デザイン日記(1月14日)#保育園
今回のテーマは保育園・幼稚園です。
懐かしい感じしますね。昔保育園いくの嫌すぎて毎日泣いてたの思い出します。母は大変だっただろうな。感謝の念が湧いてきたところで始めていきましょう。
今回注目していきたいのは、それぞれの保育園で子供たちに対して、そして親御さんに対してどんなことを重視しているのか。それをデザインにどう落とし込んでいるのかということです。
今回のwebサイト
・すかわ保育園:https://sukawa-hoikuen.com/
・わかば保育園:https://wakabacare-hoikuen.com/
・こどもの丘ナーサリー:https://kodomonooka-nursery.jp/about
それぞれの違いがみられる点
まずは、それぞれのサイトで大きく異なる点をあげていくことで、それぞれのメッセージやデザインの良し悪しについて深掘りしていきたいと思います。
1.フォントはゴシック体?or 丸ゴシック?
フォントは読者の抱くイメージに大きく影響を与えるため、どんなことをユーザーに伝えたいのかについてフォントを通して考えていきます。
2.パーツは直線中心?曲線中心?
カクカクなのかゆるやかなのか、それぞれのサイトで受ける印象がかなり違いました。
3.イラストが中心?それとも写真?
イラストを使うか、写真を使うのか、それぞれの利点や理由についても注目していきます。
1.フォントはゴシック体?or 丸ゴシック?
3つのうちわかば保育園のみがゴシック体に近いフォントを採用していました。
ゴシック体の印象の中には、「面白い」「楽しい」「親近感がある」といったものが。太字のゴシックなので、より一層そのイメージが強くなってますね。
また、わかば保育園のサイトは全体を通してジャンプ率が低いので、ゴシック体の「シンプル」な印象と相まって真面目なイメージを伝えているのだと思います。
あとカーニングが入っていてみやすいです。
すかわ保育園は細めの丸ゴシックを使っていました。丸ゴシックの与える印象は「やさしい」「ソフト」「ワクワクする」「ナチュラル」といった感じ。
わかば保育園とは打って変わって細字のフォントなので、今度は「やさしい」印象をより与えていますね。
ただ、フォントが細字なのもそうですが、かなり余白が多いレイアウトなので、どこか保育園にしては寂しい感じです。
「のびのびと過ごす」ということをコンセプトにしているので、あえて空間を広く見せているのだと思います。
こどもの丘ナーサリーは見出しに太字の丸ゴシックを使っています。
細字と比べると、ポップで親しみやすい印象が強まった感じがします。
サイト内は、保育園児の子の中でも小さい子が中心に写っていますので、小さい子を優しく守ってくれるような安心感を表現しているのだと思います。
2.パーツは直線中心?曲線中心?
すかわ保育園は直線によるデザインが多くみられます。角は少し丸くなっているので優しい印象を受けますね。
直線の使い方もかなりシンプルです。余計なイメージを付けずに、広い空間での自由な時間を思い起こさせるためでしょうか。
わかば保育園は、どちらも混ざった感じですね。どちらかといえば直線が多いかな。
不規則な直線や手書きっぽい曲線を使っているので、「工作」をイメージします。保育園での生活で必要な遊びを連想させるためにこのようなパーツを使っているのでしょう。
こどもの丘ナーサリーは曲線が中心のデザインです。背景の曲線は緩やかで優しいイメージがありますね。
画像の角も他と比べるとかなり丸くなっているのも、優しい感じ。
3.イラストが中心?それとも写真?
対照的だったのは、すかわ保育園とこどもの丘ナーサリーでした。
すかわ保育園はロゴとアイコン以外は全て写真によるデザインでした。なので子供っぽいデザインではないですね。
ターゲットがより「自由」を重視するような親御さんだからでしょうか。
こどもの丘ナーサリーはかわいいイラストがそこかしこに入っていますね。楽しい体験ができそうな印象と同時に、柔らかいタッチのイラストなので、これまた優しく面倒をみてくれそうな感じがします。
少し心配性でしっかり面倒をみて欲しいという親御さんは安心感がありそうだと思いました。
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