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tribute live SPIN OFF T-Mue-needs@Zepp Fukuoka 1018(配信) ~感想、の、ようなもの~

※ネタバレを含みます。ご注意ください。
また、うろ覚え、記憶違いがあるかと思いますが、ご容赦ください。

SPIN OFF、本日の会場は福岡です。
本編14本のツアー、この日が前半戦のラスト。折り返しになります。
今日も配信でライヴを楽しみました。

福岡もお天気よさそう。
ウツも木根さんもなかなかの雨男だと思うのですが、"マイナスとマイナス プラスになる"ということ?

まずは会場情報から。

会場:Zepp Fukuoka
(福岡市中央区知行浜2-2-1)
  地下鉄「唐人町駅」下車徒歩15分
  西鉄バス「九州医療センター」または「ヤフオクドーム前」すぐ
公式HPのURLは、こちら↓
https://www.zepp.co.jp/hall/fukuoka/

お天気が良くて時間に余裕があれば、地下鉄を利用してお散歩感覚でのんびり歩くには良い距離だと思います。
プロ野球の試合があるときはバスの本数も多いけど、道路が混んで時間が読めないので要注意。

続いて、この日のセットリストを。

EXPO
69/99
SCREEN OF LIFE
Still Love Her
Rainbow Rainbow
PALE SHELTER
月はピアノに誘われて
~フォークパビリオン~ダ・カポタスト
 馬(吉田拓郎)vo.木根尚登
 いつの間にか少女は(井上陽水)vo.宇都宮隆
 月の河
 Kickstart My Heart(Motley Crue)vo.阿部薫
DAソロ(feat.COME CLOSER)
Children of the New Century
あの夏を忘れない
Gia Corm Fillippo Dia(Instrumental)
CASTLE IN THE CLOUDS
ALIVE
The Point of Lovers' Night
EC
 You Can Dance

冒頭の演出で、天井のライトがSPIN OFFの文字を作っているのが好き。
見えるかなぁ、見えるといいなぁ、そう思って配信の画面を見ています。
肉眼で見るのと違って、ライトが滲んで見えて、これがそうだとわかっているから、というレベルでSPIN OFFを視認。
全般的に、広いステージに空気感が伝わってくる、メリハリのきいたライティングでした。

ウツは前日と同じくらいゆるーくストールをまいて登場。
"69/99"の"光になるよ♪"で、左手を前方上に差しのべて、"yeah"(と聞こえた)

"SCREEN OF LIFE"の白いフレームも、きっぱりした感じがします。

ウツ「どうもこんばんは。やっと福岡にやって参りました」
というご挨拶に続いて、メンバー紹介。
べーあん「こんばんはだっちゃ。なんですかぁ、このバカチンが!」
……だっちゃ、って福岡でも言います?富山、新潟あたりの方言かと思ってた……
KG「いぇーい!みんな、はよ帰って、ねり」
リアクションの薄さに、葛城さん、かまってほしそう。
KG「"ねり"って……"ねり"、ダメ?言うよね?」
寝なさい、っていう意味でしょうか。つか、ステージ上の4人に訊いても……5人のうち、いちばんネイティヴに近いのは葛城さんでは?
大ちゃん「ばりこんばんはだっちゃ」
木根さん「いばぼーきこへるーあのぉおふくろのーこへ♪コラてつや!こんばんは」
ウツ「てつやじゃない(なぜか平板イントネーション。"徹夜"に聞こえる)」
木根さんのご挨拶にばっさり返して、自身はお辞儀だけのウツ。
ウツ「ほっとけばいいんだよ、やりっぱなし」
いいなー、この"ウチはウチ、よそはよそ"っていう感じ。
ウツ「方言っていうのはさー、昭和じゃないんだから古いよ」
"方言自体が古い"のではなく、地方公演だからご当地の言葉でっていう考え方が、という解釈でOK?
ウツの発言って、字面だけだと"???"になることがちょいちょいあるけど、おそらく本人のアタマの中にはアウトプットされなかった言葉もあって、ちゃんと意味が通じているんだろうなぁ。
木根さん「世界は一つだよ」
と、スケールの大きな発言をしたかと思うと、客席に向かって語りかける木根さん。
木根さん「ホントにありがとう、来てくれてね」
ウツ「次の曲はみんな一緒に歌ってください、心の中でね。配信は(声を出して)歌ってもいいの」
と"STILL LOVE HER"へ。
えぇ、歌ってますよっ♪

その次は"RAINBOW RAINBOW"。10月3日に続いて二度めです。
イントロのキラキラした音は、哲哉さんのキラキラ感とはベクトルの異なる大ちゃんのキラキラです。
スクリーンも込みで、虹色です。
間奏の"twinkle …twinkle…"は哲哉さんの声ですよね。この日、"てつや"くんはあちこちで存在を感じさせてくれます。

"PALE SHELTER"のイントロの葛城さんのギターの音、前日とは違う響き方をしているように感じます。
ハコの大きさの違い?音響スタッフのスキル?楽器とハコとの相性っていうのもあるのかな?

"月はピアノに誘われて"も久しぶりに聴く感じがします。
イントロや間奏をエレピで弾く木根さんの手、それもキーボードの下側から撮っているのって珍しいなぁ、そう思って見ていました。
上手の端から斜め上にカメラを向けるとああいう映像になるのかな?

換気タイムではスクリーンが綺麗なブルーに。
フォークパビリオンのためのアコギのチューニングは、木根さんが人差し指で上を指して"ちょっと上げて"とスタッフに指示。ウツは左手でOKの合図。
2人がハケた会場に他用SPIN OFFの声。ウツのそれは、がっつりディレィがかかっています。

この日のフォークパビリオン、木根さんは上手から登場です。紺のギンガムチェックのシャツの袖を肘までまくりあげ、第一ボタンを外してTシャツがのぞいています。ウツは袖口のボタンをきちんととめているようです。
ウツ「(譜面のフォルダを開きながら)先生は今日、どの班で食べればいい?」
出席をとります、ではなく、ランチタイムのようです。給食、かな?
木根さん「3班です」
ウツ「っひっひっ」
即レスにウケて笑ってたけど、笑い声は"はっはっは"じゃなかったよね。
木根さん「3班の班長の小室くんが今日欠席なんで」
これを聞いてすっと立ち上がったウツ、アクリル板に

と書きました。
その1文字だけ。
ということは、以前"て"と書いたのも、そのつもりだったのでしょうか。
欠席って、給食のメニューにお魚があったからでは?と思ったり、でなければ、あつしくんのところに?とも思ったり。
MAYが通っていた小学校の教室には教卓とは別に先生用の机があって、そこで給食を食べてらっしゃいました。班ごとに机を寄せあって食べてたけど、先生が巡回することはなかったかな。
で、フォークパビリオンワールドでは、班長が欠席したらその班は先生と一緒に給食を食べられない決まりですか?
欠席というと、プリントを持っていく、っていうのが浮かぶ世代のMAYですが、じゃあ木根くん小室くんにプリント持って行って、とは続かないのがウツキネらしいな、と。
この日のデュオ名は"ダ・カポタスト"。元ネタはダ・カーポ。ダ・カーポとカポ、ひっかけてある?つか、"タスト"って?
木根さん「けっこんーするってーほんとーですーかー♪」
と、ダ・カーポの歌を(このフレーズだけ)歌う木根さん。
ウツ「別にさぁ、どってんかいめいしなくていいんじゃない?」
説明しなくても、ということかと。ウツ、"どってんかいめい"けっこう好きですね。以前にも聞いたことがあるなぁ。"かいめい"に昭和を感じます。
フォークパビリオンの1曲めは
木根さん「"豚"でいこうか?」
と提案するも、却下され。
これまでも、ウツは"はいっ!"とか"いえっ!"といった合いの手を入れたり、"うまーが手を振った♪"に合わせて右手を振ったりしてきたのに、この日に限って手を振ったのを"ストップ!やり直し!"の合図と思ったのか、
木根さん「うまーが……うまーが歌ってる」
と、歌詞がすっぽぬけて。それでも止めずに最後まで歌ったあとで
木根さん「手を振ったウツに気をとられたオレはプロじゃないって?」
ウツ「そう」
2曲めは、井上陽水の"いつの間にか少女は"、シングル"夢の中へ"のB面の曲だそうです。
ウツがヴォーカルをとります。陽水の曲を歌っても、オリジナルのような硬質なところがないですね。
木根さん「さがしものは♪」
ウツ「なんだろ」
木根さん「ボクは人生をさがしてます」
ウツ「60過ぎても?」
"一生さがしてる"んだそうです。けっこう深い一言です。
"月の河"、少し前から気になっていたのだけれど、ウツかな?"じでんしゃ"って歌ってる? たまーに、そういうひと、いますね(くっくっく)
べーあん「コラー!もう時間ですよ。押してますからね。I Hate Folkといいながら、フォーク嫌いじゃありません。皆さんもそうでしょ?」
と、メタルパビリオンを始めるべーあん。この日気づいたのだけれど、べーあんの黒いシャツ、ボタンのラインがゆるやかなS字を描いているんですね。面白いな。
黒Tを着た葛城さん、ライトあんよ奏法のポーズをとってくれました。
ハリセンを手にした木根さんの頭にはツノ。この日はマスクはしていません。サングラスがくもったりするのかな?

"COME CLOSER"で大ちゃんは上着を脱ぎました。前日のドット柄ではなく、赤白のチェックのシャツをお召しです。
ところで、大ちゃんって、ツーブロだったの?

"Children of the New Century"で、ウツの衣装、具体的にいうとジャケットの下に着ているのは終盤でひらひらさせているシャツなのか、同じ柄のノースリーブなのか、ざっくりいうと袖問題が気になってきます。ジャケットの袖、タイトではないけどゆったりもしていないんだよなぁ(ぶつぶつ)前日あたりから、それはそれは気になってしようがありません。
イントロの8小節、客席に背を向けているウツ。この手の動きで水芸が見たい、と不意に要らんこと考えてしまった……
ライティング、めっちゃ好みです。Step into the New感がある、とでもいいましょうか。

"あの夏を忘れない"の"まーもーりたいのは♪"のところで、マイクスタンドを腕の中にとりこむように手首を重ねるウツ。けしからん振りだなっ
最後の"だらすたんっ!"で、きもーち上手側に顔を向けて、ドヤ顔キメてくれました。

"CASTLE IN THE CLOUDS"はライティングがカラフルで表情豊か。これでもかっ!っていうくらい、惜しげもなく使ってるなぁ、と見とれてました。

"ALIVE"の"れきーしーをーくりかーえーすー♪"で、上げた右足のふとももで水平にしたマイクスタンドのまん中あたりを支えて、反時計回りに30°くらい回して、っていうその間ずっと左足だけでバランスとってました。さらっと難易度高いことやってのけてます。
"すてーあらぃ♪"でカメラに向かって左手の手振り。この日は配信を意識した発言や仕草がいっぱいあるなー、と。それをちゃんとカメラがとらえてくれているのが嬉しいです。

"The Point of Lovers' Night"の"つーよーく抱き締めていてー♪"のところで自分を抱き締めるウツ。こういうの、ちょいちょいやってますね。
最後のラララ♪を自分では歌わずマイクスタンドを客席に差し出して!どーすんの、発声NGなんだよっ?思わず、だったとみえ、割とすぐにマイクを戻してましたが、オーディエンスは試されてましたね。
曲が終わった後のライティングが"大聖堂の中のキャンドル"といったイメージでとても綺麗でした。これも会場にいると見え方が違うのかもしれませんが。

進化したライティング。
表情豊かなウツ。
ブレスもほとんど聞こえなかったし。
カメラワークもとても好み。何を撮りたいのか迷いなくカメラを向けて、いつように感じました。ピントが合ったクリアな映像をありがとうございました。

アンコールのステージに戻ってくるまで3分ほど。
ウツ「楽しんでいただけたでしょうか」
とオーディエンスに声をかけ、なぜかドラミング(木根さん以外の4人がしていたようです)
ゴリラ、って……
アルバムタイトル?
"You Can Dance "の間奏の、べーあんリモートもぐもぐタイム、釣竿の先で揺れているのは、めんべい。
食べづらそうです。
べーあんが食らいついたあともなかなか釣竿からはなれないめんべい。
KG「釣竿はほっときなさい」
で、このあたりで木根さん、エレピで即興弾いてませんでした?
腰をおとしてギターを弾く葛城さんとアクリル板をはさんで、空気椅子のウツ、とか。"(夜が明けても)やっ!だんっ!しんっ!"の3連打が左手(たいてい、べーあんに近い右手で、だよね?)だったり。珍しいものを見せていただきました。
べーあんは"押してます"と言ってたけど、結果的に20時には
ウツ「ありがとー!」
が聞けました。いいの、短くても。充実してたから。

配信限定のウツキネトークは、ウツの両膝鑑賞タイムとなりました。
それに気をとられたのか、じゃんけんはパーで引き分けに(ちっ)

この日は、歌詞が"もにょ"った件があちこちに。
噛んだ、とか、間違えた、とか、すっぽぬけた、というのではなくて。でも、何かうにょうにょ歌っているゾ?という案件。
"69/99"の、ここで"何かが"
"SCREEN OF LIFE"の、"手遅れな人は"山積みに
"The Point of Lovers' Night"の"いーまーは"まだわからないー
間違えたり、すっぽぬけたり、もにょったり、は、ウツの場合、好調・不調のバロメーターではないと思っていて。
リップシンクではない証、と考えるくらいには慣れている、いや、慣れてはいけないのだろうけど。
ウツには、歌詞を正確に歌うことに軸足を置くより、ライヴ感を大切にしてほしい、というか、歌うことを楽しんでほしいと思っているので、全然、無問題です。
まぁ、ファンサービスとも思っていませんが。って、ファンサービスというのは、そのあとのリアクションがそうなのだろうけど。
かつて葛城さんに"可愛いは正義"と宣ったそうなので、リアクションも確信犯(本来の意味じゃない確信犯、ね)と思われます。
悔しいので、きゃーかわいいっ!と黄色だか黄緑だかの声はあげない。それくらいヒネクレてはいる自覚はあります。
いや、可愛いのはわかってる。カッコいいも以下同文。つか、どっちも属性ってやつでしょ?
年齢を重ねることで、いい感じに力が抜けた気負いのないカッコよさ、なんていう怪しからんものまで身につけてしまったと思うぞ。
隆、おそろしい子!(月影先生風に)
天使とか妖精とか形容されるのも目にしたことはあるけど、ウツはウツというイキモノ、なんである。
ウツの前にウツなし。
ウツの後にウツなし。
すっげー"めぢから"でドヤ顔キメたかと思うと、目尻に笑いじわ刻んで笑ったりもする。
いろいろとズルいです。

ライヴに関わる全ての方が、無事にゴールを迎えられますように。