好きで好きで好きで、不安で不安で不安で、

もうあの頃みたいに恋焦がれることはないんだろうなあと、少しだけたまに切なくなる。

全てを投げ打っても、あの人のことが好きだった、あの頃。

あの頃、私の世界はあの人中心に回っていたし、
あの人に尽くして、依存して、それで自分の価値を確かめてた。

好きって毎日噛み締めて、好きってバレないように気をつけて、あの人のことしか見えてなかった部活。

もうあの頃みたいに、あんな風にはなれないんだなあと思いながらも、もうあんな風にはなりたくないとも思う。

あんな風には、なりたくないから。

ああ、歳とったな。

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