エクスターナルオブジェクト- sg.cross˜

皆さん、こんばんは。

かつて、ある機会にクロスシンセシスのエクスターナルオブジェクトを急いで作ったことがあります。今日、Max8のAPIは変わってしまったことだろうと思いながらも、試してみたら無事に動きました。

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クロスシンセシスを大まかに説明すると、あるサウンドとあるサウンドを混ぜ合わせる技術です。もう少し厳密に説明すると、あるサウンドを分析(フーリエ変換)したものに対して、もう一つのフーリエ変換で畳み込む方法です。

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ここではDSPの理論解説を目的にしていないので、詳細に関してはEmprise(エンプリズ) の書籍の中の342ページから354ページを参照してください。

後藤英(2016)『Emprise(エンプリズ)』スタイルノート出版社
https://www.stylenote.co.jp/bd/isbn/9784799801482/

クロスシンセシスは原理的にフェーズボコーダーと一緒だと言ってもいいでしょう。ある音とある音の両方の形を残しながら混ぜ合わされるので、容易に興味深いサウンドを作ることができるのが利点です。さらに、音の時間軸の進行に沿って混ぜ合わされるので、時間による変化も豊かです。インプットのサウンドを用いることによって、ライブでも有効に使用することも出来ます。

https://www.youtube.com/watch?v=oaFafKMWm1Q

これを用いたパッチの例をさらに発展させて、Maxサマースクールの受講者の方に開催中、配布できればと考えております。

MaxのMSPの基礎的な使い方に関してはがMaxサマースクールにて詳しく講義をします。

http://maxsummer2021.geidai.ac.jp/schedule/

現在、Maxサマースクールの受講生を募集中です。
応募に関しては以下を参照してください。


明日、今年度のMaxサマースクールの講師陣によりプレトークが開催されます。

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プレトークでは今年の講義内容や講師がどのような解説を行うのかなどを見ることができます。是非ご視聴ください。⏬

https://maxsummer2021.geidai.ac.jp/pretalk/



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