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tribute live SPIN OFF T-Mue-needs@Zepp Namba 1025(配信)~感想、の、ようなもの~

※noteではネタバレしています。また、うろ覚えや記憶違いがあるかと思います。ご容赦ください。

SPIN OFFご一行様、名古屋から大阪へ移動しての公演です。
界隈の皆様はご存知かと思いますが、本日はウツの63才のお誕生日です。
となると、何かあるよねー、と期待してしまいます。

この日も配信でライヴを楽しみました。

まずは、会場情報から。

会場:Zepp Namba
(大阪市浪速区敷津東2-1-39)
  南海電鉄、地下鉄御堂筋線/四つ橋線「なんば駅」より徒歩12分
  地下鉄堺筋線「恵美須町駅」1-B番出入口より徒歩10分
  地下鉄御堂筋線/四つ橋線「大国町駅」1番出入口より徒歩7分
以上、会場の公式HPより。
Zepp Nambaの公式HPのURLはこちら↓
https://www.zepp.co.jp/hall/namba/

続いて、この日のセットリストを置いておきます。

EXPO
69/99
SCREEN OF LIFE
Still Love Her
パノラマジック
PALE SHELTER
月はピアノに誘われて
~フォークパビリオン~浮島(うきのとう)
 もう寝ます(吉田拓郎)vo.木根尚登
 僕の胸でおやすみ(かぐや姫)vo.ウツ
 月の河
 Kickstart My Heart(Motley Crue)vo.阿部薫
DAソロ(feat.COME CLOSER)
Children of the New Century
あの夏を忘れない
Gia Corm Fillippo Dia(Instrumental)
CASTLE IN THE CLOUDS
ALIVE
The Point of Lovers' Night
EC
 Nervous

バースデイライヴです。
これまで、福岡や広島での公演が誕生日当日にあたり、ウツへのメッセージカードや、バースデイイベントで掲げるカードが入場時に配られたことがありました。
さすがにコロナ禍においては、そういうことはできないでしょうが。
それでも、会場だけではなく、配信でライヴを楽しんでいるファンが(リアルタイムで見られないファンもねっ)全力でお祝いしますよっ!

客席にモニターが設置されているライヴ会場ってありますよね。
ライヴの合間にその画面をチラ見しては、カメラを通すと色味が微妙に変わるなぁ、とか、光が滲んだり尾を引いたりして見えるなぁ、と思ったものです。
なので、配信の映像は、会場で見る光景と完全一致するものではないと承知のうえで観ていますが、日によって、この映像好きだなぁ、と思うことがあります。パッと見て、ね。
この日は、絵も音もクリア、ステージの空気感がとても好みだと冒頭で思いました。

"EXPO"での、毎度気になる"SPIN OFF"の文字。読めるようにピントを合わせてはいなくて、アップにこそなってはいましたが滲んでいました。ライトは瞬きしていたし、よしとします(何その上からは!?)
今回のツアーがパッケージ化される暁には、綺麗に収録してほしいところです。

ステージの両ソデに撤収したフラッグの向こうから登場したウツキネ。
ウツはセンターではなく、やや下手へ軽やかに。
木根さんは上手側のマイクに向かいます。その木根さんの後ろ姿をカメラがとらえていたのが珍しいなぁ、と。
そしてストールをゆるーく巻いたウツは、めっちゃ動いているなぁ、と。

"SCREEN OF LIFE"のラスト。ゆったりと広げた両腕、掌を上に向け、肩より少し上まで。その手には、いったい何を持っていたのでしょう。手や指が表情豊かなだけに、そういうところが気になって、あれこれ妄想したりもします。

ウツ「どうもこんばんは。大阪にやって参りました。こんばんは♪」
ご挨拶の"こんばんは"にはメロディがついています。
べーあん「こんばんはー、こんばんはー。今晩ですか、こんばんにゃ」
KG「ちょっとあんなのきたら、あと継げないよね。今日は最後まで楽しむさかいに」
ウツ「ちょっと無理してるって感じ」
大ちゃん「(三三七拍子のあとで)こんばんはさかい」
木根さん「んなアホな。大丈夫?ホンマさかい。木根尚登です」
おや、名乗ったのは初めて?
ウツ「引っ越し屋」
KG「そっちか」
てきとー感しかない大阪弁です。福岡で、方言は古いとウツに言われたのに、この先も続けるのかなぁ(面白いからいいですよ?)
木根さん「"でんがなまんがな"って言うの?」
ウツ「そっち引っ張っていこうとしてる?」

"Still Love Her"の前に、客席に向かって
ウツ「心の中で歌ってください」
そして、かぶりつきにあるカメラに向かって
ウツ「そっちはもう叫んで歌ってください」
……叫ぶような曲じゃ、ないんですけど。
でも、その気持が嬉しいです。
"星をよく眺めたね♪"で、下手の斜め上に向けられたウツの視線。星空が見えていたのでしょうか。
ラララ♪ではカメラ目線をありがとうございます。
ところで木根さん、ハーモニカ慌てて手にしていましたね。間に合ってよかった!

"パノラマジック"では、配信の画面に"パノラママジック"と曲のタイトルが表示されていました。1文字多いっ!前回もそうだったのが直っていないのが残念です。運営サイドに渡ったセットリストの段階で違っていたとは思いたくないんだよねぇ……
この曲の終わりには、左手を胸に、右腕を広げてのお辞儀が素敵でした。

アルバムリリースの頃から好きな"PALE SHELTER"。物語のある歌詞で、決して明るいものではないと思うので、歌うウツにも笑顔は見られないのですが、歌に込められた思い、意志とでもいうのかな、そういったものを感じます。
名古屋公演では、曲の終わりにはちょっと上を向くんだぁ、と気づいたのですが、この日もそうでしたね。"誰かのあの言葉"への希望、でしょうか。

"月はピアノに誘われて"の映像は、木根さんが弾くエレピの鍵盤の高さから手を撮ったものから始まりました。
エレピなのでペダルはありませんが、足をじたばた動かしているのが何とも木根さんらしいです。
そして、間奏がいつもより激しめです。
"あのとき♪"のアタマ2音、マイクに入らなかった、というか、出そびれました?

"換気中です"のテロップのアタマに天狗の絵文字が二つ。換気を天狗がすれば、という、以前のウツの発言を運営さんが取り入れたようです。
ウィスパーの"SPIN OFF"から、ステージでの2人のチューニング。ウツは左手を高く上げて、"下げて"(かな?)の合図をしていたように見えました。
前日に続いて、この日も"ELECTRIC PROPHET"のフレーズを"たどりついた船は♪"と歌ってくれました。
チューニングのあとは有声音の"SPIN OFF"、このあたりも日々変わっています。

下手からウツが、上手から木根さんが登場したフォークパビリオン。
ウツ「いいかぁ、出席とるぞー」
木根さん「いいよー」
ウツ「あらいー」
木根さん「はい」
ウツ「いのうえ」
木根さん「はい」
木根さん、二人分代返です。
ウツ「うつのみや……あ、はい」
荒井に井上って、どちらも縁のある姓ですね。偶然?
ウツ「どうもこんばんは。フォークパビリオンのコーナーです。(木根さんに)暑いの?」
木根さん「うん」
ウツ「さっきなんかあった?」
ハーモニカの件?それとも月ピ?
木根さん「いろいろね。生きてるといろいろあるんだよ」
ウツ「そっか」
この日のデュオ名は、浮くという字に島と書いて"うきのとう"。元ネタは、ふきのとうです。
木根さん「考えるなぁ。このかたちでいくんだね。うきのとうは思いつかない」
感心しきりの木根さん。確かに、ウツ以外の誰も思いつかないでしょうね。
ウツ「ちょっと書いていい?」
木根さん「書いてみる?何を書くの?あぁ、ここにね」
アクリル板にウツが書いたのは"63"。客席から拍手が起こります。
木根さん「そうだよね。それをみんな言いたかったんだよね」
ライヴ当日にお誕生日ということで、ウツも感慨深そう。
ウツ「63(ろくさん)だもんね。やっと、これでね」
やっと、とは?木根さんに追いついた、ってこと?
ウツ「63!じゃあ、ロクサーヌって呼んでくれっ! いとしのロクサーヌと呼んでくれ」
木根さん「オレたちのこと?」
ウツ「そう」
と、アコギ2本で即興の"ロクサーヌ"を歌うウツキネ。
"いとしのロクサーヌ"って、"シラノ・ド・ベルジュラック"をベースにした映画でしたっけ。そのタイトルが出てくるとは、思いもよりませんでした。ポリスに"ロクサーヌ"という曲があるけど、こちらは関係なさそう。
木根さん「そういう日なんですけど、あやかることもなく普通に進んでいっていいですか」
ウツ「いーよー」
あぁ、もうっ、この口調!大好きっ!!
フォークパビリオン1曲めは、吉田拓郎の"もう寝ます"。木根さんによると"短くした"という歌詞の端々にウツがツッコミを入れるのが面白かったです。
以下にその歌詞を。( )は木根さんが端折ったところ、「 」がウツのツッコミです。

 起きてても 何(なん)にもいいことないみたい
 待ってても 誰(だぁれ)も訪ねてこないから「誰も来ないんだ?」
 目をあけているのも なんだか疲れるし「充血してんのかな」
 本を読む そんな気持もおきないし「本読めんの?」
(電話する そんな相手も見あたらず)
(レコードを かけたところで何になる)
(散歩する気持も 全然おこらない)
(街へ出て ブラブラするほど元気もない)
 ギターなど 音をきくのもばからしい「まぁミュージシャンじゃないね、じゃあ」
 窓をあけ 大声出すのもばからしい「あ!」
(友だちに 手紙を書くのも気がむかぬ)
(だからとて 洗濯なんぞはまっぴらだ)
 そうなると 掃除も当然やる気なし
 ようするに 早い話がこんな時ゃ「教えて?」
 ようするに だまって寝ましょうおとなしく「寝るんだ?」
 アーメン

木根さん「(フォークパビリオンで)かぐや姫の歌を歌うのは初めて?」
ウツ「そう、でもないけど。(EXPOツアー)当時やった記憶はある」
というところから、ウツから"風"のレコードを借りたことがある、と話し始める木根さん。
返ってきたら歌詞カードの端がくしゃくしゃに折れていたそうで。
木根さん「あ、いけねっ!がいけないんだね。多いんだオレ」
ウツ「そうね、B型ね」
木根さん「そうね」
ウツ「歌うよっ」
木根さん「はい、はやめにいこうか」
と、かぐや姫の"僕の胸でおやすみ"をウツのヴォーカルで。オリジナルのこうせつさんより、ずいぶんやわらかい歌い方です。
曲のあとで、音圧の差がすごい、と木根さん。
木根さん「げっばげーん♪("69/99"の歌詞のようです)って歌ってたのに」
ウツ、めっちゃウケています。げっばげーん、って……と笑っています。
木根さん「げっばげーん♪ごめんね、ツバ飛んでたら」
というところから始まった"月の河"にべーあん乱入。
べーあん「コラ、もうおやめなはれ。終わりでっせ。もう終わりですから、ダンナダンナ」
これって、UTSU BARの和装の女将のイメージでしょうか。
べーあんヴォーカルの曲に、ツノをつけた木根さんのドラムがうまく入れず
べーあん「なっ?入れねーだろ?」
カウントからやり直すことに。
歌いながら上手から下手へ、可能な限り移動するべーあん。カメラさんもその動きについていっています。
べーあん「なんでやねーんっ!」
で締め。

"COME CLOSER"の冒頭、大ちゃんの荒ぶりが印象的です。音も増えてましたね。音数とか音色とか。

続く換気タイムのテロップには、天狗の絵文字が三つに増えていました。運営さん、遊んでるなぁ。

"CHILDREN OF THE NEW CENTURY"のイントロの赤いライトとスクリーン。めまぐるしい点滅とその配置。簡単なスイッチングでできるのか、複雑なプログラムを組んでいるのかはわかりませんし、こういう演出に関しては実績があるとはいえ、配置のセンスや点滅のタイミング、色のバランスなど、うっとりします。
"何がきざまれて♪"、うにょっていましたね。舌が回らなかったのでしょうか。
"何もしばられず♪"では、左手でマイクスタンドをハグ。アナタが縛ってどうするの、と思う一方で、手に見とれていたりもします。

"あの夏を忘れない"の"カモンカモン"の指の動き、微妙にフレームアウト。スマホで鑑賞しているのですが、実際に撮っているカメラと画面の縦横の比率が違うのかなー、と、ふと思ったり。そういうところ、全然わかっていません。

"Gia Corm Fillippo Dia"、大ちゃん、上着脱いでましたね。この日のシャツは缶バッヂ柄。
キーボードブースの横にあるカメラは2階席までとらえていました。もちろん、顔がわかるほどではありませんが。

"CASTLE IN THE CLOUDS"は"抱きしめて眠ろう♪"で両手をクロス。

"The Point of Lovers' Night"に入る前、両手で拍手を煽るウツ。
イントロはキーボードの、かな、音色が変わっていたような。
フラッグの動きに合わせて、マイクスタンドを左右に揺らすウツ。逆さにして右手にのせてバランスをとったりもしていました。

アンコールのステージでは、大ちゃんのキーボード(ピアノの音だったかと)でハッピーバースデイ♪
SPIN OFFのロゴだけでなく"Happy birthday utsu"と白字で書かれた、この日限定仕様のフラッグも登場しています。
ステージセンター奥の段にちんまり腰かけたウツの前に、上手からてんこもりのシュークリーム(エクレアもあったかな)がのったワゴンが。ケーキに見立てられたてっぺんには6と3のキャンドル。
そろそろと近づいてロウソクの火を吹き消すウツに、"目録"と書かれた大きな(A3くらいあったような)箱が贈られました。底に何やら紙が貼ってあったようですが、何だったのかなー?
ウツ「ありがとうございまーす。こうやってくれっ」
とドラミング。
ウツ「おめでとう、おめでとう」
の声がドラミングで震えます。それは、"ワレワレハウチュウジンダ"、では?
葛城さんがウツとケーキの写真を撮っていました。
アンコールの曲は"Nervous"、キーボードのアレンジが新鮮です。
"背を向けて♪"とか"傷づくのとでもいい♪"とか、"作詞"して歌っていたウツ。歌ったウツ自身がびっくりしていたようです。
間奏では、ナーバスダンスと呼ばれている動きを披露。腕の動きだけですが、水平ではなくクロールの水のかきかた(それもめっちゃワイルドな)に近いかも。
そして、2コーラスめのアタマで、左膝をついて歌っていましたね。

ということで、この日はもぐもぐタイムはお休み。大阪名物だと熱々の粉もんくらいしか思い浮かばないし、ウツのお誕生日だし、いいよね?
ウツ「ありがとー!」
とステージからハケていったのが19:57。ん?見覚えのある並びだけど、偶然よね?

配信限定ウツキネトークまでかなりの間があったのは、ステージで撮った写真の準備があったからでしょうか。
写真を撮ることに関してはプロがステージにいるのに、何故葛城さんが?と思ったのだけれど、べーあんはあらためて撮るのかな?そしてそれは会報用?
ウツの膝は出し惜しみされていたのにっ!気をとられる要素はないはずなのに、ウツが出したチョキに負けました(ちぇっ)

今回の絵と音、けっこう好み。ウツの表情も、ね。
素敵なバースデイライヴでした。
どうもありがとうございます。

アンケートlは小数ながら3~5(ふつうだった、あまり良くなかった、良くなかった)の回答もあったのは、止まったりカクカクしたりという配信のコンディションに関する評価だと思いたいです。ライヴそのものの評価と配信の評価が混ざるのは、ややこしいと思います。
止まったりカクカクしたりする場合は設定を変更して画質を変えてください、という案内を見たのはこの日だったでしょうか。それ以前は、画面にそういうテロップが流れたことがなかったと記憶しているので、もしかすると運営あてに問い合わせが殺到したのかもしれません。

ライヴに関わる全ての方が、無事にゴールを迎えられますように。