週刊めいろま　Vol.226　過労死は自己責任なのか？/日本で職場から逃げるのが難しい理由/なぜ日本人は過労死するほど働いてしまうのか？/自己責任論は無能な経営者の持論に過ぎない/なぜ英米では過労死が起きないのか？/労使関係の緊張度/日本は企業への罰則がゆるすぎる/ニュースクリップ/オススメ本

Vol 226

目次

1. 過労死は自己責任なのか？
2.　ニュースクリップ
3.　オススメ本

【連載記事】

親の教育で生まれるバカ格差
https://t.co/bi240KIvgb

生まれついてのバカ格差
cakes.mu/posts/20204

ＡＩに仕事を奪われたあとに訪れる、仕事のバカ格差
https://t.co/cSyudFy2Wt

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日本人は不寛容になったのか？芸能人を叩くのはなぜ？なぜ日本人は批判が大好き？海外には他人叩きはある？現代日本人の怒りの本質を分析

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１.　過労死は自己責任なのか？

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先週ツイッターでは、ネットファッション小売Zozotown
のコミュニケーション室長であり、ネット界の有名人でもある田端信太郎さんの「過労死は自己責任」だという一連のつぶやきが話題になっていました。

田端信太郎「過労死は自己責任」
https://togetter.com/li/1233473

詳細はツイートのまとめを読んでいただくこととしますが、顛末をまとめると、田端さんは、労働者は会社から逃げることや組合を作ることができるのだから、過労死するまで働いてしまうのはある意味自己責任だ、というご意見です。そこに過労死対策や過労死被害者の訴訟に取り組んできた弁護士の方々や、労働問題に詳しい方々が意見し、大炎上してしまったという流れです。

確かに日本は法治国家でありますし、権威国家ではありませんので、転職も退職も自由です。会社が嫌だったら行かなければ良いだけの話です。働く人は会社はいつでも辞めてやるぐらいの気力を持っていたほうが良いでしょう。

一方で、社会的理由から日本では過労死を自己責任といってしまうのには大きな問題があるでしょう。