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週刊めいろま Vol.220 速読のテクニック/文章の構造を理解する/要約で要点だけ読め/大量に読む訓練/目次で目星をつける/英語の文章を速読するコツ/テクニックを身につけるのに役立つ本とサイト/ニュースクリップ


Vol 220

目次

1. 速読のテクニック
2. ニュースクリップ
3.オススメ本

【連載記事】

生まれついてのバカ格差
cakes.mu/posts/20204

AIに仕事を奪われたあとに訪れる、仕事のバカ格差
https://t.co/cSyudFy2Wt

休日のバカ格差
https://cakes.mu/posts/20202

日本の男女のバカ格差は、日本社会の非効率の凝縮
https://cakes.mu/posts/20201

出世のバカ格差
cakes.mu/posts/20197

会社名のバカ格差
https://cakes.mu/posts/19648

眞子さまが「ゴシップ報道」小室圭さんを選んでも別に不思議じゃない
https://ironna.jp/article/9387

【新作書籍 2018年1月11日発売】
バカ格差 http://amzn.to/2k7985X
日本人を苦しめる格差の正体。日本と世界を比較しつつ完全解明!タワマン格差、会社格差、教育格差。日本にはびこるバカ格差を断罪!!

【既刊】
「不寛容社会」http://amzn.to/2uHdzeN
日本人は不寛容になったのか?芸能人を叩くのはなぜ?なぜ日本人は批判が大好き?海外には他人叩きはある?現代日本人の怒りの本質を分析

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1. 速読のテクニック

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@Harakka15 様からの質問:
ほんとに読書量すごいです!何か特別な訓練をされたんですか?当方専門書を大量に読みたいのですが遅読で困ってまして。コツなどありましたら教えて頂きたいです。メルマガ等で既に書かれてますか?

回答:

私は仕事のために大量に本や資料に目を通しますが、好き好んでやっているわけではなく、必要性があるので仕方なくという理由です。ただし元々本を読むのは好きですので、苦しいとか辛いと感じたことはありません。

ところで私が大量に本や資料を読まざるえなくなった最初の理由は、アメリカの大学院に留学したことです。

日本と異なりアメリカの学部や大学院というのは教科書や論文、新聞記事などをとにかく大量に読まなければなりません。

そもそも勉強量が日本よりもはるかに多く試験に出る内容も多いですし、ゼミ形式の授業ですと1回の授業で本を一冊とか半分ぐらい読んでから議論に参加するということが前提になっています。

学部だとまだなんとかなるのですが、大学院となるとそもそも読むものが専門書であったり論文ですから、一学期の間に3科目も4科目も授業を取ると本当にすごい量を読まざる得なくなります。

例えば政治哲学の授業の場合は、授業のほとんどが他の修士の学生や博士後の学生との議論ですから、一回の授業につき論文を数本読んで内容を十分理解しておく必要がありました。さらにそれを英語で読まなければなりませんので本当に地獄のような体験でした。学生の半分以上は博士課程の学生で英語のネイティブスピーカーですから議論も容赦ありません。

しかしなんとか資料や本を読みこなして授業についていかなければ落第してしまいます。必要に迫られてスキルを身につけることでなんとか読みこなすことができる様になりました。

●英語の文章構造を理解することで早く読める

ところがこのスキルというのは別に大学で習ったわけでも特別な講習に通って身につけたわけではありません。 英語の文章の構造を理解することがコツです。

アメリカの学部と大学院ではもうの大学に比べるとエッセイ、つまり短い英語の論文を授業の課題や試験で書くことが多いわけですが、その際に英語の文章の書き方というものに沿わなければなりません。

その手法を身につけるために英語の書き方の本というのを何冊か読んだのですが、そこでわかったのが英語の文書というのには一定の構造があり、どの文章もその構造に沿って書かれているということがわかりました。

英語圏の学生はそれこそ幼稚園ぐらいの頃からこの文章の構造というのを学んで身につけています。彼らにとっては文章をその決まった形式で書くことがごく当たり前の事なわけです。

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