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神様を知る必要はあるか2

 今回は、神様というよりも映画に出てくる人物の身なりから得られる情報のお話。
 初めにお断りしなければならないのは、ここに書いていることが絶対ではないこと。例えば、ヒジャブを被っていればおおむねイスラム教徒の女性ですが、ではイスラム教徒は絶対ヒジャブを被っているかといえば、どうもそうでもないのです。
 なので、ここの情報はあくまでも「たぶん、そうなんだろうけど違うかもしれない」と思っておいていただきたいです。

被り物

 身なりで一番わかりやすいのが被り物かもしれません。
 インド人男性と言うと「ターバン」のイメージを持っていると思います。おそらく多くの人が想像するターバンは「ケサリ」や「フライング・ジャット」のターバンではないでしょうか。

 これはシク教徒のターバンです。シク教徒はインドの人口のうち1.7%になっています。(参考:外務省https://www.mofa.go.jp/mofaj/area/india/data.html)
 割合的には少なそうに見えますが、警察の制帽としてシク教徒のターバンがあったりするので、このターバンを巻いた警察官を映画の中で見られます。
 では、シク教徒なら全員かならずターバンを巻いているのか?と言われると「フライング・ジャット」を見る限りどうやらそうでもないようで。
 「ケサリ」と「フライン・グジャット」を見ると、おおむねザクっとしたシク教徒の知識は得られます。

 さて、ではターバンを巻いていればみんなシク教徒か?と言うと、これまたそうでもなく…。困ったことにヒンドゥー教徒もイスラム教徒もターバンを巻くことがあるので、インド映画を見だしたばかりだと判別がつきにくいのですが、見ているうちに何となくわかってきたりします。
 シク教徒は無地でキッチリかっちりした印象。髪の毛は絶対出さないらしい。
 ヒンドゥー教徒はひらひらが出ていたりシク教徒ほどキッチリした印象がない。布は無地だと思う(柄物も使うかもしれないけれど、あまり見かけた印象がない)。
 イスラム教徒は雑な印象(おいっ)。布は無地も使うし柄物も使う。ケサリの敵がイスラム教徒なので参考になるかと思います。

 男性の被り物の特徴のあるものでは、イスラム教徒の帽子があります。

礼拝するイスラム教徒

 このイラストの人の帽子のような物や、水泳キャップのように頭にピッタリ沿った毛糸?の帽子があります。「イスラム教徒 帽子」でGoogle検索すると出てくるので、何となくわかると思います。色は映画で見るのは白のことが多いのですが、違う色や柄物もあります。

 イスラム教徒で白い帽子、と言うと私はこの作品の礼拝堂でのシーンを思い出します。

 女性だと、何といってもイスラム教徒の「ヒジャブ」でしょう。

ヒジャブ姿の女性

 写真のようなヒジャブだと分かりやすいのですが、インド映画を見ているとスカーフのような薄い布を被っていたりしますし、そうするとヒンドゥー教徒女性も頭から薄い布(サリーの場合はサリーの一部)を被るので訳が分かりません。

ヒンドゥー教徒女性

 なので、これはもう見慣れるしかないと思います。
  あと、これは確実にイスラム教徒だ!と思うのは「ブルカ」ですね。

ブルカいろいろ

 映画にブルカが前面に出てくるときは、そう、中の人が周囲に誰かわからないようにしたいとき。
 「バジュランギおじさんと、小さな迷子」ではブルカを被って主人公が女性になりすまし、「シークレット・スーパースター」では厳しい父親に内緒でYouTubeに自分の歌声をアップするためにブルカを被っていました。


 一応、調べながら書いてはいますが現地に住んでいるわけでもないので、絶対に正しいかというと、間違ってるところもあると思います。本当にあくまでも「なんとなく、そんな感じ」ぐらいのフワッとした感じで参考にしていただければと思います。

 今日はここまで。調べ物が上手くいったら、また続きを書くかもしれません。

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