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【ポケモン剣盾】強い&かわいいデデノラゴン【ダブルバトル・シーズン8使用構築】

ポケモン剣盾発売以降、ウオノラゴンのかわいさに憑りつかれた宮前めい(@may_miyamae)です。

追加DLC「鎧の孤島」で解禁されたポケモンも使用できるようになり、対戦を取り巻く環境が大幅に変化したシーズン8。今回は、初めてオリジナルで組んで試行錯誤し、剣盾ダブル新規の私でも上位帯で互角に戦うことができた「デデノラゴン構築」を紹介します。

1.パーティ構築経緯

前期のシーズン7では、下記動画にある最終4位達成のハミガキコさんが考案した「エルフバニラ構築」をベースに、若干調整を加えたパーティを使用して最終843位と自身初の3桁台に乗せることができました。

※前期シーズン7(2020.6.1~6.30)の成績。合計400試合くらいした

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※メチャクチャ参考にしてたハミガキコさんの動画はこちら

シーズン8の序盤は、ほぼほぼ同じ構築を使用して200~500位前後を維持。でも、せっかくの新登場ポケモンを使ってみたいし自分でも好きなポケモンで構築を組みたい!そこで、新しい軸として採用したのがコイツ。

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そう、デデンネです。かわいさと面白さを兼ね備えたルックス600族。一見ネタ要素の強いポケモンですが、実は上位帯でもちゃんと使えるポケモンなんです。当初は前期使用構築の定まらなかった6枠目に適当にブチ込んだだけで運用してみたものの、なかなか良い感じの使用感。可能性を感じたため、このパーティを本格的にメイン構築として使用することに決定。

2.パーティ構築推移

デカインネ

<初期ベース構築>

ウオノラゴン、デデンネ、エルフーン、バイバニラ、エースバーン、イエッサン♂

①エルフーン、バイバニラ→ポリゴン2、シャンデラに変更

シーズン7では猛威を奮い、MVP級の活躍だった初手エルフバニラコンビ。しかし、新ポケモンの登場や環境の変化もあり刺さりが徐々に悪くなっていきます。新環境に適応するため、耐久の厚いポリゴン2と高火力範囲技持ちのシャンデラを投入。当初の追い風起点から、エースバーンの初手ダイジェットやデデンネのほっぺすりすりでS操作を行う方針に修正。

②イエッサン♂、シャンデラ→ミロカロス、ジバコイルに変更

バナコータス軸の晴れパ流行もありシャンデラの熱風が割と刺さって結果を残すものの、命中不安定で外しまくったり大流行のガオガエンサイクルにパーティを崩壊させられることが増えてきます。そこで、ガオガエン&ダブルワイドフォース絶対潰すマン要員としてダイアース持ちの勝気チョッキミロカロス、全体的に重かったギャラドスやアシレーヌ対策として頑丈ジバコイルを新たに採用。

③ミロカロス、ジバコイル→イエッサン♂、ウォーグルに変更

対威嚇持ちや特殊アタッカー軸構築にはミロカロスがバッチリ刺さる一方、雨パで増えると想定していた水タイプアタッカー(アシレーヌやマリルリ、ギャラドス等)の数がゴリラの影響でそこまで多くなく、ジバコイルがドリュウズやキョダイリザードン相手になすすべなく陥落することが増える。さらに、先発ゴリラガエンやイエブリ、サマヨキッス始動のトリパ構築が非常に重い。ということで、この指の影響を受けない範囲技&先制技を封じるサイコフィールドを貼って封印も使えるイエッサン♂をスタメン復帰させ、ゴリラガエンキラーとしてウォーグルを急きょ採用し下記の最終形パーティとなりました。

3.パーティ紹介

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「デデノラゴン構築」と銘打っていますが、基本的にこの2匹を初手で並べることはまずありません。見た目的にはめちゃくちゃおもしろくなるけど。起点作り&サポート要員としてデデンネをエースアタッカーの横に置き、ほっすりやサイチェンで体を張って守りながらエース側の攻撃をしっかり通していく。最後にスイーパー役のウオノラゴンがエラ噛みで一掃してゲームセット、というのが基本的な勝ちパターンとなります。

4.個別解説

・デデンネ

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持ち物:オボンの実 特性:ほおぶくろ
性格:ずぶとい
実数値:174(252)-70-112(196)-101-87-129(60)
調整意図:耐久はドラパルトの珠ダイホロウ、エースバーンのキョダイカキュウ耐え。素早さはペリッパー等最速65族抜き、ダイジェット1回で最速エースバーンやインテレオン抜き
技構成:ほっぺすりすり いかりのまえば
    マジカルシャイン サイドチェンジ

本構築の主役その1にして重要な起点作り役
ほっぺすりすりして素早さの高い相手を麻痺させるのが主な役目ですが、ガオガエンのような耐久のあるポケモンに対しても「いかりのまえば」でHPを削ることもできる優秀なデデンネさん(ダイマックス相手だとダメージ1/2から1/4ダメージまで減るので要注意)。エースバーン等による高火力な物理攻撃も大体耐え、回復木の実&ほおぶくろのコンボでほぼほぼ全回復できるのでイメージ以上に硬いです。また、今作からマジシャを取得したので、範囲攻撃によるタスキ潰しもできてかなり器用な立ち回りができました。イエッサンと並べてダブルワイドフォースならぬダブルマジカルシャインとかも可能(威力はお察し)(トゲキッスでやれ)。
とにかく見た目がおもしろいので大好きなポケモンです。色違い個体。

選出率:3位

・ウオノラゴン

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持ち物:こだわりスカーフ 特性:がんじょうあご
性格:いじっぱり
実数値:166(4)-156(252)-120-x-100-127(252)
調整意図:スカーフで最速エースバーン、フーディン、インテレオン抜き
技構成:エラがみ かみくだく
    サイコファング げきりん

本構築の主役その2にして安定感抜群の守護神&アイドル枠
先発で出すことはあまりなく(初手バンドリ相手にはたまに選出)、ひとしきり荒らしまくった終盤で降臨しエラ噛みでお掃除するクローザー役として大活躍してくれた暴君。基本的には脳筋エラ噛みぶっぱで問題ありませんが、壁構築対策でサイコファングを持たせています。緊急時にダイマックスすることも稀にあり、その際にはダイサイコやダイドラグーンで殴りながら終盤に味方のサポートをすることも一応可能(手遅れダイマックスとも言う)。無振りでも割と耐久が高いので、物理耐久に振るパターンもアリかなと思ったりもしました。
シンプルにかわいくて強い第8世代の推しメン。

選出率:4位

・エースバーン

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持ち物:いのちのたま 特性:リベロ
性格:ようき
実数値:156(4)-168(252)-95-76-95-188(252)
調整意図:ミラー意識でとりあえずASぶっぱ最速
技構成:アイアンヘッド とびひざげり
    とびはねる ふいうち

技範囲が尋常じゃなく広いため、ほとんどの試合で起用したダイマエース
相手の構築に合わせ初手ダイジェットorダイスチルを打つケースが基本的な動きで、たまにダイマックスしたウォーグルと並べて非ダイマ状態で殴ることもありました。アイヘの枠を火炎ボール(キョダイカキュウ)と入れ替えて使ったりもしましたが、対象となるナットレイやミミッキュを滅多に見ないうえ、ダイスチルの対フェアリー打点&追加効果である防御アップがかなり環境に刺さっていたため最終的にアイヘを採用(見た目だけキョダイマックス個体にはしてあります)。不意打ちは素の状態で打つことは意外と少なく、ダイアークで相手の特防を下げつつイエッサンやポリゴン2の攻撃を通しやすくするサポート的な使い方が強かったです。死にかけの状態でデデンネの介護を受けながら黙々と殴り続けるその姿は、まさにチームの頼れる大黒柱でした。なおシーズン8最終日は飛び膝蹴りを5試合連続で外して戦犯となった模様

選出率:2位

・ポリゴン2

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持ち物:しんかのきせき 特性:ダウンロード
性格:ひかえめ
実数値:191(248)-x-110-172(252)-116(4)-81(4)
    ※H244振りにして残り4をBに振った方が良いです。なんか間違えた
調整意図:HCベース、無振りラプラスやガオガエンの上を取るためS4振り
技構成:トライアタック じこさいせい
    れいとうビーム トリックルーム

「選出に困ったらポリ2」といった感じの攻撃的ミッドフィルダー枠
無補正のHP振りだけでも大抵の攻撃を受けてくれるうえに、たまに回復しながら安定して殴り続けられるすごいとりさん。確率は高くないものの、殴り合いになった際のトライアタックの追加効果はなかなか優秀。ダイホロウ持ちやサマヨールのいるパーティ相手には絶対選出で安定でした。トリックルームを持たせるとイエッサンがいなくても対トリパへの切り替えしが可能になりますし、終盤自ら発動することで上から無双することもできます。本当はサイドチェンジも欲しいところではありますが、冷凍ビームを抜くと有利対面であるドラパルトやサマヨール等のゴーストタイプに打点がなくなるため断念。特攻を若干落として、珠持ちエースバーンの膝を1発耐える調整にしても良かったかもしれない。

選出率:1位

・ウォーグル

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持ち物:ラムの実 特性:まけんき
性格:ようき
実数値:175-175(252)-95-x-96(4)-145(252)
調整意図:ASぶっぱ。ダイジェット1回で最速ドラパルト抜き、D4はDL対策
技構成:ブレイブバード インファイト
    ギガインパクト まもる

最終日前日に急きょ加入したゴリラガエンキラー兼2枚目のダイマエース
エースバーンと近い初手ダイマ運用が基本となりますが、素の素早さがそこまで速くない(フシギバナやヌメルゴンと同じ素早さ種族値80)うえバンドリ相手にダイロックで瞬殺されるので若干扱いにくくはあります。とはいえ、ゴリラスライダーを耐久無振りでも安定して受けられ、特性「まけんき」でガオガエンやウインディ等の威嚇をカモにして無双した試合も多く、上位帯で流行っているゴリラガエン構築相手には無類の強さを誇りました。また、タイプ一致のノーマル技となるギガインパクトを持たせることでダイアタックを最大火力で打つことができ、たまにいる「しっとのほのお」持ちへの対策にもなります。変にエース起用した試合では上から殴られて負け筋を増やしてしまったため、ゴリラガエンやバナコータスのような刺さる構築に対してワンポイント起用した方が真価を発揮するでしょう。持ち物は珠や弱保と迷ったものの、確定数がそんなに変わらないため状態異常対策のラムの実を持たせました。

選出率:6位

・イエッサン♂

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持ち物:きあいのタスキ 特性:サイコメイカー
性格:おくびょう
実数値:135-×-75-157(252)-116(4)-161(252)
調整意図:CSぶっぱ
技構成:ワイドフォース マジカルシャイン
    ふういん トリックルーム

全自動ワイドフォースマシーン、またの名をイエブリトリル絶対潰すマン
ダブル環境では「このゆびとまれ」を使えて耐久の高い♀の方が若干使用率が高いのかなと思いますが、初手で相手を確実に縛る&範囲アタッカー起用するために素早さの高い♂個体を採用(たまに入れ替えて試してみたりもした)。封印で相手のトリルを上から潰せるうえに、エースバーンを横に置くことでダイアークで特防ダウン&指無視超火力ワイドフォースの最強コンボで大ダメージ!とできるのが強み。バナコータスも瞬殺です。また、相手にゴリラがいない場合は、初手に出すことでサイコフィールド発動により猫騙しやエルフーン、オーロンゲ、キュワワー等の悪戯心持ちによる先制補助技を防げるのも高ポイント(※リフレクターや追い風等、味方に対する補助技は防げないので注意)。ガオガエン相手にワイドフォースは通りませんが、わざと初手に出してすぐポリ2あたりに引くという立ち回りもできます。初期は半減実や曲がったスプーン等いろいろ持たせていたものの、割と高確率で殴られるので襷が安定でした。というか、シンプルにワイドフォースが強くて楽しい。

選出率:5位

5.選出パターン

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<基本選出>

先発:デデンネ・エースバーンorエースバーン・ウォーグル 後発:ポリゴン2・ウオノラゴン

大体の場合はこれ。初手に出てくる相手のエースバーンや速いポケモンを麻痺させ、横のダイマエースで初手ダイジェットを積んでいき場を荒らす。ゴリランダーやガオガエンのいるパーティ相手にはウォーグルをワンポイント先発させ、横でエースバーンを非ダイマ状態で運用することもたまにあった。

<対バナコータス>

先発:ウォーグル・イエッサン♂ 後発:ポリゴン2・ウオノラゴンorエースバーン

大抵コータスが後ろから出てくるので、襷持ちの可能性もあるフシギバナ方向にダイジェットを打ちつつ、ワイドフォースで仕留める。初手で素早さをあげておくと、リザードン等にも上を取れるのでかなり動きやすくなる。ラム持たせるとダイマ後の眠り粉対策になったので、イエッサン側にも防塵ゴーグル持たせるとより安全に動けるかもしれない。

<対イエブリ・サマヨキッス(トリパ)>

先発:エースバーン、イエッサン♂ 後発:ポリゴン2・ウオノラゴン

片方がこの指をして攻撃を吸い、もう片方がトリルを打ってくるパターン。エースバーンはダイスチルorダイアークでこの指要員を確実に倒しつつ、イエッサン♂の封印で相手のトリックルームを阻止。ただ、トリル始動要員が封印読みで引っ込むor攻撃してくる可能性があるので、ダイアーク&ワイドフォースで削るパターンとの択となる。もしトリルを決められた場合はポリゴン2に引いて、再度トリルを打つことで歪んだ時空を元に戻す。2匹にトリルを持たせることで、相手側のトリルを絶対に許さない陰キャプレイをよくしてました。

<対キョダイラプラス・壁構築>

先発:デデンネorイエッサン・ポリゴン2 後発:ウオノラゴン・エースバーン

ほっぺすりすりでラプラスじゃない方を麻痺(弱保持ちの可能性が高いため)orワイドフォースで削り、サイチェン&自己再生しながらダイマ&壁ターンを凌ぐ。どちらかが落とされたらウオノラゴンのサイコファングで壁を破壊し、エースバーンの後発打開ダイマックスで後処理。壁構築相手には初手ダイマックスを絶対に切らないこと!試合後半でジリ貧になります。

6.終わりに

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最後まで読んでいただき誠にありがとうございます。

終盤にエースバーンが大事な場面で膝を負傷しまくったり、ポリゴン2が謎に有効急所やつのドリルを食らいまくったりで、最終日だけで400位付近から20000位近くまで順位を溶かして深夜に戦意喪失したままシーズン終了を迎えました。最終順位は聞かないでください(深い悲しみ)

一応、これでも7月最終週で瞬間180位くらいまではこのパーティで乗ってたので、初めて自分で組んだ割には比較的扱いやすくそれなりに強かった構築です。非ダイマ状態でも安定して戦える構築がコンセプトではあるものの、ダイマエースであるエースバーンにやや攻撃面を依存せざるをえないあたりが懸念点かなと使っていて感じました。ウォーグルとも攻撃範囲がやや被っていたので、高火力特殊アタッカーのポリゴンZとかに変えても良いかもしれません。見た目もかわいいし。ここめっちゃ重要です

というか、なぜ上位帯にいるうちに一度もスクショ撮らなかったんや。。。(2桁乗ったらスクショアップするつもりというムダに意識高い目標設定)(なお大失敗)

初めての構築記事で知識不足だったり至らぬ点も多くあるかと思いますが、デデンネをガチ環境で使いたい!という方にはぜひとも参考にしていただけると嬉しいです。ご質問等がありましたら、私のゲーム用Twitterアカウント(@miyamae_games)までDMやリプを頂けますとできるだけ回答致します。

次シーズンはあつ森の自作打ち上げ花火ガチ勢になります(現実逃避)

7.おまけ(対戦動画&レンタルチーム公開)

今回の構築を実際に使用した対戦動画をアップしました!

【ポケモン剣盾】レンタルパーティ有!デデンネ&ウオノラゴン構築が強くてかわいすぎる【ポケットモンスター ソード・シールド/ダブルバトル】

また、動画後半にて本構築のレンタルパーティを公開していますので、最後まで見てくださると嬉しいです。

編集も毎回割とがんばってるので、高評価ボタン&チャンネル登録をしてくれるとめちゃくちゃ喜びます(宣伝)



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