After Effectsで作業用スペースをリニア化を有効にしてMagic Bullet Looksを使うときの注意点
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After Effectsで作業用スペースをリニア化を有効にしてMagic Bullet Looksを使うときの注意点

After Effectsでプロジェクト設定にある<作業用スペースをリニア化>を有効にして、カラープロファイルがsRGBの素材にMagic Bullet Looksを使うと画像や映像が暗くなって困ることがあります。

プロジェクト設定

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After Effectsでの画面

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Magic Bullet Looksでの画面

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これは、「作業用スペースをリニア化」を有効にするとAfter Effectsでの色空間はリニアカラースペースになります。素材データはリニアに変更されているのですが、After Effectsではビューメニューにある<モニターのカラーマネジメントを使用>がオンになっているので、sRGBモニターでも素材本来の色で作業が行えます。
ですので、<モニターのカラーマネジメントを使用>をオフにするとLooksと同じように暗くなります。

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Looksは、このカラーマネジメントがオフの状態(リニア化された)のデータを受け取るために、素材が暗くなっています。

カラーハンドリングでLooksでの色を正しくする

暗くなった原因が「素材のカラープロファイルがリニアになっている」ということわかりましたので、それに合わせれば問題は解消できます。

Magic Bullet Looks 5以降の場合

Looks 5以降であれば修正は簡単です。Looks 5ではカラーハンドリングのための機能が追加されており、素材のカラープロファイルを自由に変換して入出力できます。
LooksのEdit画面の下部にあるツールチェーンは、デフォルトではInput Is とOutput IsはsRGBになっています。そのため、プロジェクト設定でリニア化された素材がsRGBとして扱われ、色がおかしくなっています。ですので、InputとOutputのGammaをそれぞれLinearに変えてもらうと、正しい色で確認できます。

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なお、素材はリニアですが、正しい色で見えているのは上部にあるsRGBプレビューが有効になっているからです。これを使うと、リニアでもs-LogのデータでもsRGBモニターで正しく見ることができます。
あとは、自由にエフェクトを掛けることができます。
このようにLooks 5は、強力なカラーハンドリング機能により、いろいろなカラープロファイルの素材を混在していても、統一して使うといった使い方もできます。

Magic Bullet Looks 4以前の場合

Looks 4以前では、このImputとOutputのカラーハンドリング機能がありません。ですので、リニアのデータはリニアとしてしか使えません。これを解消するためには、After EffectsのカラープロファイルコンバーターをLooksのエフェクトの前後に適用します。
Looksの前では、入力プロファイルはプロジェクトの作業用スペースのままで、出力プロファイルをsRGBにします。これにより素材をsRGBとしてLooksに渡すことができます。
あとは、Looksでエフェクトを適用します。
適用後、データはsRGBに変換されていますので、もう一度リニアに戻す必要があります。ですので、再度カラープロファイルコンバーターを適用して、入力プロファイルはsRGBで、出力プロファイルをプロジェクトの作業用スペースにします。こうすることで望む結果が得られます。

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