長続きする、愛
相方 「ねえねえ」
私 「ん?」
相方 「長続きする愛って、片想いってホント?」
私 「・・・は?」
ツイッターをみていて、なにやら考え込む相方。
相方 「ねえねえ、どう思う?」
私 「片想いは愛じゃないでしょ。妄想でしょ。」
相方 「どういうこと?」
私 「恋に恋する、っていう表現あるでしょ。相手を想って胸がキューっとしめつけられたり、恋が相手に通じた時の喜びを先どりして甘酸っぱい気持ちになったり、断られたときにそなえてせつない気分に自分を着地させようとしたり。自分のなかでぐるぐる回ってる状態」
相方 「なるほど~。じゃあ、愛ってなに?」
私 「暮らすうちに相手となじんで、一緒にいる状態を好ましく思うこと?」
相方 「なるほど~。なんかすっきりした」
私 「で?どうしてそんなギモンがでてきたの?」
相方 「昔、丹波康頼さんのところにあった医心方っていう書物がね、訳あって和気家に渡ってしまったの」
私 「ふんふん」
相方 「丹波家では、大切な書物が失われたことをなげいて、いつまでも遺恨がのこったの」
私 「ふーん・・・」
そこからどう、せつない片想いに話がつながるんだろうか。
相方 「そのツイートのひとつ上のツイートがね、片想い」
私 「・・・つまり、丹波さんと片想いとはなんの関係もないと?」
相方「そう」
相方 「でもすごく腑に落ちた、すっきりした。ありがとう」
・・・私は、なんかもやっとするぞ。
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