれないし、甘っちょろいかもしれないんですけれどもね。。


チコちゃんじゃないけど(もう古い?w)、

海外に居るだけで自惚れて、「ボーッと生きてんじゃねえよ」ってのはあるかもだけど、それは日本にいたとしても同じことですよね。

日々をめいっぱい生きて両目あけてバッチリ楽しみながら、誰もができるわけではないコロナ禍のフィリピン暮らしというのを最大限満喫したいと決意をしたところです。

そのためにも、一時帰国は一時帰国でめいっぱい楽しみます♩

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