自分を自分で肯定しよう。(凪良ゆう『わたしの美しい庭』)*3



こんにちは、めいです。
今回も凪良ゆうさんの『わたしの美しい庭』からのことばを投稿したいと思います。
この章の主人公の女性は、母から結婚をせかされていました。しかし、彼女が結婚しようと思えないのは、高校生の時に事故で亡くした彼氏を忘れられないという背景がありました。

たった一度の恋が、永遠になってもいいじゃない。
誰かに証す必要なんてなく、わたしはわたしを生きていけばいい。

(証す=あかす)

(凪良ゆう『わたしの美しい庭』103ページ)

彼女は長年、心に残り続ける彼への想いに、ふたをしていました。しかし、ある出来事がきっかけで自分の気持ちに正直になり、自分で自分を肯定する彼女の姿に勇気をもらいました。無理に誰かに話す必要はない、自分だけが知っていればいいこともある。打ち明けることがすべてではないというところにも、はっとさせられました。
今回は、この2行だけを引用しましたが、
気になった方はこの ことば の背景に何があるのか読んでみてほしいです。また、そのほかの登場人物たちが、生きづらくても続いていく人生をどう生きていくのか、本を読んで見届けてほしいです。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

凪良ゆう『わたしの美しい庭』(2019年、ポプラ社)

2022年3月22日更新
タイトルがしっくりきてなかったので、変更しました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?