それは本当に "自分" の価値観?(見知らぬミシル)*32

親が子どもを愛する際に必要なことは「自分の価値観を捨てること」 です。「これをした方がいい」 という自分の価値基準が強固なものであればあるほど、それが子どもを苦しめていきます。多様な価値基準を持ちながら、子どもに自己決定させる勇気を持っている親はほとんどいません。

Twitter: @misiru_
2022年8月29日投稿

これを読んで、深く頷きました。
ただ、親の立場になってできるか、と言われれば難しいところです。
以下は子どもとしての意見です。

ほんとうに、それが自分の価値観なのか疑問に思う時がある。私は、これが本当に好きなのか、嫌いなのか。

学校での流行りについていけず、クラスで肩身の狭い思いをしたことがあった。親に嫌な顔されながら、流行りを追いかけたりしたこともあった。
親に合わせなくても、好きなものは好きで、嫌いなものは嫌いでいいと、今ならわかる。

子どもは親の感情に敏感だから、知らず知らずのうちに、親が好きなものを選び、嫌いなものは避けていく。そのうち、親の“好き” “嫌い”が自分の“好き” “嫌い”になっていて、ふとした瞬間に引き継いでいると感じる時があります。良かったと思うこともあるけれど、あれ…違うかも、と思うこともある。最近特に、親の価値観とは違う"私の"価値観を否定されているように感じ、モヤモヤした気持ちによくなる。私の親もまた、彼らの親にモヤモヤしている。親の考え方、価値観は間違っている、とよく言っている。

なぜ、気づかないのだろうと思ってしまう。
あなたの子どもが、あなたと同じように、親の価値観に違和感を持っていることに。
価値観のちがいで嫌な思いをしているなら、尚更子どもの価値観とのちがいを受け入れないんだろうと。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?