嘆きと、赤の空間

赤いグロリオサ

胸がいたい

燻っていた夢への飽くなき想い

すっかり燃え尽くされてしまった

どれほどの熱情や

どれほどの憧憬があっても

自分の夢を他人(ひと)に託すことは

してはいけないことだった

その罪深さを

いやというほど思い知る

土曜日の午後の美術館

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