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7時間断水して気づいた乳飲み子に必要な水の量

朝6時
歯を磨こうと蛇口をひねると水が出なかった。

台所やお風呂の蛇口を捻っても同様に水が出ない。

私より30分前に起きていた夫が朝ごはんを食べた頃には水は出ていたそうだ。

とりあえず調乳用のお湯はあるし、湯冷し用の水もある。
備蓄用の水、2リットルペットボトルも9本あるし
、4ヶ月になる息子の分は当面問題なさそうだなと慢性的な睡眠不足の頭で算段をした。

我が家は70年代に建てられた賃貸アパートに住んでいる。

フルリノベなので快適に住んでいるものの、設備面での老朽化は否めない。水道管の破裂とかじゃなければいいけど。って思いながら管理会社に電話して状況を説明した。

早速業者を手配してくれるとのことで、あとは座して待つのみ。

ここまでは割と悠長に構えていた。

哺乳瓶の洗浄問題
7時台になって、息子、起床後初のミルクタイムになった。先述の通り、調乳用の水も湯冷し用の水も備蓄用の水のお陰で潤沢にある。

ミルクを飲み終えて、はたと気づいた。

当たり前だけど、哺乳瓶を洗うのにも水がいるのだ。

洗剤で洗うので、濯ぐだけで1リットルとは言わないまでもそれに近いくらいの水がいる。
大人なら雑に洗ったとしても免疫力の発揮でなんとかなるけど、赤ちゃんはそうはいかない。

しかも我が息子はがぶ飲み派ではなくちょい飲み派だ。

4ヶ月というのに一回の授乳量は70ml〜120ml。
それを1日9回くらいに分けて飲む。

それだけ哺乳瓶を洗う回数が多いということだ。

仮に、一回哺乳瓶を洗うのに1ℓの水を使うとすると、哺乳瓶の洗浄だけで9ℓ/日使うという計算になる。
さらに、調乳用の水として息子が1日に飲む量が800mlとすると、洗浄用の水と合わせて合計10ℓ/日必要だという計算になる。

つまり、我が家(3人暮らし)の水の備蓄2ℓ×9本=18ℓは、息子のミルク関連だけで半分以上を持っていかれることになる。

恐ろしや〜。


速攻で追加の水、ポチった。


子連れのトイレ問題
水が出ないとなると、当然トイレも使えない。
朝方4時台の授乳タイムに偶然トイレは行ってたので当分は凌げるけど、いつ断水が直るか分からないので、外のトイレに行くことにした。

まずは脳内でベビーカーで入れるトイレを検索してみた。
多目的トイレはそこかしこに確かあったはず。大きめの公園やスーパーとか。

ただ、これまでの経験から、赤ちゃんを一緒に入れても問題なさそうな綺麗なトイレは少なかった。

切迫詰まってるわけでもないので、結局歩いて15分ほどのところにある駅構内に直結している児童支援センターのトイレに行くことにした。

ミルクを飲み終えて朝寝の真っ只中だった息子を起こし、(ごめんよー!)布団の跡がついてる顔や腕に日焼け止めクリームを塗りたくり、駅まで行ってきた。

断水が1日、2日と続いた場合、息子を抱えていちいち外のトイレに何度も行かないといけなくなる。想像するだけでしんどい。

水、出た!
結局、13時半くらいに業者が来て、アパートの前にある貯水槽をごそごそし始めた。
途端に水が出始めた!

管理会社によると貯水槽に何らかの原因で水が溜まらない状況になっていたとのこと。


地震がきたわけでもなく、台風が来たわけでもなく、なんなら昨日も今日も快晴だ。
そんな状況であっても何が起こるかわからない。

備えあれば憂なし
備蓄用の水を準備してくれた過去の私に特大のいいね!ボタンを送ってやりたい。

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