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【マンガ】詩歌川百景

どうもmaxiです。
最近やっとこさ何冊か漫画が読めています。

中々ガツっと時間は取れないので小説や、活字は難しいのですが
マンガであればある程度の時間で家事と仕事と育児合間をみて読むことが出来るので読んでいます。

昨日は『路傍のフジイ』を読んだ感想を書きました。

という事で今日も面白かった漫画の感想を書きたいと思います。


『詩歌川百景』とは

作者
吉田秋生

『月刊flowers』にて連載中。

【あらすじ】

山形の山里にある小さな温泉町・河鹿沢温泉の旅館で湯守り見習いとして働く和樹。弟の守とともに、旅館の女将や周囲の大人の思惑に時に守られ時に翻弄されながら暮らしている。大人たちの抱える過去、そして河鹿沢温泉に数年前に引っ越してきた旅館の大女将の孫娘・妙をはじめ幼なじみ達との友情と恋と人生が静かに紡がれていくーーー

フラコミ

多くの人気マンガ作品を生み出している吉田秋生先生の現在連載中の最新作。
吉田ワールドに酔いしれてください。


『詩歌川百景』を知ったきっかけ。

きっかけはラジオでCMが流れていまして

「親に捨てられた青年和樹……
初めて深呼吸が……」


へーどんな話だろー
調べたら

吉田秋生先生じゃん!!!

『海街diary』の!!

『BANANA FISH』の!!

吉田秋生先生じゃん!!

と気がつきまして、本屋さんに買いに行きました。笑


感想

正直

myオールタイムベスト級の作品が来てしまったと思いました。

ここには『人間が描かれている』と思ったのです。

人間の優しさや恐ろしさを描くマンガやエンタメ作品は多くあります。
優しい人は善人
怖い人は悪人
今は一昔前に比べればそういったステレオタイプの表現は減ってきています。
人間は一面だけでなく多面的なもの
多くのメインキャラクターたちの描写は今やこのように描かれているのがデフォルトです。

もちろん『詩歌川百景』のメインキャラクターたちはそのように描かれています。

しかし私が度肝を抜かれたのは

メインキャラクターの家族や周囲の人間の
「善意と悪意の入り混じり方のリアルさ」
です。

実際に私たちが生きている世界に存在するのは
主人公の和樹たちよりも
周囲のキャラクターのような人たちです。

善良な市民でありながら
家族には信じられないような暴言、悪意を無意識に放つ。
これこそリアリティであり、多くの人たちが苦しむ原因の発端であることを吉田先生は明確に書いてくれています。

『詩歌川百景』でどれだけの人が救われるでしょう。

ぜひ読んで欲しいです。


おわりに

ということで本当は作品の詳細な話も書きたいのですが

なんせ時間がない。笑

いつかどこかで細かいお話ができたらうれしいですねー。

ちなみにこの『詩歌川百景』ですが

なんと
『海街diary』とリンクした作品なんです!!

『海街diary』を読み返すほかない。

『海街diary』を再読したらこちらにまた書きたいと思います。


早く最新5巻出ないかな〜。

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