後藤英チュートリアル2-Maxからターミナルを操作する方法

皆さん、こんにちは。

東京芸術大学、音楽環境創造科、准教授の後藤英です。今日も後藤研究室で開発されたMaxの例について紹介したいと思います。
今日、ご紹介するのは修士一年の鄭瑀が作った、Maxからターミナルを操作する方法です。

昨年、私のAIベートーベンがテレビにてしばし取り上げられました。鄭瑀はこのプロジェクトの中で協力してくれています。



これは女性の顔をAIで認識させ、さらに音楽のAIでそのデーターに基づいて作曲をする作品です。音楽の機械学習の部分はMagentaのTransformerを使っています。このパッチはMaxからリアルタイムでTransformerを用いて作曲し、MIDIファイルを再生させるものです。

Magentaの部分に関しては、以下の表の通りです。モデルを作成する段階では、事前にUbuntuと強力な2台のGPUを装備したデスクトップPCで作成されました。

画像1

このモデルをmacOSに移し、Maxからターミナルを操作する方法が用いられています。ターミナルを操作するためにスクリプトが事前に書かれました。


Maxから実行する方法:


画像2


shellオブジェクトとは、Shellスクリプト(Unixコマンド)を呼び出すためのMaxオブジェクトです。また、ここで使われている「osascript」はAppleScript(OSAスクリプト)を呼び出すUnixコマンドです。


画像3

実行動画:

https://www.youtube.com/watch?v=GJH5Yxz7qjs

Maxの基礎的な操作方法に関してはMaxサマースクールにて詳しく講義をします。

まだまだご応募お待ちしております。
http://maxsummer2021.geidai.ac.jp/schedule/


また、イブニングセッションの発表者とコンサートの出演者も同時に募集しております。

是非ご応募ください。
https://maxsummer2021.geidai.ac.jp/callforpresentation/

https://maxsummer2021.geidai.ac.jp/callforworks/

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?