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tribute live SPIN OFF T-Mue-needs 0914~感想、みたいな?~

※ネタバレもありますので、ご注意ください。
また、うろ覚え、記憶違いがあるかと思いますが、ご容赦ください。

会場:KT Zepp Yokohama
  (横浜市西区みなとみらい4-3-6)
みなとみらい線新高島駅徒歩2分
  (zeppサイトのアクセス情報より)
2番出口から地上に出たらUターンして直進。
信号を渡ってセブンイレブンの先。

初日、行って参りました。
このご時世、不安要素が払拭されたわけではないけれど。
エナジー、いただきました。どうもありがとうございます。
自分の軸足がどこに着いているのかも確認できたと思います。
今回のツアーは全公演ニコ生での配信があるということで、会場に行けない公演は配信で楽しみます。
今のところ、配信込みで全通の予定です✌️

うわっ!うわっ!!うわぁっ!!
曲ごとに、そして様々な演出に心の中で叫んでいるうちに終わった感があります。
帰ってから憶えていることを書き出してみましたが、けっこう飛んでいますね。
そして、ほぼウツしか見ていなかったという\(^-^)/
そんな、いちオーディエンスの感想、のようなもの、です。

・入場に関する覚書
会場に着くと、入場待機の列が1列できていました。
開場時刻ほぼオンタイムで、この列が動き出します。
あらかじめチケットをもぎって(言わずもがな、ですが)小さい方と会員証or身分証を準備しておいて、とアナウンスがありました。
なので、チケットはもぎる前に日付を確認しておこうね。会員証への署名もお忘れなく。
入口の前でチケットを渡し、会員証確認の後、検温。
中に入ってすぐのところで両手指の消毒です。身分証をしまい両手を空けておき、スタッフがプッシュしてくれる消毒用アルコールを受け、すりこんで。
その先で、箱に入れて差し出されたドリンクコインを受け取ります。フライヤの配布はありません。
ドリンクカウンタでペットボトルとペットボトルホルダを受け取り、物販へ。
この日は4ヶ所の窓口が開いていました。用意していた5000円札を3点セットを交換する感じで、購入はとてもスムーズでした。
この会場には初めて来ました。
けっこう広いロビーにはお花もなく、ここでの談笑や歓談は極力お控えください、という告知もあるので、ガランとしていて寂しいです。こういう空間を目の当たりにして、一日も早い収束を願わずにはいられません。

'すみやかに着席'が促されているので、あちこちウロウロすることはできません。
が、ドア付近にあるはずの座席表が見つけられません。
Zeppのサイトの座席表にも列や番号の記載はないので、座席表ガイドというサイトを事前に見ておけばよかったな。
座席はどうやら2席空けているもよう。
キャパの1/3、ということですね。
前の列と交互に着席することになっているので、視界が遮られることはなさそうです。
A列は上手側、下手側にそれぞれ3席くらいあるのみ。実質的にはB列から、という感じです。
最前列とステージの間をニコ生のカメラが移動しています。このスペースを確保するためのA列の配置のようです。
椅子の下に荷物を置くつもりでバッグの下に敷く紙(帰りに捨てられるもの)を用意していたのだけれど、隣の席に置けるので不要でした。
ペットボトルが汗をかくので、荷物が濡れないようにペットボトルカバーがあるといいかもしれません。
着席してまずはグッズのライトの点灯確認をします。説明書に目を通し、絶縁の紙をそろそろと外して(引き抜くタイプではないので電池が転がり出ないよう気をつけて!)動作確認。
スイッチオン、点灯よーしっ!
本体を伸ばしてSPIN OFFの文字が光ることも確認。
このライト、けっこう眩しい光を放ちます。ライヴ中に使うとしたら、その向きに気をつけたいところです。
会場内にはTM Networkのインストが流れています。
当然、脳内でヴォーカルを補完します。
'声'は聞こえないとタカをくくっていたら、"GIRL"のサビで哲哉さんのコーラスが聞こえてきて不意討ちくらいました。
ステージ中央にはどこかで見たことのある字体でSPIN OFFと記された赤く大きなフラッグが2本、文字がよく見えるようにL字に(二辺に、ってことね)ポールが入っています。

この日のセットリストを置いておきます。

EXPO
69/99
SCREEN OF LIFE
Still Love Her
パノラマジック
PALE SHELTER
月はピアノに誘われて
(換気タイム・5分)
~フォークパビリオン~二つの赤い風船
 馬(吉田拓郎)vo.木根尚登
 せんこう花火(吉田拓郎)vo.宇都宮隆
 月の河
 Kickstart My Heart(Motley Crue)vo.阿部薫
DAソロ(feat.COME CLOSER)
(換気タイム・5分)
Children of the New Century
あの夏を忘れない
Gia Corm Fillippo Dia(Instrumental)
CASTLE IN THE CLOUDS
ALIVE
The Point of Lovers' Night
EC
 You Can Dance

Amazon Musicで私のプレイリストをチェックしてください: tribue live SPIN OFF 20200914
https://music.amazon.co.jp/user-playlists/1c62112523d6483593668a0e42e01be5jajp?ref=dm_sh_i9eqJcpkd2WpwLpdFMR1HEd6C

ニコ生配信があるからか、ほぼオンタイムでスタート。
うわっ!
のっけから選曲の神様がやってくれました。
逆回転とか逆再生といった単語が、曲のタイトルより先に浮かびます(こらこら、"EXPO"だってば!)
ニコ生の映像だと青白く見える天井のライトが、SPIN OFFの文字を灯します。ウツソロで'UTSU'の4文字を見たことがあったので、点滅のたびにカタチが変わっているなぁと思って見ていたところ、SPINOFFの順にドット絵のように文字を形づくっていることに気づきました。
ステージ下手から、葛Gを先頭に登場。立ち位置から少し前に出てきて、腰のあたりでパチパチと拍手する葛G、お茶目さんだー。マスクしてるし発声NGだし、いちばんのアピールは拍手だからめいっぱい拍手しているんですけど、まだ足りませんか?ひーっ💦
全員が揃った頃には2本のフラッグは撤収されています。
ステージ上に据えられたアクリル板、歌酔曲のときのものに比べると何倍?って思うくらい厚いです。新型コロナ対策のアイテムを、セットとしてうまく取り込んでいると感じました。厚みの部分が発光する仕様なのでしょうか。'アクリル板を見せる'ことが、対策してますというアピールというだけではなく、TM初期のSFっぽい世界観にもつながっているようにも思いました。

衣装について、えぇ、ウツの、です。
アンコールを含めるとざっくりいって4パターン。
①冒頭は黒づくめ。ハット(つばの部分には他の色が少し入っているようです)もスニーカーも首に無造作に巻かれたスカーフも。左の腰のあたりで黒いヒラヒラが揺れる、翻る。黒一色で、動きを見せてくれます。ちょっとスナフキンを連想するような出立ちです。
先日のウツキネ鑑賞会では二の腕も出していたけど、ライヴとなると身体のライン出したくないのかなぁ。ドラカニの衣装のように長い足を際立たせるデザインではないですし。今回のグッズのブックレットには、かつてのtribute liveの画像も載っていて、見比べると、厚み半分!?と思ってしまうくらい身体が薄くなりました。大病のあと、身体が変わったというお話もされていたことがあるので、ウツ自身が動くのに不自由を感じていなければそれでよいのですが。にしても、60代の衣装ではないですよね。大病のことや当年とって63歳という年齢はステージでは感じさせないぞという気迫みたいなものも感じます。えぇカッコしぃめ。
②フォークパビリオンでは白いオーバーオールに長袖シャツ。スニーカーも白です。オーバーオールのストラップは左肩のみという崩した着こなしです。譜面のファイルを手に袖から登場したウツ、初日ということもあってかちょっと恥ずかしげな感じでした。
③フォークパビリオンの後は黒の衣装に。左の前身頃がEXPOっぽい?U_WAVEっぽい?カラフルなプリントです。そして、左サイドのひらひらが長くなった、かな?わーい\(^-^)/
④アンコールでは、グッズの黒シャツの上に白シャツを重ね着。手首のあたりに黒い袖が少しのぞいていて、カジュアル感たっぷり。野球のユニフォームっぽいな、と思ったりして。

69/99、SCREEN OF LIFEと披露して、メンバー紹介。
客席は発声NGということを受けて、"心の中で歌ってるよ"というときはこう、と胸の前で両腕をクロス(おおきなくりの木の下で、のアレです)して見せ、このポーズ、と云っちゃうウツ。
それに乗っかって
「聞いてねーよ、っていうときは、こう?」
と両耳を人差し指でふさぐ木根さん。
こういう人たちなんです。
パフォーマンスはカッコいいのに、話し始めるとくっだらねーし、グッダグダだし。

フォークパビリオン、今回はあると思っていなかったのだけれど、このコーナーの前後に5分の換気タイム。
着席&給水タイムとしてありがたいです。
ドアを開けての換気で、2席空けているからでしょうか、けっこう涼しい、というか、ちょっと肌寒いくらいでした。
本編終了からアンコールまでの間よりも換気タイムの方が長い印象。お手洗いに行くなら、換気タイムに、でしょうか。

かつてない状況でのライヴ開催。
他のアーティストのライヴではフェイスシールド着用とか着席での開催があったので、実はtribute liveでも着席を覚悟していました。
でも、始まったら、うわぁっ!と(いう音はしないけど)立ち上がる気配が。
振り返ると後ろの列も立ち上がっています。
ダメなら事前にがっつり場内アナウンスがあったはずだと思い、Stand up!
あのセットリストで着席はつらいよねぇ(ほっ)

Still Love Herではウツもアコギを弾くので、暗転の中セッティングしている途中でストラップ踏んづけたのが見えたけど、そこはご愛嬌、無問題!
まだ初日だもんね。
ライヴは生き物でナマモノ。
彼らのステージは回を重ねるごとに進化するものだし!

tribute liveのステージにリーダーはいません。
でもね。
オープニングの"EXPO"とか、大ちゃんソロにフィーチャーされている"COME CLOSER"とか、その存在を感じさせてくれるの。
小室哲哉というTMのメンバーのための'場所'が用意されている、とでもいうのかな。
そういう構成が、ウツソロでも木根ソロでもない、ってことなのかな。

座席によっては、アクリル板に映るアーティストの姿も楽しめます。
木根さん側のアクリル板に映ったウツの顔が、ね。鏡像になるのだけれど。
以前からウツの鏡像ってやさしげというかやわらかいというか、そんな風に思っていて。この日も鏡像より近くにご本人が見えるにもかかわらず、見とれてました。

前述したように、換気タイムの存在をふまえてのライヴ構成と思われる、その中盤のフォークパビリオン。
木根さんにとってはホッとできる時間のようです。
ウツのトークのフリーダムさといったら、木根さんに対して容赦ないし、それでいてリラックスしているのが表情から伝わってきます。

木根さんから、ウツと初めて会ったときのエピソードが。これ、テッパンネタですね(ネタ?)
・ウツがブランコに乗っている
・ウツがおせんべいを食べている
・子供の頃の星飛雄馬みたいに、ウツの頬骨のあたりに線が入ってた
・一緒に野球をしようと木根さんがウツを誘った
こんな感じでしょうか。ウツはあんまりよく覚えていないようですが。

この日フォークパビリオンで披露されたカバー曲が、吉田拓郎の"馬"て!!
変化球というより、隠し球って感じだよね。

ウツキネ二人の母校の立川第六小学校の児童と木根さんとで曲を作ったこと、
「ニュースになってた」
と話を振るウツ。
"未来はぼくらを待っている"というタイトルを引き出してくれました。
さらには
「歌って」
と無茶振りも。
木根さん、ちょこっとだけ歌ってくれました。
二人で話しているときのウツ、素なのかなーと思う表情を見せてくれます。
歌酔曲で見たような爆笑は、この日見なかった気がします。
大好きなヴォーカルは、こういう表情を持っていたんだなぁ、と改めて確認しました。

二人の間のアクリル板を見て
「かこうか?」
と、ウツ。
えっ、書くの?
描くの?
できることなら、亜土ちゃんとして、ニャロメでも描いていただきたいです。
となると、衣装スタッフさんにはキャスケットを用意してもらわないと、だ。

アフロヘアのウィッグでドラムを叩く木根さんとか、ベース弾くウツとか、見どころたくさん。
おもちゃ箱みたいなライヴだと思いました。
セットリストも1stアルバムから最新アルバムまで、バラエティに富んだ選曲。
"PALE SHELTER"が聴けたのが、めっちゃ嬉しかったなぁ\(^-^)/

アンコールで"You Can Dance"て!
選曲の神様、アナタは鬼ですかっ!
一緒に歌えない、発声できない分、拍手して、腕を振り上げて、乳酸がっつり作ったところにっ!

今回のセットリストには入っていないのだけれど、"Beyond the Time"で、両手のてのひらを上に向けて、何かを持っているor支えているかのようにゆっくりと上げていく、という動きをすることがあるウツ。
映画"逆襲のシャア"に使われている曲ということもあって、ウツがコロニー落としを阻止してる!と見るたびに思います。
この日も、どの曲で、だったかなぁ、ライヴ終盤で同じような動きをしているのを見て、何故だかわからないのだけれど、ヴォーカルとしての気概とか矜持というコトバが浮かんで。
出典を明示できないし表現もうろ覚えなのだけれど、ライヴが始まるとウツはフロントマンとして全てを背負うことになる、と、以前、哲哉さんがおっしゃったことがあって。
ウツ自身そう思っているかどうか知る由もないし、ステージは一人で作るものではないことはわかっているけれども、気負うことなくパフォーマンスを楽しんでいる自分を見せること、が、今のウツにとっての'引き受ける'ことなのかなぁ、と思ったライヴでした。
繰り返しになるけれど、この日ウツが見せてくれた笑顔はニコニコと表現するものよりも、とても穏やかでやわらかな'笑み'に近いものがとても印象的で。
怪我とか病気とかいろんなことを越えて、年齢を重ねてきたヴォーカルがいるなぁ、と思った次第です。
静かで、それでいて確かな力を感じました。
でもでもっ!
フォークパビリオンで"せんこう花火"を歌ったあと
「最近は先生のことを先公っていうひと、いないよね」
と、木根さんは'線香'から'先公'を思い浮かべたようですが、ウツは'先行逃げ切り'を思い浮かべるひとなのです。
木根さんとのゆるーいトークの中でチラリ、本音というか性格が出たな、と思いました。
そういうひと、なのだと思います。

「また明日」
おしまいに、木根さんがそう言ってくれました。
うん、またあしたねっ!

どんなライヴになるんだろう。楽しみであると同時に、不安でもあったの。
でもね。
うまく言葉を見つけられないのがもどかしいのだけれど、すごーく、なおかつさりげなく、案じてくれているんだな、と思って。
あの声が、自分がいる空間をふるわせていることの幸せをかみしめてきました。
泣かなかったよ。

アンコールを含め約2時間のライヴに係わってくださった全ての人が、安全に催行されるよう心を砕き、動いてくださったのを感じたし。
心からのありがとうを。

ニコ生では、アフターライヴにウツキネお二方からのメッセージが発信されたんですね。
3人がけのソファの左端にウツ、右端に木根さん。
主に木根さんがお話ししていて、ウツはもっぱら相づち係。
お疲れ様でした。

ライヴ中、曲のタイトルがテロップで出ていたニコ生。
最近興味を持った、とか、ちょっと見てみたい、という方には、配信は入口として良いと思ったし、曲紹介付きなのは親切だと感じました。
配信チケットは現場のチケットよりいくぶんお安いし手に入れやすい。PCやスマホで見る分には発声だってOK。タイムシフト視聴もできる。
今となっては、どうしてもっと前から配信がなかったんだろう、とオーディエンスの一人として思います。
運営サイドからすれば手間隙がかかって大変だろうとは思うけど、ウツソロやフォーパビで配信のノウハウは持っているはずだし。会場分のチケット販売枚数が少ない分、配信で稼ぐことができたらいいよね、って。
家庭の事情や仕事の都合で会場に行く時間を捻出できない、とか、ウチでなら鑑賞できる、というケースはあると思うんだよね。
多様性って、そういうことだと思うんだ。
現場と配信、どちらにも一長一短あることをふまえたうえで、そのときどきの自分に合った楽しみ方ができるようになるといいよね。
それにしても。
配信チケットの代金とかギフトって、どう配分してるんだろう……